「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

二転三転

2013年08月16日 | オーディオ談義

前回からの続きです。

ここ4年ほど使ってきた「AXIOM80」システムの全面改造には本当に手こずるが、スピーカー周りの作業は音の変化が大きいので期待に胸を弾ませながら、思わず時の経つのを忘れるほど楽しい。

当初の狙いは「フルレンジ」だったものの、それがうまくいかず、今度は思いつきで「AXIOM80」(以下「80」)を、片チャンネル2発にしたところ、前回述べたようにこれまた、うまくいかない。

               

ユニットが2発のときの理論上の音のエネルギーは√2(≒1.4142・・)倍になるはずだが、それ以前の問題として音がキンキン、キャンキャンして中高音域が歪っぽくなってしまった。これは「80」のご機嫌が悪いときの典型的な症状で、原因は相互のユニットの背圧が干渉し合っての結果だろう。

(「80」を2発で鳴らすときの)メーカー(グッドマン)の指定は「並列方式」なのに、縦列で置いたものだからこういうことになる。

ちなみに、その際の設計図(左側)は次のとおり。仔細に眺めてみると、ユニットを取り付けるバッフル面に外向きに微妙な角度をつけているのが分かる。相互のユニットの音の干渉を避けるための細かい配慮で、さすがにグッドマン!

        

しかし、どんなに転んでもタダでは起きないのが自分の取り柄(笑)。

再度チャレンジして「これではどうか」とエンクロージャーの真中に分厚い板の仕切りを入れて、エンクロージャーをピッタリ上下二つに分けて鳴らしてみた。

まったく二転三転。

                  

この作業にはメチャ手間がかかった。仕切り板が上下の音圧に負けないようにするため「L型金具」を2個使ってがっちりネジ止めしたわけだが、これで狙いは一応成功して随分聴きやすくなった。しかし、理想にはまだまだ・・・。

「80」には無い物ねだりかもしれないが、もっと量感が欲しいなあ!

「窮すれば通ず」ここでようやく妙案が浮かんだ!

以下、続く。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オーディオ熱中症 | トップ | 「芸術の秋」の到来を待つばかり »
最新の画像もっと見る

オーディオ談義」カテゴリの最新記事