昨日(2024・10・4)の読売新聞「人生案内」に次のような記事が載っていた。
つい、お気の毒~と思ってしまった。
「何を楽しみに生きればよいのか、どうしたら私の人生は充実するのか教えてください」とは、実に切実な悩み~。
おそらく誠実に人生と向き合っている方なんだろう。
ブログ主なんか、毎日のように音楽&オーディオ、読書、ブログなどで勝手に浮かれ回っているが、それでいいのだろうかという気にさせられる。
で、肝心の回答の方は次の通り~。
う~む、「心無き 身にも哀れは 知られけり・・」(西行法師)で、名回答だと思いますよ~。
「誰かのために生きることが生の時間を燃やす、ほんとうの楽しみにつながる。」に心から敬服しました。こういう言葉を紡(つむ)ぎ出せるなんて相当の人物だという気がする。
そこで、回答者の「いしい しんじ」(作家)さんて「WHO?」と、さっそくググってみると・・、
「高校生の頃に画家を志すが知人から止めたほうがいいと言われ、東京芸大を受験するも不合格となり京都大学文学部仏文学科へ進学し、1989年卒業後にリクルートで雑誌編集に従事した。
いわゆる奇人で、「シーラカンスの刺身を食べてみたい」と思い立ち勤務先を休み、シーラカンスの刺身を求めてコモロを訪れる。旅行で書き溜めた日記が注目を集め、著述活動を始めて退職する。自身の小説に挿絵を書くことも多いが、イラストレーターではないと述べる。
炊き出しを目当てに公園で寝泊りしながら隅田川のそばで13年過ごした後に、三浦市、松本市を経て2010年2月から京都市に在住する。カメラマンの石井孝典は双子の弟に当たる。
ペンネームが「いしいしんじ」とひらがな表記である理由は、特にない、としながらも、5歳で書いた処女作が「いしいしんじ」表記だったことによるとしている。
自己所有の蓄音機を、「コロちゃん」(ポータブル型)、「ワンちゃん」「ムーンブーツ君」(家具サイズの大型)などと名づけて、とても可愛がっている。
レコード収集、歌舞伎観劇、茶道表千家(1999年から)、落語鑑賞(但し笑点メンバーは除く)を趣味とし、赤塚不二夫「天才バカボン」どを愛読し、バカボンのパパを理想の人間として目標にしている。」
とまあ、「京都大学卒」にしては、かなり変わった経歴の持ち主ですね・・、非常に視野が広い方のようです(笑)。
さて、ブログ主の場合は「誰かのために役立っているんだろうか・・」と、秘かに胸に問いかけてみるものの、どうも思い当たる節がないので困りますなあ・・、「このまま進むべきか退くべきか、それが問題だ」と、ハムレット(シェークスピア)のように悩んでおりますぞ(笑)。