「花の女子大生?」の冠をはずして、はや2か月が経とうしています。
自称、「女子大生」に替わるネーミングがなかなか見つからないまま、毎日が過ぎていきます。
大学院に通っていたこの2年間、私は研修で自己紹介をする時に、「私は花の女子大生?でもあります。」と言い続けていました。
“女子大生”という響きのイメージと、目の前にいる40代の私の風貌とのギャップに、受講者の皆さんが一瞬「ぎょっ!」とした表情になるのを見るのが楽しくて、(ちょっと悪趣味?)“女子大生”と言い続けた私でした。
思い返せば、大学院に通っていた2年の日々は、仕事と学業の両立でまさに疾風怒濤の毎日の連続。
でも、それだけに何事にも代えがたい濃密な時間を過ごすことができました。
それまでの20数年に及ぶ仕事経験をあらためて学問の視点から整理し、以前から持っていた問題意識に対する調査と研究を行うという経験ができ、さらに多くの仲間との出会いがあり・・・。この2年間は簡単には語りつくすことはできません。
そうした生活を卒業して、そろそろ2か月。ようやく、少し気持ちの余裕が持てるようになったためか、このところ、あの激動の日々が懐かしく思い出されます。(実は、事務所と大学がとても近いので、今でも2週間に一度は図書館に通っているのですが・・。)
そういう時に、先日、横浜の関内に行った時「大学院」と言う名の喫茶店の前を通りました。
コーヒーの「大学院」。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ここは1974年にオープンした、40年近くの歴史を持つお店。
何となく敷居が高く感じるような名前ですが、最高学府である「大学院」をその名に冠したのは、「香り高い一杯のコーヒーを吟味してお出しする」という理念が由来だそうです。
私も、これまで何度かここでコーヒーをいただいたことがありますが、港横浜の空気が凝縮されているような、ちょっとおしゃれで、それでいてとても落ち着くことのできる空間で、横浜港が開港した150年前にプチタイムトリップしたような気持ちになれます。
私も、大学院での学びと経験を生かしてビジネスの世界でますます頑張らねば!でも、時々はゆっくりコーヒーを飲みながら落ち着ける時間も。
そんなことを改めて考える日々です。