先日のブログ「春の好日にモーツァルトを考える」について、さっそくモーツァルト好きさんからありがたいメールをいただきました。
「ブログ拝読しました。別府は暖かくなりましたね。このまま春の到来でしょうか?
私はこの時期、聴きたくなるモーツァルトの作品が何曲かあります。
「魔笛」……はオールシーズン聴くので「殿堂入り」ということで。(笑)
・ピアノ協奏曲第23番 ハイドシェック旧盤 第3楽章の少々弾き飛ばした感じが良いです。(笑)
・弦楽四重奏曲第15番 アマデウスSQ この四重奏団のハイドン、モーツァルトはベートーヴェンより好きです。
・交響曲第38番"プラハ" シューリヒト新旧両盤 シューリヒトの演奏だとワクワクするのは私だけでしょうね。(笑)
・「フィガロの結婚」 E・クライバー盤 ウィーンフィルの演奏は春にぴったりかと思います。
他にもたくさんあるのですが、このへんで(笑)。
ハイ、ありがとうございます。指揮者「E クライバー」「K シューリヒト」ときますと、やはりこの方は「通」の極みでしょうねえ(笑)。
閑話休題
もう10年ぐらい前のこと、高校時代の同級生(福岡在住3名)たちが我が家に音楽を聴くためによく来たものだった。
在学中はそれほど親しい仲でもなかったが、同窓生専門のサイトやブログを通じてお互いに音楽好きだと分かりお付き合いが始まった。
そして、そのうち3名とも理系出身であることに気付いた。高校卒業後の進路は建築科、機械科、電気科と見事に色分けされるし、自分だって理系の“端くれ”なのでいわば4人すべてが理系を専攻しているんです!
”たまたま”かもしれないが、「4人そろって」となると確率的にみてどう考えても意味がありそうです。
全員がオーディオというよりもクラシック音楽の方を優先しているタイプで音楽を聴くときに、より興趣を深めるために仕方なくオーディオ機器に手を染めているというのが実状です。
つまり「音楽(クラシック)好きは理系人間に多い」。これは、なかなか興味深い事象ですね。
周知のとおり、ほとんどの人が高校時代に大学受験のため「文系と理系のどちらに進むか」の選択を迫られるが、これはその後の人生をかなり大きく左右する要素の一つとなっている。そのことは、一定の年齢に達した人たちのそれぞれが己の胸に問いかけてみるとお分かりでしょう。
「自分がはたして理系、文系のどちらに向いているか」なんて、多感な青春時代の一時期に最終判断を求めるのは何だか酷のような気もするが、生涯に亘る総合的な幸福度を勘案するとなれば、なるべくここで誤った選択をしないに越したことはない。
現代でも進路を決める際の大きな選択肢の一つとなっているのは、おそらく本人の好きな科目が拠り所になっているはずで、たとえば、数学、理科が好きな子は理系を志望し、国語、英語、社会などが好きな子は文系志望ということになる。もちろんその中には「数学は好き」という子がいても不思議ではない。
それで概ね大きなミスはないのだろうが、もっと時間をかけて慎重に選択できる環境も必要のような気がします。
さて、ここからいよいよ本論に入るとして、なぜ、音楽好きは理系人間に多いのでしょうか。
その理由について実に示唆に富んだ興味深い本があります。
序文「はじめに」の中で音楽と数学の関わり合いについてこう述べられている。
「私たちは、数の世界の背後には深い抽象性があることを、ほとんど無意識で感じています。音楽によって与えられる快感は、ときにはこの抽象世界の中を感覚的に漂う心地よさで高まり、それは広がっていく心の小宇宙に浮遊し、魂が解放されるような感動まで到達することがあります。~中略~。音楽は数の比によって成り立っており、それを考える数学の一分野です。」(抜粋)
抽象的だけどなかなか含蓄のある文章だと思いますが、要するに音楽は数の比によって成り立っており数学の一分野というわけですね。
私たちは音楽を聴くときに数学を意識することはまずありませんが、奥深い意識の闇の中にそれは秘かに横たわっているのかもしれませんね。
公式的な見解として「チャットGPT」さんのご意見を伺ってみましょう。
① 仮説の確認と明確化
- 仮説:「音楽好き」は「理系人間」に多い
→ ここでのポイント:- 「音楽好き」とは? → 音楽を聴くのが好き、演奏が好き、音楽理論に興味がある、など
- 「理系人間」とは? → 数学や物理、工学などに興味・強みを持っている人
② 音楽と理系の関連性を理論的に考察
1. 数学的性質
- 音楽には数学的な要素が多い
- 音階や和音 → 周波数の比率(物理・数学的概念)
- リズム → 時間間隔や周期性
- 調和 → フーリエ解析や倍音の理解
→ 数学的思考が得意な人は音楽理論を理解しやすい可能性がある
2. 論理的思考と作曲・演奏の関連
- 作曲や演奏はある程度の論理的構造を持つ
- コード進行 → 関数的な関係
- 音楽理論 → パターンやルールがある
- ループやフレーズ → 繰り返しの構造
→ 論理的思考が得意な理系人間にとっては、音楽の構造を理解しやすい可能性
3. 科学と音響の関係
- 音楽は物理学(音響学)に密接に関係
- 音の周波数 → 波動
- 音色 → 振幅や倍音
- 残響 → 反射や干渉
→ 物理への興味が音楽への興味につながる可能性
③ 統計や実例を考慮
- 具体的なデータや事例
- 理系出身の有名な音楽家
- ブライアン・メイ(クイーン)→ 天文学博士
- アインシュタイン → バイオリン愛好家
- 音楽好きなエンジニアや科学者の割合 → 調査データ
- 理系出身の有名な音楽家
④ 心理学的・認知的側面
- 理系的思考と音楽的感性は脳の働きに関連がある可能性
- 数学や論理 → 左脳の働き
- 音楽や創造性 → 右脳の働き
- 音楽理論 → 左脳と右脳の統合的な働き
→ 理系的思考と音楽的感性が互いに補完し合う可能性
⑤ 反証可能性の検討
- 「音楽好きが文系にも多い」という反証も考慮
- 文学や詩と音楽の関連 → 歌詞や表現力
- 芸術的・感覚的な側面 → 感情表現や即興性
→ 音楽が必ずしも理系に偏るわけではない可能性も考慮
⑥ 結論
✅ 音楽には数学的・物理的要素や論理構造が多く、理系的な思考と親和性が高い
✅ ただし、音楽には感性や創造性も重要で、文系的な要素ともつながりがある
✅ よって「音楽好きは理系に多い」は一定の根拠があるが、必ずしも理系に限定されるわけではない
こんな感じでどうでしょう? さらに掘り下げたい部分があれば教えてください!
以上のとおりです。なかなか「いい線」をいっているように思いますが、皆様のご感想はいかが?
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