今日、小惑星探査機《はやぶさ2》に関する新たなニュースが発表されました。
《はやぶさ2》が
小惑星『リュウグウ』にタッチダウンして採取したサンプルを搭載して地球に帰還したことは大きなニュースになりました。そして
日本時間の今月6日に地球に向けて《はやぶさ2》から送り出されたカプセルは、
翌日無事にオーストラリアのウーメラ地区に落下しているところを回収されました。
その後、カプセルの中身の解析が相模原市にあるJAXAで行われました。その結果、カプセルの中に
相当量の砂や岩石が入っていることが判明したのです。
相当量の砂や岩石が入っていることが判明したのです。
初代《はやぶさ》も小惑星『イトカワ』からサンプルを持ち帰りましたが、顕微鏡で観察しなければならないほど微量のものでした。それと比べると今回のサンプルはかなりの量が採取できているようで、地球に水や有機物がどのようにしてもたらされたかを解明する手がかりとして大いに期待がもてそうです。
また、カプセル内には地球のものとは違うガスも検出されたのだそうで、そちらについての研究も期待されるところです。特に地球外の気体を持ち帰ったのは世界初の快挙とのことですから、岩石サンプルの採取の件と合わせて改めて《はやぶさ2》の偉業ぶりが分かるというものです。
サンプルカプセルを地球に送り出した《はやぶさ2》は、別の小惑星に向けて新たな旅に出ました。今度はどんな成果を地球にもたらしてくれるのか、ますます楽しみになりました。