共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

辛いお別れ…

2022年03月25日 18時00分18秒 | 日記
今日は小田原の小学校で、修了式と離任式がありました。今日はちょっと早目に出勤して



最後の黒板アートを描いてみました。

子どもたちを迎え入れて支度をさせてからオンラインでの修了式が始まり、各学年の代表者に修了証書が手渡されました。次にオンラインでの離任式が始まりましたが、今回もなかなかの数の先生方が離任されることとなり、子どもたちも驚きを隠せない様子でした。

私も支援級の子どもたちの前で、4月から違う学校に行くことを告げました。そして、



昨日まで作っていた折り鶴栞を一人一人にプレゼントしました。

栞を渡しながら

「もっときれいな字を書くこと。」
「先生の話をちゃんと聞くこと。」
「勉強始まった途端に『疲れた〜』とか言わないこと。」
「乱暴な言葉を言わないこと。」

と、一人一人に最後の小言を言って回りました。当の子どもたちは理解できているのかいないのか分かりませんでしたが、それでも神妙な顔だけはしていました(笑)。

そして中休みになった時、去年一年生の時に学習サポートをしていた二年生の子どもたちが支援級の教室にドヤドヤ押しかけてきました。そして

「何でいなくなっちゃうの!?」
「ヤダ!」
「辞めないで!」

と口々に騒ぎ立てだしたのです。

もう、それだけで涙腺が崩壊しそうでした。彼らは授業が6月スタートになってしまったり、分散登校になってしまったりと大変な状況を共有しましたから、個人的にも思い入れの深い子どもたちだったのです。

その後、どうにか二年生を落ち着かせて教室に送り届けてから支援級で最後の学活をしましたが、そこで支援級の子どもたちから



きれいな花束と寄せ書きをプレゼントしてもらいました。寄せ書きには





私がヴァイオリンを弾いている姿とヴァイオリンの絵が貼られていて、中には



子どもたち一人一人からのメッセージが書かれていました。

正直、彼らには様々な面で手を焼くこともありました。しかし、それも今となってはいい思い出となっています。

下校時刻になって子どもたちを送り出してから、支援級でお世話になった先生方や個別支援員の皆さんに御礼を述べて回りました。そして



調子に乗って大量生産(笑)しておいた折り鶴栞をプレゼントしました。

覚悟していたとは言え、去年かなり深く関わった二年生の子どもたちや、一年間サポートしてきた今年度の支援級の子どもたちには特別な思いがありました。それだけに、彼らとの別れには万感迫るものがありました。

さて、明日から春休みです。少し気持ちと身体を休めつつ、4月からの準備もしていこうと思います。


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