「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「高域特性の良いコンデンサー」の波及効果

2024年10月06日 | オーディオ談義

先日のオーディオ記事「高域特性の良いコンデンサー」は、予想外にもこれまででベストともいえるアクセスを得た記事となった。

具体的にはグーブログ「319万」参加中の順位が167位となり、通常はせいぜい300位前後ぐらいだから、その人気度がわかろうというもの~。



読んでくれる人が多いのに越したことはないので素直にうれしい(笑)。

コンデンサーの発信元の「T」さん(東海地方)、どうもありがとうございます。

それにしても、オーディオ記事は普通人気が無いんだけど、いったいどこが受けたんだろう?

いささか心当たりがあるが、それを述べるのは本意ではない・・、むしろ相性のいいコンデンサーが登場したことでシステム全体に波及効果が生じたことへとシフトしよう。

以下、少し専門的な話になるが、たまにはいいでしょう(笑)。

波及効果その1

これまで、ウェストミンスター(改)の上に載せていたホーンドライバー用のコンデンサーはウェスタン製のオイルコンデンサーだった。容量は「10μF(マイクロ・ファラッド)」であり、ローカット周波数でいくと、およそ「2000ヘルツ」となる。


ウェストミンスター側のハイカットが700ヘルツなのでちょっと「間」が空きすぎだった。聴感上はそれほど違和感を感じなかったが、やはり少しでも縮小するのに越したことはない。

そこで「22μF」の大型コンデンサーの登場である。ローカット周波数はおよそ「900ヘルツ」前後になってウェストミンスターと数値的にはほぼピッタリ~。

すると、「これまでなぜ使わなかったんだ?」とヤジが飛んできそうだが、この大型コンデンサーはやや高音域の「抜け」に難があり、あまり使いたくなかったのが真相だ。

それが、このたびの「小型コンデンサー」の出現によって高域特性が改善したので見事に再登板というわけ。



「まるで弁当箱みたいですね!」と、仲間から揶揄(やゆ)されたことがあるが、「見てくれよりも性能」というわけで、ようやく名誉挽回だあ~(笑)。

波及効果その2

システムの精度が上がると、ヤル気も大いに沸いてくる!

これまで、「コーラルのドライバー+ウッドホーン」のコンビと「JBLの175ドライバー+小型ハチの巣ホーン」のコンビを交互に使い回していたが、思い切ってそれぞれのホーンを入れ替えることにした。

なぜかといえば・・、ドライバーは「175 
VS コーラル」では175が優位だし、ホーンは「ウッドホーン VS 小型ハチの巣ホーン」では、ウッドホーンが優位である。

そこで、優位同士を組み合わせてベストに仕上げようという魂胆である。



その結果、ご覧の通りネジ穴が「3穴」だし、ネジの刻みもピタリと合うので比較的簡単に完成。

とはいえ、実際に聴いてみないと簡単に答えは出せない・・、「捕らぬ狸の皮算用」という言葉もあるし~(笑)。



ワクワクしながら耳を澄ますと・・、いやあさすがに「175」ですな!

小型ハチの巣ホーンよりは明らかにウッドホーンの方が伸び伸びとした音が出る。「純正」が「伏兵」に敗れるレアなケースだね、これは~。

とはいえ、お値段的には「ウッドホーン」の方が上なので「JBL」がコスト削減したという見方も成り立つ・・。

いやむしろ、JBLのポリシーとして「マルチ・セルラー・ウッド・ホーンを使いたくない」というのが正解かもね~。

いずれにしろ、「2ウェイ方式」のもとに、低音域と高音域の周波数のマッチングがことのほか上手くいったようで、音質的にはまったく言うことなし!

これまで聴こえてこなかった「細かくて微妙な響き」が出てきたのには心から感動した。

クラシック、ジャズ、ポピュラー、歌謡曲・・、何でもござれで、これから万能のスピーカーとして末永く我が家で君臨してくれることだろう。

駆動する2台の真空管アンプにも言及したいところだが、紙数が尽きたようでして、いずれそのうち・・。

それにしても、いよいよ「人と機器」の往来が激しくなる本格的な「オーディオの秋」の到来ですぞ!(笑)



クリックをお願いね →


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 読売新聞の「人生案内」を読んで | トップ | 順法精神を左右するものとは »
最新の画像もっと見る

オーディオ談義」カテゴリの最新記事