「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

いよいよ佳境に入った「木製植木鉢」の活用

2023年06月30日 | オーディオ談義

前回からの続きです。

「木製の植木鉢にSPユニットを取り付ける」記事はかなりユニークな試みだったとみえて興味を惹かれた人が多かったみたい・・、アクセス、ランキング順位ともに今年一番の出来だった。

ま、読者にはどうでもいいことだろうが、ブログ主にはうれしい報せ・・(笑)。

で、南スコットランド在住の「ウマ」さんからもすぐにお便りがあった。

「いやあ、びっくり!
植木鉢をエンクロージャー?に使うマニアって、間違いなく世界にたった一人や!
日夜、こんな発想こんな知恵と工夫をする人間は、間違いなくボケない!

ネットで様々な日本の雑誌を見るけど、ここんとこ立て続けに「レコードを聴いてる人はボケない」との特集があった。人間が聞けない二万ヘルツ以上の高周波どころか、レコードからは10万ヘルツの音波も出ていると言う。

これをイヤホンやヘッドホンではなくスピーカーで聴いていると、心身ともにかなり影響を受けるらしい。
でね、毎日、レコードをスピーカーで聴いてる僕もボケないと言うことになる。バンザーイ!

これを娘たちに言うと…
「おとーちゃん、安心したらあかん!アルコール性アルツハイマーもあるんやで!」

・・言い忘れましたが「音楽とオーディオ」の小部屋の貴重なスペースに、「ウマ便り」を載せようなどとは、ゆめゆめお考えにならないようにしてください。植木鉢のエンクロージャーの話の方がよっぽど面白いですよ。」

アハハ・・、いやいや「ウマさん便り」の「海外感覚」はこのブログに「貴重な彩」を添えてくれますのでぜひ継続して「逸話」をお願いします。

そういえば・・、先日のこと「英語の発音」で日本人が難渋する「L」と「R」の発音で、「R」の時には、最初に「う」を付けると英語らしくなるという記事はとても重宝された方が多かったみたいですよ。

たとえば「RIGHT」の発音時に(ウ)「ライト」とやると、たしかに様(さま)になりますね(笑)。

さて、「木製植木鉢」の活用もいよいよ佳境へ~。



まず、これが不安定な植木鉢を固定する凄くシンプルな置きものです。これも「ありあわせ」のもので自作しました。

そして、前回予告したように同じグッドマンの30cmの「TRIAXIOM」を、予備の「植木鉢」に取り付けた画像がこれ。

え~い、面倒くさい、三つまとめてパチリ!



手前が既存の「スーパー10」(ワーフェデール:口径25cm)、上段の左が「AXIOM150マークⅡ」、右側が新たな「TRIAXIOM」で、ともにグッドマンの口径30cmのユニットである。

で、完成後に「後ろ髪」を引かれる思いで「150マークⅡ」から「TRIAXIOM」へ交換して試聴してみた。



とりあえず、左チャンネルは「150マークⅡ」のままで聴いたところ、音色(というか「ハーモニー」の響かせ方)が凄く似通っているのに心の底から驚いたと同時に感心した!

さすがはグッドマン・・、統一性があって「周波数レンジ」ではなく「音楽」を聴かせてくれるんですよねえ!

で、強いて両者のユニットの違いを挙げれば・・、「TRIAXIOM」の茶色のコーン紙の方がやや軽いせいかユニットからの「音離れ」が少し上回っている感じがする。

たとえば、音響空間でのヴァイオリンのフワッとした余韻の漂い方に一日の長があり、もはやこの世のもとは思えないほど美しい・・。

それにしても参りましたね。

単なる思い付きから出発した作業から簡単に3種類のユニットをより取り見取りのもと「ハイレベル」で楽しめるようになったんだから、もう「最高で~す」(笑)。

それに、我が家の基本形「フルレンジをメインにして低音と高音を少し付け足す」をきちんと踏襲していますからね。

ちなみに、かかった経費といえばずっと以前に購入した「植木鉢」代(1個:2000円程度だったかな)を別にして、針金(100均)とネジ代くらいだから、これはもう「濡れ手で粟(あわ)」とはこのことですね。

そして、最後にこれらのユニットに組みわせるアンプの話。

「WE300Bシングル」や「6AR6シングル」は、あまりに本格過ぎる(?)というか、やや神経質的な色彩を帯びるのが難点だったので、前回述べたように「371Aプッシュプル」アンプの出番を仰いだが、これでもう十分だと思ったが、念のため「71Aシングル」をあてがったところ、これまたいい!

古典系のユニットには古典管の小出力アンプがピッタリ!


 このアンプは「SRPP」回路で、初段管は「13D9」(BRIMAR=STC」で出力管は「71A」(RAYTHEON:刻印)、整流管はこれまたSTCの「80A」というコンビ。

古典系ユニットと古典管を使ったアンプの組み合わせじゃないと、こういう「幽玄的な佇まい」は味わえないと断言してもいいでしょう。

とまあ、まったく偉そうに「言い(書き)たい放題」だが、何しろ、それだけの「血と汗と涙」を50年以上に亘って流してきたんだから、遅まきながら少しくらいは報われないとね~。

ネッ、そうは思いませんか・・?(笑)


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