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趣味の写真・カメラを中心にした雑記、愛犬Cobbyとの散歩撮を中心にオールドレンズ記事もプラスしてアップしています。

秋田さいぐ!、その4        【ブロガー後藤さんと:外町編】

2013年06月25日 | 14. 角館・田沢湖

​さあ14日~15日二日間はたっぷり角館を満喫です。

まずはじめはお世話になったGAZOOムラ“あきたTABIYORI”さんのプランである

『ブロガー後藤さんとまち歩き』を紹介しなくては角館散策を語れない。

14日朝8:00総合情報センター前で待ち合わせ、

TICの男性職員さんとプランの確認をしていると北の方角から後藤さんが…、

もう初対面とは思えませんでした(笑)。

それくらい「角館」をネットでググるといつでも後藤さんを見ることができるのだ。

スタート時の様子はこちらのあきたTABIYORIで見られます、

さっそく西宮家からスタートです。

重厚な蔵の窓の設えの説明や特徴など分かりやすくかつ面白くお話されます。

そんな中で気になった井戸です、江戸時代から明治・昭和と使い継がれた

古い井戸で滑車と汲み上げポンプが同居しております。

DSC_5675_西宮家の井戸.jpg
 

私が写真好きということで、後藤様も毎日「角館紀行」で披露されている

スポットから沢山の美味しいアングルをご紹介いただきました。

DSC_5678_太田家.jpg
 

この太田家に到着して綺麗なサツキや大正ロマンの洋館をご紹介される前に、

いきなり「おっ、バラが咲いてる!」といって秋田蘭画風のアングルを教えていただいた(笑)。

DSC_5677_薔薇と太田家.jpg
 

この日の「角館紀行」でさっそく後藤さんはこのアングルを載せていらしたが、

後藤さんは薔薇に焦点を合わせ背景の門をボカしていらした(秋田蘭画風)。

私の場合、薔薇越しの「門」に気持ちがいってます、まさにこれがそれぞれの「写真」ですね。

もうシャッター切るのが楽しくてしょうがなかったです。

次は「安藤醸造元」、立派な秋田最古のレンガ蔵です。

DSC_5686_安藤醸造元.jpg
 

写真を撮っていて後藤さんのお話でとても共感できるのが「光」についてだ、

午前・午後そして夕方の光を、ある意味とても大切にしていらっしゃる。

どの方向から光が来ると、どのスポットが生きてくるのか熟知されている、さすがである。

DSC_5690_安藤醸造元の蔵窓.jpg
 

上の写真は安藤家の蔵の窓、意匠を凝らした立派な窓である。

一番恐れた火災を避けるという意味で水をあしらった模様がどの建物にも見られるそうだ。

そしてここからはまさにガイドにないスポットの連続である、

私達が歩いたら気づかずに見過ごしてしまいそうなところばかり。

これは佐々木材木店さんの屋根、

DSC_5693_佐々木材木店の屋根.jpg
 

よく見ると丸くなった留め金に長い棒が引っ掛けてある、雪止めだそうだ、

そして木が傷めば差し替え可能な構造となっているのだ。

こちらはおしゃれな蔵のお店で終わってしまいそうだった「藤木伝四郎商店」の蔵側面。

DSC_5695_藤木伝四郎商店.jpg
 

立派な蔵というだけでなく、一段低いところにもう一つ窓がしつらえてある、珍しくかつ美しい景観である。

そしてちょっと道を突っ切って変わった建物かつ変わったお店がこちら…、

DSC_5697_イオヤ.jpg
 

立派な建物です、大正後期のものだそうです(伊保商店:屋号が「イオヤ」さん)。

冠婚葬祭に必要なものから日用品までなんでも揃うそうです、

この地域では非常識なことをすると「イオヤさいってほじ買ってこい!」といわれるそうですが、

(「ほじ」とは常識、良識のこと<方言>だそうです:角館紀行より)

それくらいここには昔からなんでもあるんですね(笑)。


 

ちょこっと戻って蔵の蕎麦屋さん「角館そば」の近くで、玄関周りの柵が大正チクで素敵な

お宅を訪ね庭のみごとな植木を鑑賞したり、新潮社創設者「佐藤義亮」の生家跡を訪ねたり。

まだまだどんどん続きます、こちらはその佐藤義亮生誕の地からすぐの蔵。

DSC_5706_路地の蔵窓.jpg

こういう立派な蔵がそちこちにあるんですね、絶対見過ごしてしまいます。

それぞれ設えに特徴があって、雪のない時期にこうして窓を開けてまさに出来を競っていたのでしょうか…。

DSC_5708_特徴的な蔵の窓.jpg
 

こちらも煉瓦蔵です、上下のデザインの切り返しも素敵だが、

大きさの違うレンガをうまく組み合わせてまさに味のある建物に仕上がっています。

後藤さんが特に見せたかったのが窓の造りなのです、

DSC_5710_蔵窓(設え).jpg
 

すごいですねえ、開けた時に隣どおしの分厚い窓がピタリと綺麗に重なるように造られています。

蔵の町「喜多方」でもこうしたものは見られなかったです(あったらごめんなさい)。

まさに匠の技を競っていたのでしょうねえ。

そしてこちらは有名な「西宮家」の米蔵の窓、

DSC_5712_西宮家米蔵.jpg
 

西宮家のホームページではメイン看板のように使われていましたが、

こんな場所にあったんですね、意外でした。

でもその設えはとても素晴らしく、白の漆喰で統一された細かい造作はまさに芸術的でした。

これだけ見てきても時間はまだ30分ちょっとしか経っていません、

確かに中は後でゆっくり見てくださいねということはありますが(開館前のため)、

すべてのポイントで興味深いお話をされています。

内容の濃いガイド」だというのがわかっていただけると思います


 

“外町”最後は樺細工の「八柳」さんからたてつ家へ向かいました、

DSC_5713_樺細工八柳.jpg
 

こちらは大正浪漫の歴史的雰囲気を評価され景観賞をもらったお店です、

「料亭稲穂」さんでもオリジナルのリップミラーを作られていたお店ですね。

翌日みやげで利用させていただきました。

そして「たてつ家」についた頃はもう空に雲ひとつないくらいいい天気。

DSC_5716_たてつ家の空.jpg
 

「こちらでは資料館もぜひ覗いてみて下さい」とおっしゃりながら

さすがに後藤さんも「6月にこの陽気は初めて」と額に汗をかいておりました。


 

さていよいよここから北へ歩き始めます、武家屋敷エリアへ入ります。

あとから計ってみれば時間的にもちょうど半分が経過しているタイミングです、すごいですね。

あまりの内容の豊富さにたった1時間半の散策が前編・後編になってしまいます、

 
【武家屋敷編】へつづく…、

 


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