今日は勤務先とは別の小学校の放課後子ども教室の日でした。その最中に、気象庁から関東地方で『春一番』が吹いたという発表がありました。
春一番には気象庁による明確な定義があり、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/2e/3026609c146c9c5f068f5d992641c687.jpg?1707981843)
①立春から春分までの間に日本海で低気圧が発達したことにより、
②北日本と沖縄を除いた広い範囲で初めて吹く、
③前日より暖かく強い風速8m以上の南よりの風
となっています。そして、この気象庁の定義に則った状況の風が吹かなければ、その年の春一番は『吹かなかった』とされます。
今年の春一番は昨年の3月1日より14日早いもので、横浜市中区では昼前に最大瞬間風速19.9メートルの南西の風を観測しました。気温も高くなっていて神奈川県内の全5地点で今年の最高を更新し、横浜で午後2時までに19.7度、小田原市では20.2度を記録しました。
実は、奇しくも今日は『春一番名付けの日』ともされています。
今から165年前の安政6(1859)年旧暦2月13日、壱岐郷ノ浦の漁師53人が五島沖で突風に遭い、全員が死亡するという痛ましい出来事がありました。それ以前から郷ノ浦の漁師の間では春の初めの強い南風が『春一』と呼ばれていて、これが後の『春一番』の語源とされていることによるものです。
ちょっと春一番のことを調べていた時にこの事実を知って、ちょっと偶然とは思えない何かを感じました。子どもたちも、そんな日に今年の春一番が吹いたということに、何らかの思うところがあったようです。
子どもたちを送り出して学校を出たら、時ならぬ『狐の嫁入り』がありました。私は一応常に折り畳み傘を持ち歩いているので大丈夫だったのですが、ここ数日の腰痛に事寄せて久々にバスに乗って小田原駅まで向かったのでした…。
さて、早くも明日は金曜日です。最近またインフルエンザ等で欠席する子どもたちが増えているのですが、一体どうなりますでしょうか…。