気持ちのよい秋晴れがここ数日続いているが、18日も朝から好天気。今回の釣行は久しぶりに場所を替えてS市のO島(離れ島)に渡ってみた。
このO島は40代以降毎週といっていいほど通いつめた場所だが、栄枯盛衰のならいのとおり近年は釣れなくなり廃れてしまっている。果たして今日はどうだろうか。
早起きして自宅を5時40分に出発、途中、釣具店によってマキエを手に入れ7時45分に波止場に到着した。釣れない場合に備えて釣り場を移動するため、通常の1・5倍のマキエを購入。フェリーに乗って現地の釣り場に到着したのは8時30分。
平日なので細長く伸びた波止には誰もいない。結構風が強いが向かい風ではないのが助かる。馴染みの場所に釣り座を構えたが、この波止は水面から非常に高いため、いつも7m前後の長竿を使用している。この日もこの竿で浮き下を3m程度にとって固定仕掛けで深場狙い。
マキエ開始後20分ほどでウキが気持ちよく消しこんだ。急いで竿を上げたところ、何と穂先に糸が絡まっており無理してリールを巻いたため、先端がポキリと折れてしまった。長竿はこれだから困る。
急いで糸を手繰り寄せて、かなり大きめのクロを捕獲したが、仕掛けを再度やり直し。竿の方も接着剤で応急処置。幸先よくクロがかかったのに、時合いがいたずらに過ぎてゆく。
以後、気を取り直して釣ったが小鯛が深場に群れており微妙なあたりでずっと悩まされた。クロも型のほうはなかなかだが散発程度で、とうとうあきらめて13時30分に納竿。
結局この場所ではクロが10匹前後だった。やはり、昔日の面影はないようだ。場所替えで14時のフェリーでS市に戻って今度はY半島に行くことにした。T防波堤に到着したのが14時50分。
日没まで時間があまり残っておらず、かなりあせる。沢山残ったマキエをどんどん投げ込んで魚を一気に寄せてみた。
始めのうちは15cm程度のアジがかかっていたが、16時15分ぐらいから待望のクロが浮いてきだした。潮の方もあまり良くないのに、太陽が落ちて暗くなりだすと警戒心を解いてくるようだ。ウキも見づらくなる中でカンをフルにはたらかせて、ばたばたと40分程度で13匹、それも良型を釣り上げた。
終わりよければすべて良し、それに今日は前回よりも釣果が上がり、後味のよい釣行となった。自宅に到着したのは、18時30分でもう真っ暗。例によって道具洗いは翌日回し。
朝早くから夕方まで、今日は潮風に吹かれて釣り三昧の満足できる一日だった。
と き 2007年10月18日(木) 晴れ、海上風かなり強し
と こ ろ S市O島(8:45~13:30)
T市Y半島T防波堤(14:50~16:50)
潮 小潮(満潮13:26)
釣 果 クロ23匹、あじ20匹前後、チダイ10匹前後、はげ1匹
メ モ 夕まずめは潮の良し悪しに関係なく釣れる場合が多い
O島はやはりダメで、冬場のチヌ狙いにとっておくこと