「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「AXIOM80」愛好家3人組の例会(準備編)

2015年07月04日 | オーディオ談義

さあ、今日(4日)は待ちに待った「AXIOM80」愛好家3人組の例会。今回の開催場所は我が家で、福岡からお客さんが2人お見えになる。

梅雨空の中、どうやらお天気の方も持ちこたえてくれそうでひと安心。別府近辺の高速道路は雨が降るとすぐに霧がかかるので困る。

さて、お客さんが来ると何がいいかといえば、まず部屋の整理整頓が行き届く(笑)。そしてシステムを万全の態勢で迎え撃てるように調整に念には念を入れる。

とはいえ簡単に結論が出ない難問が二つある。

1 プリアンプを使うか使わないか

この問題はハムレット並みにここ数年悩みのタネとなっている。音楽ソース(CD)の録音状況によっても左右されるのでうかつに判断できない。

総じて言えることは「プリアンプを組み込むと全体的に音が図太くなり、AXIOM80の弱点をうまく補ってくれるが、音の鮮度が明らかに削がれて極めて微細な録音現場の空気感などの再現力が落ちる」こと。

結局、プラス、マイナスの差引勘定の世界となるが、この辺が常に選択を迫られるオーディオの面白いところではある。

今回の試聴会に準備したプリアンプは2台。

☆ クレルの「PAM-5」

              

6月下旬にオークションで落札したばかりの新顔のホヤホヤである。なぜ真空管愛好家の自分がトランジスターのプリアンプを導入したかといえば、その昔或るオーディオ雑誌で「PAM-5」が絶賛されていたからでそのことが頭の片隅にずっとあったが、たまたまこれをオークションで見かけてしまい右手の人差し指がまるで夢遊病者のように動いて「即決」をポチ。こりゃ、もう病気ですな~(笑)。

ちなみに、雑誌に載っていたその殺し文句を紹介しておこう。

「これはたいへん感心する出来栄えでした。データは悪く少なくとも国産高級機とは太刀打ちできません。それなのになぜこのように魅力あふれる音がするのでしょうか。彫が深く、そして甘く、生気にあふれた音色がします。なぜ国産機からこのような音が出ないのでしょうか。」

これまで何回もオーディオ評論家の言に騙されてきて懲りている筈なのに、いまだに左右されるんだからほんとうに情けない(笑)

そしてもう1台のプリアンプといえば、

☆ 真空管式プリアンプ

            

このほど、「UTC」のトランスを回路の中に組み込んでもらったばかりの真空管式プリアンプ。出力管は「E80CC」(ヴァルボ)。

明らかに音の情報量が増えて雄大な鳴り方をするようになったので、これは「PAM-5」といい勝負になりそうだ。

そして、次の難問はこれ。

2 「AXIOM80」とパワーアンプの組み合わせ

「低音が満足に出ない」など、いろいろ欠点がある「AXIOM80」だが、このユニットならではの魅力は語り尽くせないほどで、あくまでも我が家のメインシステムとして君臨している。毎週のようにお見えになるご近所のYさんも、「AXIOM80」の大ファンで「これ1セットだけあれば十分ですよ」と宣うほど。

問題はこの「AXIOM80」にどのパワーアンプを組み合わせるかである。我が家には実力伯仲のアンプが2台あって、それは「PP5/400」(最初期版)アンプと「古典管/WE300B」アンプの2台。

        

片や「中高音域の艶のある音色が絶品」、片や「微細な音場の表現力が抜群」で、先日(6月20日)の高校時代の同級生たちの試聴会でも“議論百出”でとうとう結論が出なかった。

本日お見えになるお二人さんのご意見やいかに~(笑)。


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