中小企業のための「社員が辞めない」会社作り

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マリリンに聞け!

2013年10月27日 | コンサルティング

この女性はアメリカのマリリン・ヴオス・サヴァントさんです。彼女が有名なのは世界一IQが高いこと(ギネスブックでは228)もありますが、次の「モンティ・ホール問題」によるところが大きいでしょう。

それでは、問題です。

1.ドアが3つあります
2.その中に当り(自動車)が1つ、ハズレ(山羊)が2つ あります
3.あなたは、ドアをひとつ選べます 
4.あなたが選んでいないドアを司会者が開けます
5.開けられたドアは「ハズレ」でした。


6.あなたは、ドアを選びなおす権利があります
7.選びなおさない権利もあります

ここでクエッション・・あなたは次のA、Bどちらの行動をとりますか?

A.どちらも確率は1/2なので選びなおす意味がない。だからでそのまま。

B.もうひとつの別のドアの当たる確率が高くなったので、そちらを選ぶ。

マリリンによると、正解はBとのこと。当たる確率は別のドアの方が2/3になりました。だから、新しいドアを選んだ方が当たる確率は倍になります。

その理由は、解説の動画を見てもらえば分かります※。

さて、ドアを開けることによって確率が「変わる」のはおかしいと思われた方も多いと思います。これはベイズの定理という条件付確率に関する考え方によるものです。

ベイズ推定はスパムメールのフィルタリングや自動翻訳などに使われ、成果を上げています。

人はときどき、キャリアを積む過程で大きな分かれ道に立つことがあります。どちらに進むべきか迷ったとき、「自分を客観視しなさい」などとアドバイスする人もいますが、それは不可能に近いことです。

そんなとき、思い切って「もうひとつの別の道」を選んでみるのも良いかもしれません。

もちろん、自己責任でお願いします。

※ 解説:http://www.youtube.com/watch?v=5pu1v0ou6sU

(人材育成社)