「早くMLBが始まらないかなあ!」
日頃から通っている「運動ジム」にも熱烈な野球ファンがいて、顔を合わせるたびに二人で合唱している。
山口(前巨人)が「ブルージェイズ」、筒香(前DNA)が「レイズ」、秋山(前西武)が「レッズ」と入団先が決まったし、注目の的の「大谷」もようやく故障が癒えて「本格的な二刀流」の開陳となる。
ネット情報によると、2月中旬にキャンプイン、その後オープン戦開始という日程だが、アメリカの4月は地域によってまだ気温が低いので「故障明けの大谷」には大事を取って5月から登板予定だという。
具体的には1週間に1度の割合で投手として登板し、前後を休んで打者として週4日のスタメン入りという。
ん!
1週間に1度の登板といえば、我が家の真空管アンプの出番は5日に1度の登板だよ~(笑)。
現在9台のアンプがあるが、1台は外部に発注して改良中、3台はウェストミンスター(改)用として固定しているので残りは5台となる。
この5台を毎日の朝起きぬけに1台づつ取り換えてその日1日中聴くことにしている。
なにしろ機械ものなのでときどき通電してやらないと調子がおかしくなる。
つい最近の5日間の例を挙げてみると次のとおり。
すべてのアンプのタイトルには「出力管」名を冠している
月曜日 「171A」(前段管:AC/HL)シングルアンプ
火曜日 「300B」シングルアンプ
水曜日 「171Aプッシュプル」アンプ
木曜日 「171A」(前段管:A411)シングルアンプ
金曜日 「6098」シングルアンプ
いずれ劣らぬ個性派ぞろいだが、それぞれに長所と短所があって「帯に短し、たすきに長し」で完璧無欠なアンプなんて無いことを常に思い知らされている。
まあ、そもそも単独のオーディオ機器に100点を求めるのは「世間知らずのおバカさん」でしょうよ(笑)。
たとえば、50点同士のアンプとスピーカー同士を組み合わせても相性が良かったら80点以上に変身したりするから、結局は組み合わせ次第でどのようにも変身する。
つまり、オーディオ機器の性能は「組み合わせの妙」に尽きるので、常に相対性を意識する必要があり、我が家では勝手にこれを「オーディオの相対性原理」と呼称している。
高名な物理学者「アインシュタイン」の「相対性原理」とは月とスッポンですけどね(笑)。
話のついでに我が家の4系統のシステムの自己採点をしてみよう。
1 AXIOM80(最初期版)は90点
我が家の羅針盤的なスピーカーだが、ワーグナーやマーラーなど大規模編成の音楽には向かないのが実に惜しい。こればかりは、どんなに相性のいいアンプを持ってきても無い物ねだりというものだろう。
ただし、ユニットを容れる箱の工夫次第では何とかなりそうな気もするところ。
1.5センチくらいの薄い板厚の大きな箱(ARU付き)をつくって、うまく箱を共振させる手があるが、いずれチャレンジしてみたい気もする。それだけの値打ちのあるスピーカーである。
2 3ウェイチャンデバで鳴らすウェストミンスター(改)は85点
低音、中音、高音の各帯域のアンプと各SPユニットの両方の組み合わせにはまだ見直す余地があって、もっと良くなりそうな気がする。
3 「トライアクショム」は75点
つい先日(2日)、大分からオーディオ仲間が2名お見えになったので我が家のシステムを聴いていただいた。それぞれ「アルテックA5」と「オートグラフ」を愛用されている方々である。
聴いていただいた順番は2、3だったが2は大好評だったし、3もそこそこだったので「次はAXIOM80を聴いてみましょうかね」と、入れ替えたところあまりの落差に愕然としてしまった。
「こじんまりとした音の世界では」という注釈付きの話になるが、どんなに創意工夫を凝らしてみても結局「AXIOM80」には敵わないことが判明した。まったく次元が違う音といっていい。
したがって、トライアクショムの3ウェイへの改造は所詮は無駄な抵抗だと悟ったのでお客さんがお帰りになった後で「即解体」の運びとなりました(笑)。
4 JBL「LE8T」は70点
前述の3強に押されてなかなか出番が回ってこないが、口径20センチならではの音のスピード感を楽しめるスピーカーだ。日頃イギリス系の思慮深い音に囲まれる中で気分転換を図るにはもってこいだろう。
と、ここまで書いたところで、前回のブログの末尾にある「小鳥の名前」談義に付随して関東地方の熱烈な「AXIOM80」愛好家の方からとても興味深い示唆をいただいた。
近々、記事にしますのでどうかお愉しみに~。
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