去る12月22日付で登載した「口径38センチ VS 30センチのユニット」は、なかなか読者の方々の興味を惹いたようで1週間ほど経った今でもアクセスが根強く続いている。
おそらく、それほど身近な問題だったのだろう。
既に「38センチ」を使用中の方は「何を小癪なことを・・」とお腹立ちだろうし、「30センチ」をご愛用の方は「我が意を得たり・・・」でしょうか(笑)。
そして、メル友の「I」さん(東海地方)からも次のようなメールをいただいた。
「30cm VS 38cmの反響はどうですか?当方もメインは38cmの130Aですので、心中穏やかではありません(笑)
38cmの利点は低域の空気感が出るところ、欠点は高域のキレが800Hz位から劣化するところでしょうか。
当方は、大型ホーンを使ってクロスを700Hzまで下げることと、130Aと組み合わせることを前提としたコンプレッションドライバー(LE85)を使うことで対応しています。
当方も〇〇様をまねて、本年の音の決算をしてみました。お耳汚しですがご勘弁を!
まずジャズ編①です。
メインのJBL3ウェイは相当なものになったと思います。
音離れが良く、3ウェイのつながりがよく、元々の管楽器、ウッドベースの空気感を伴った音質は更に向上という結果です。見苦しく自画自賛ですね。
大きな変化は中高域のアンプをヤマハのA級からエルサウンドの低出力アンプに換えたことくらいです。が、音はいいです。
今月、行きつけのオーディオショップで、ヤマハの60万円のアナログプレイヤーの視聴会がありました。カートリッジがフェーズメーションの44万円の他はヤマハ製で、総額500万円位です。
今はスピーカーペアで1億5千万円なんていう馬鹿なものがある時代ですので、500万円というのはそう高額という訳ではありませんが、当方のメインシステム(定価ベースで150万円位)の3倍以上です。
ところが、出ている音は拙宅のJBLの圧勝です。
ブックシェルフのNS5000の限界もあると思いますが、大きな違いは部屋だと思います。拙宅の部屋では44年間鳴らしていますし、1年前に離れ化して、直方体となったため部屋の鳴り方がより素直になったのではないかと、科学的根拠なく理由づけています。
このJBLで、ドルフィー、O・コールマン、A・シェップ、A・ブラクストンなどのアヴァンギャルド系ジャズを聴くのは私の至福の時間となっています(うれし涙)」
このメールに対して次のような返信を打たせてもらった。
「30cm VS 38cmの反応ですが、特段のコメントは寄せられていませんが、アクセス数は比較的多くて長続きしてます。やはり興味のある方が多いのでしょう。
実はユニットの口径よりもそれを収納する箱の大きさやツクリの方が大きな影響力を持っているので、口径同士の単純な比較はあまり意味がないかもしれませんね。あとで気が付きました。
個人的には大きな箱に口径30センチを入れるのが自分には合っています。
それから、やはり他人様のシステムはどんなに豪華であろうと、長い年月をかけて調教した自宅のシステムには及ばないと思います。
オーディオは「かかった金額」よりも「かけた時間」の方が大切なんでしょうか!
それでは失礼します。」
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