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ワンダーランド

 岐阜にある、お千代保稲荷というところに初めて行った。商売繁盛を願って、多くの人が足しげく参拝するお稲荷さんだということは昔から知っていたが、妻が急に行こうと言い出して、物は試しと、伯母も誘って出かけた。伯母は何度も行ったことがあるようだが、如何せん道先案内人としては少々心もとない。ならばナビに頼って誘導してもらおうとセットしようとしたが、「お千代保稲荷」という施設名が登録されておらず、目的地に設定できない。「なんて役に立たないナビだ!」と毒付いてみても仕方ないので、PCからプリントアウトしたマップを持って出発した。
 久しぶりに走った高速道路は適度にスピードが出せて気持ちがよかった。岐阜羽島で下りて後はマップを頼りに進んでいったところ、すぐに案内板が出てきて案外スムーズに着くことができた。大きな鳥居の下に広い駐車場があって、200円払えば一日停めることができる。ほとんど満車で、しかもひっきりなしに車が入ってくる。

 

鳥居をくぐると参道だが、びっくりした。参道の両側がみな店屋になっていて、大勢の人が縁日のように歩いていく。実に様々な店がある。

   

   

   

すごい!!私と妻はワンダーランドに迷い込んだように叫び声を上げた。普通の日曜日の真昼間にこんな世界が展開されているとは!もうあれやこれやもの珍しいものばかりであちらの店こちらの店とさ迷い歩いているうちに稲荷に着いた。本殿近くで30円払って油揚げと蝋燭を買い、それを供える。勿論、賽銭も出しながら塾の経営がうまくいくことを祈った。

  

参道の長さに比べればあっけないくらいに小さな境内だが、いくつかの社に参拝し終えてホッとしたら、空腹を感じた。この辺りは木曽三川(木曽川・揖斐川・長良川)に近いため、川魚を使った料理が名物のようだ。とくになまず料理が有名なようで、なまずの看板を掲げた店もあった。その中の一軒の店に入って昼食を食べたのだが、珍しい物好きの妻が「なまずランチ」なるものを注文した(待っている間に地震で店が揺れてびっくり)。なまずの蒲焼があって、私も一口味見してみたのだが、淡白な味で特においしくもまずくもない。ただ、皮が硬くて噛み切れないのには少々閉口した。

 

なんだか自分の毎日過ごしているのとは全く違った世界が開けていることが分かったのは大きな収穫だった。是非また行ってみたい。
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