今日は久しぶりに、6年生の音楽の学習支援に入る時間がありました。今年度に入ってからは低学年の子たちの支援に入ることが多く、そもそもあまり彼らの支援に入れていませんでした。
6年生のこの時期の音楽の時間といえば、今や卒業式の定番ソングとなった『旅立ちの日に』の練習です。非常にシンプルながら2部に分かれてハモる部分もある華やかな曲なので、担任の練習にも熱が入ります。
ただ、どうしても低音部を担当する男子の歌唱が上手くいきません。早い子ではもう変声期をむかえてしまっていたりすることもあり、また男子ならではの気恥ずかしさも相まって声が出ないのです。
それでも、やはり本番まで一ヶ月間を切っていることを本人たちも自覚しているので、何とか形にしようという思いは伝わってきます。私も及ばずながら音取りのアシストをしたりして、何とか彼らに歌ってもらえるように後押ししてみました。
しかし、自身の学生時代には影も形もなかった曲とはいえ、やはり聴いているとグッと来るものがこの作品にはあります。元々学校の先生が作られたものであることも要因の一つなのかも知れませんが、指導している最中ちょっと涙腺が刺激されたのは内緒です(汗)。
何とか無事に授業を終えて子どもたちを送り出して教室の後片付けをしていた時に、支援級の担任から
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これを渡されました。これは支援級の6年生に贈るプレゼントのメッセージカードで、在校生と担任、個別支援員全員のメッセージを集めてプレゼントにしようというものです。
折角落ち着いた涙腺が、この桜のカードを見ていたらまた刺激されてしまいました。今の6年生には個人的にいろいろと思い入れがあり過ぎて、こんなチンケなカードに書き切れるようなものではないのです。
教員というものは大きな流れの中に立つべき存在ですが、私は個々と関わりを持ち過ぎてしまう傾向があります。それ故に、他の支援員には見せないような表情を見せてくれたり、担任にも言わないような悩み事を聞いてきたりすることがあるのですが、それが果たしていいことなのかそうでないのかは分かりません。
とりあえず自宅に持ち帰って、一人一人の顔とこれまでの軌跡を思い返しながらメッセージを考えようと思います。誤字脱字と、長文をブチ込まないようにだけは気をつけなくては…。