今日は運動会本番でした。
「世界中の青空を全部東京に持ってきてしまったような、素晴らしい秋日和でございます」
とは1964年の東京五輪の開会式実況ですが、今日の小田原もこれまでの青空を集めたような運動会日和の晴天に恵まれました。
通常級の子たちも支援級の子たちも、これまでの練習の成果を遺憾なく発揮していました。特にダンスは
『やっぱり振付が難しくて無理かな…』
と思っていた子もいたのですが、そんな子たちも今日は周りの子たちと一緒になって参加して踊っていて、これまで付き添っていた支援員たちの涙腺が緩んでいました。
今日は高学年の子たちが玉入れをするプログラムがあったのですが、私は輪の中心で玉入れの籠の付いた棹を支える係をしました。使用されたのは
昔から使われてきた手縫いの玉でしたが、輪の中心で棹を支えて立っていると玉が乱射乱撃雨霰と飛んできて、当たり前ですが四方八方から全身に当たるわけです。
とりあえず頭には防災用ヘルメットを装着してはいるのですが、肩や背中は何のプロテクションもありませんから当たるがままになるわけです。これが想像するよりかなり痛いのですが、子どもたちは夢中になって玉を投げ入れようとしているので、こちらの状況なんぞお構いなしに矢継ぎ早に玉を投げてくるので大変なのです。
かつて私も子どもの頃に玉入れはやったことがありますが、あの時輪の中心で籠を支えていた先生方も同じような思いをされていたのかな…と、ちょっと申し訳ない気分になったりもしました。終わった頃には、全身埃まみれになっていたのは言うまでもありません…。
今回の運動会では玉入れや綱引きや借り物競争といった、コロナ禍では禁止されていた競技が当たり前のようにできるようになりました。久しぶりの運動会らしい運動会は、子どもたちにとっても大人たちにとっても実に楽しいものとなりました。