6/17のMarsTodayによるとBoulderのColorado大学がGeophysical Research Letters(アメリカ地球物理学連合の刊行物)に火星に古代湖の存在を示す証拠を発見したことを発表したそうです。
発表者は、Di Achille(CU-Boulder Research Associate)、Brian Hynek (CU-Boulder Assistant Professor)とMindi Searls(CU-Boulder Research Associate)他、大気と宇宙物理学研究室の皆さんです。
Mars Reconnaissance に搭載のHiRISEによる影像の解析から分かったとのこと。
詳細は、下記にて
http://www.colorado.edu/news/r/7e9c22ec0cd6dabc007bb14ed2e29f16.html
場所は、Shalbatana Vallisとして知られる大きな谷の中央の位置だそうです。
大きさは、面積が207平方kmで深さが500mだったとのこと。
Googleで見てみると、Shalbatana Vallisは、北緯7.71°経度-42.1°です。アメリカのPathfinderの着陸地点が北緯19.10°経度-33.25°でソ連のMars2Landerが北緯4°経度-47°です。二つの探査機に挟まれる位置ですね。
GoogleMarsで見たんですが、経度がマイナスということは、西経と表現しても良いんでしょうが、私は、あまり詳しくないのでそのままとしておきます。
通常、考えられていた41~37億年前のNoachan時代よりも後の34億年前のHesperian時代に存在していたことが確認されているようです。
温暖なというか液体の水の存在時期が3億年も長かったことの証拠となるようです。
今後の探査の候補になるんでしょうか?
Mars Reconnaissanceは、火星の上空250~320kmの高度を回っていて、約300km上空から0.3mの物を見分けることが出来ます。
詳しくは、下記にて
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%BC