「キッズウィーク」見切り発車

☆　政府は来年度から地域ごとに連休を設ける「キッズウィーク」を始めるという。夏休みを減らし、その分を春か秋に振り分けるようだ。

☆　かつて民主党政権時代に構想されていた「地域別大型連休」案の表紙を変えたような政策だ。

☆　私のような零細な事業所は、仕事が増えても減ることはないね。

☆　悪く言えば「公務員による、公務員のための政策」だ。それに、一部の大企業も加わるかな。先の「地域別大型連休」案でも論議されていたが、特に大企業の場合、一部の地域だけ休業なんてことができるのだろうか。

☆　サービス業はただでさえ人手不足なのに、どうするのだろうか。ワーキングシェアの態勢ができていれば良いのだが、結局は非正規社員にしわ寄せがいくのではないか。

☆　子どもの受け皿も問題だ。家族そろって休みをとって旅行に出かけたり、家庭での団らんを過ごせる家庭は幸せだが、私の身の回りに、そんな家庭は多くない。

☆　学童保育も休みになるのだろうか。そうすると、子どもだけで家庭で過ごすのか。

☆　週５日制が導入された当初は、自治体ではいろいろと企画をやっていたが、今ではその面影も乏しい。そんなものだ。

☆　政府は「特区」といい「キッズウィーク」といい、成果を焦っているようだ。

☆　政府は、アベノミクスが停滞しているので「働き方」改革に活路を見出そうとしているが、賃金もそうだが、政府が旗を振れど企業は動かずというところだ。経済界は安倍政権に見切りをつけているようにも感じる。　

「ネイチャー」を観る

☆　映画「ネイチャー」を観た。地球（特にアフリカ）の自然とそこに生きる生き物たちの様子を美しい映像と音楽で描いていた。

☆　１シーンを撮るのにどれほどの時間と忍耐力を要したであろうか。

☆　熱帯雨林のうっそうとした緑。そこに暮らすゴリラの一家。私たちの祖先もかつてはこのように暮らしていたのであろうか。

☆　乾燥した大地。砂漠に生きる生き物たち。何万年、何億年と受け継いだ生きる術がある。

☆　高地に生きる生き物たち。海に生きる生き物たち。

☆　乾いた大地に雨が降り、世界は一変する。

☆　地球は命にあふれている。色彩にあふれている。

☆　人類は、地球を我が物であるかのように偉そうに振舞っているが、それが単なる自惚れであることをこの映画は教えてくれた。