去る18日(日)の午後のこと。音楽をききながらゆったりくつろいでいたところ、庭いじりをしていた家内が手を押さえて、オーディオルームに飛び込んできた。
ほんの、あっという間の瞬間だったそうだが大きなムカデに噛まれてしまい、患部(親指)がズキンズキンと痛むという。休日なので医療機関に駆け込むわけにもいかず、近くの知り合いの皮膚科のお医者さん宅に電話するもあいにくの不在。
仕方なく急いでネットで「ムカデに噛まれたときの治療法」でググってみた。
日頃、偉そうにして威張っているが困ったときだけ“しおらしく”頼りにして来るので実に困ってしまう(笑)。
いろんな治療法が記載されていたが、大きく分けると「アイシング」ともう一つは「熱に弱い毒なので(毒を)押し出して暖める」の二つに分かれている。まったく正反対なので困ってしまうが、はじめアイシングをやってみたところ、どうもはかばかしくない。ムヒなどの効き目のありそうな軟膏も置いていないしと、こんどは焼酎を使ってみることにした。
耐熱グラスに入れた焼酎を電子レンジで暖めた後、その中にしばらく親指をつけていたところ、これが見事に功を奏して痛みが解消し快方に向かった。
半日経っても懸念した後遺症もなく、腫れもおさまり、「どうもありがとう」と、ニッコリ感謝されたが、な~に、1日もすればケロリと忘れてしまうんだから(笑)。
しかし、焼酎は夕方だけではなくて昼間にも活躍することに感心した。いろんな使い道があるもんだ。
翌日、家内がご近所の数人の朝のウォーキング仲間にこのことを話したところ、皆さん一斉に「これは、たいへんいいことを聞きました。」と感心されたそうだ。
これから頻繁に害虫が活躍する時期がやってくるが、困ったときは「焼酎」というわけで、読者の皆さま、万一の時のために頭の片隅に留め置かれてはいかがでしょう。まあ、すべてに効くというわけではないでしょうが~。
今回は久しぶりにショート・ストーリーでした。