支援級には、いろいろなタイプの子がいます。大まかに学習面に難がある知的級と感情のコントロールができない情緒級とに分かれてはいますが、ことはそう単純なものではありません。
それでも年単位で付き合っていると、始めの頃には見せなかったような表情や行動を見せてくれるようになります。今日も情緒級の6年生の男子が
「先生(私)、これ作ったからあげる!」
と言って
アイロンビーズで作った◯キンラーメンのキャラクターのヒヨコちゃんをくれました。
この子は分刻みで感情の起伏が変わる子で年若い担任の女の先生もほとほと手を焼いているなのですが、何故か私は妙に好かれているようで、よく
「先生!」
と教室に遊びにきてくれます。そんな彼の得意なもののひとつがアイロンビーズなのですが、それも時間をかけて引き出したものでした。
こういうことがあると、思わず嬉しくなります。もっと言えば、時折こういう嬉しいことがあるから個別学習支援員の仕事を続けていられるといってもいいと思います。
これからも、自分なりにできる学習支援を彼らにしていこうという思いを新たにしたのでした。