今日は、普段勤務している小学校とは別の学校の放課後子ども教室の日でした。先週が祝日でお休みだったので2週間ぶりの開室です。
普段勤務している小学校は割りと小田原市街に近いのですが、こちらの学校はどちらかというと小田原市の端の方にあって、隣町との市境にも程近いような郊外にあります。そういうお土地柄もあってか、こちらの子どもたちはあまり過度にはしゃぎ回ることもなく、至って聞き分けのいい子たちばかりです。
今日も今日とて大きなトラブルも無く、無事に教室は終了しました。子どもたちを送り出した後にミーティングをもって、特に問題なく教室を後にしました。
駅に向かって歩いていると、目の前に
こんな雄大な夕景が広がっていました。空を見上げればカラスが2〜3羽ほど鳴き渡り、同時に何処からともなく遠寺の時の鐘の音が響き渡ってきたのです。
ちょっと出来過ぎの感もありますが、その光景は正に童謡《夕焼け小焼け》の一番のシーンに他なりませんでした。そして、
『令和の時代には消滅してしまったかに思われた古き良き日本の原風景は、ここにまだ息づいていた…。』
と思った瞬間、気づくと涙が滲んできたのです。
利便性を追求することは決して悪いことではありませんが、それを優先し過ぎたあまり、何処へ行っても金太郎飴のように同じような街が目につくようになってきてしまっています。そんな令和の時代に、こうした風景とそれを歌った歌はあまりにも貴重です。
そんなわけで、今日は《夕焼け小焼け》をお聴きいただきたいと思います。幼少期の安田祥子が歌う、子どもならではの澄んだ歌唱でお楽しみください。