「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

AXIOM80の新たな飛躍へ

2020年02月10日 | オーディオ談義

先日の記事「独り言~新型肺炎と仮想音楽喫茶の店名~」は、なかなか活況を呈して予想外の好評ぶりだった。

とりわけ末尾の「小鳥が蜂を咥えた画像」は、小鳥の名前について博識の方々から次々にメールをいただきどうもありがとうございました。ときどきは読者に分からない点を率直にお訊ねして交流を図るのも有りだと思った次第です。

さて、そういうメールをいただいた中で、関東にお住いの方から「実は私もAXIOM80の熱烈なファンです」という方がおられた。

仮に「S」さんとしておこう。内容は次のとおりで、匿名ということで無断転載お許しください。


「ブログの更新を楽しみにしている関東在住の者です。貴方のブログに辿り着いたのは『AXOM80』の使いこなしに悪戦苦闘してネットで調べていた時でした。

幾つか参考に。

AXOM80は第二次世界大戦当時、無線傍受のスピーカーとして使われていたそうです。軍事物資の民間転用だと教えられました。E・J・ジョーダンはARUを実用化した人。

自分はアキバの『ヒノ・オーディオ』(もう無くなりましたが)で80が箱に2発入ったシステムを聴いてヤられました(笑)。2発の片方はフルレンジ、もう一方はウーファーとして使われてました。

確か800HZ辺りから下を出していてインダクターで高い方を切ってるだけと。値は忘れました。80は低域が出ていない訳でなく、高域との能率差が大きいだけ。その帳尻合わせに低域は1発追加してバランスを取ろう。そう言う考え方だそうです。

予備の80をお持ちとの事ですから試してみては如何でしょうか」

実に久しぶりに本格的な「AXIOM80」の愛好家との出会いに大いに心が弾んだのは言うまでもない(笑)。さっそく次のようなメールを返信した。

「お互いに熱烈な「AXIOM80」ファンとして、この出会いを大切にしたいと思ってます。

今後ともよろしくお願いします。AXIOM80は世界大戦中、あまりにも微細な音を拾うことから「潜水艦のソナー探知」に使われていたと聞いた事があります。

ちなみに私は当年〇〇歳の老人ですが(笑)、いまだにオーディオの魅力に取りつかれています。

まだ40代とお若いようですが、AXIOM80ファンであればお耳の方は確かだと思います。前途洋洋ですね。」

すると折り返し次のような返信があった。

「箱にAXIOM80が2発入ったシステムを聴いた時の話です。

2006年の晩秋でした。そのセットはペアで(80が4本)99万円と値段が。しかし既に買い手は決まってました。

いつも聴いている『吉田美奈子』のCDを聴かせて貰ったら…衝撃でした。音でなくて『声』が出るんです。血の通った肉声!!

そしてこんな話も。

美空ひばり親衛隊だった女性がひばりのCDを鳴らしたら正座して聴き入った。美空ひばりが『ここに居る』と言わしめたと。

99万円かぁ~。買えないなぁ~。良いなぁ…。

ぼやいて居たら会長(ヒノ・オーディオの創業者)がこう言うんです。

『今なら新品が1ペア有るよ』80年代に再生産された物でない、旧型(振動板は黒い)です。実物見てクリップでアンプに繋いで音を聴いて確認。

冬のボーナス全額ブチ込みました。
高かった…。

ウーファーとして使う方に入れるインダクターですが、6mHだったか7mH辺りでなかったか…な?

まぁチャンデバお持ちですから弄り放題ですね。」

そして、さらに続きのメールが届いた。

以下、続く。


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