じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

外部クラブの負担

2017-09-19 19:32:02 | Weblog
☆ 生徒から聞いた話。ある生徒は学校外でサッカーのクラブチームに入っている。チームの中でも主力の選手。

☆ ところが、その選手がクラブチームをやめると言い出したという。理由はお金がかかりすぎるから。

☆ この夏の遠征だけで7万円以上の出費があったという。

☆ 家庭にはいろいろな事情がある。その子は、家庭のことを考えやめることにしたという。


☆ 教員の負担を減らすために学校の部活動は減る傾向にある。クラブ活動は外部に委ねれば良いという意見もあるだろう。一方で、外部に委託した場合、その費用は誰が負担すべきなのか。

☆ 考えさせられる話題だった。(一流選手になるにはお金がかかるなぁ)
コメント

山本文緒「プラナリア」

2017-09-19 14:03:32 | Weblog
☆ 山本文緒さんの短編集「プラナリア」から表題作を読んだ。

☆ この作品はドンドン読み進めることができた。主人公の心境、周りの人物の描き方がうまいからだろう。

☆ 主人公は乳がんで片胸を失い、仕事もせずにその日を過ごしている女性。

☆ 人とかかわるのが嫌だし、できればほっといて欲しい。特に年寄りやおばちゃんは大嫌い。たぶん客観的に見れば嫌な奴だし、本人が言うように「社会不適合者」だろう。


☆ でもその気持ちはよくわかる。私も少し「社会不適合者」だからだろうか。きれいごとで取り繕うことへの嫌悪感、そして何より面倒くさい。


☆ 彼女は生まれ変わればプラナリアになりたいという。人から注目もされず、何も考えずに生きていられる。切られても再生し、死の恐怖もない。(51頁)

☆ 彼女が社会とのかかわりを避け、無為に生きようとすればするほど、「生」が見えてくるから不思議だ。人間はなかなかプラナリアにはなれないようだ。


☆ 「全身から喜びがしゅるしゅると抜けていく気がした」(52頁)という表現が面白かった。風船から空気が抜ける音かな。

☆ さて、これから彼女はどう生きるのだろうか。
コメント