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Holidays

 母さんのブログの記事がキャメロン・ディアスの映画「ホリデイ」の感想だった。読んでるうちに、題名の連想から、ふっとミッシェル・ポルナレフの「Holidays」(日本での曲名は「愛の休日」)を思い出した。

「Holidays」
Holidays, oh holidays         ホリデーズ、おおホリデーズ
C'est l'avion qui descend du ciel   それは空からおりて来る飛行機
Et sous l'ombre de son aile      その翼の影の下を
Une ville passe            町が通り過ぎる
Que la terre est basse         なんて地上は低いのだろう 
Holidays                ホリデーズ

Holidays, oh holidays         ホリデーズ、おおホリデーズ
Des églises et des HLM         教会や近代的な建物
Que fait-il le Dieu qu'ils aiment?   空に住む
Qui vit dans l'espace         彼らが愛する神は何をしているのか
Que la terre est basse         なんて地上は低いのだろう
Holidays                ホリデーズ

Holidays, oh holidays         ホリデーズ、おおホリデーズ
De l'avion, l'ombre prend la mer    飛行機の影が海をとらえる
La mer comme une préface        砂漠の
Avant le désert            前ぶれのような海
Que la mer est basse          なんて地上は低いのだろう
Holidays                ホリデーズ

Holidays, oh holidays         ホリデーズ、おおホリデーズ
Tant de ciel et tant de nuages     あれほどの空、あれほどの雲を
Tu ne sais pas à ton âge        君は分からない、君の年齢では
Toi que la vie lasse          人生が君を疲れさせる
Que la mort est basse         なんと死は遠いのだろう
Holidays                ホリデーズ

Holidays, oh holidays         ホリデーズ、おおホリデーズ
C'est l'avion qui habite au ciel    それは空に住む飛行機
Mais n'oublie pas, toi si belle    忘れないで、美しい君
Les avions se cassent         飛行機は弱っている
Et la terre est basse         地上は低い
Holidays                ホリデーズ


よく分からない詞だが、ミッシェル・ポルナレフが高い声で歌い上げるフランス語は何だか崇高な理念を歌い上げているようにさえ聞こえる。ちょっと待てよ、ひょっとしたら・・。と思い立って、自分の部屋の押入れの奥を探してみたら、あった!!ミッシェル・ポルナレフの「ポルナレフ・ナウ/ミッシェル・ポルナレフ4」と題するLPレコードが!!

 

「Holidays」が1972年の作品だから、今から35年近く前のレコードだ。よくぞ捨てずにしまっておいたものだ、と己の物持ちのよさに少しばかり感動した。だが、我が家にはもうプレーヤーがない。このアルバムを聞こうにも道具がないからどうしようもない。残念だけど、このまままた眠ってもらうしかない・・。
 しかし、この髪型といい、サングラスといい、ちょっと奇怪ないでたちだ。物珍しさを狙ったものでないことは彼の曲の確かさによっても十分理解できるが、それにしても変だ。まあ、生まれて初めてフランス語の美しさを私に教えてくれた人物だから、そう悪口も言ってられないけど。
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