じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

政治不信

2018-03-13 10:47:21 | Weblog
☆ 論語は「民信無くば立たず」と記す。政(まつりごと)で一番大切なのは、兵力でも、食糧でもなく民衆の信頼だという卓見だ。

☆ 今朝、森友文書の記事を読んだ。経緯の記述のところでは、首相夫人をはじめ何人かの政治家やその秘書の関与が見事なまでに削除されていた。大臣はキャリア官僚が責任者だというが、果たして1官僚の忖度でここまでやるだろうか。背後でより大きな「力」が働いていたのではないかと勘繰りたくなる。

☆ 官僚の尻尾切りで終わりそうもない。官僚個人の不祥事ではなく、組織ぐるみの犯罪だ。監督不行き届きでは収まらない。政治責任が問われるのは必至だ。財務大臣の首で留まるのか、それとも内閣の倒壊まで至るのか。財務大臣が辞任したとして後任は誰が担当するのか。ウワサに聞く「麻生VS菅」の対立はどうなる。今回の出来事の背景にもこの対立が関与しているのだろうか。

☆ 野党としては絶好の敵失だ。さっさと辞任されるより、問題が長引いてくれる方がありがたかろう。今年は大きな国政選挙はない。来年の統一地方選や参議院選挙がターゲットだ。

☆ 野党が要求する証人喚問は実現するか。安倍総理をはじめ官邸の次の策は何か。
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「バンテージ・ポイント」を観た

2018-03-13 03:00:46 | Weblog
☆ 映画「バンテージ・ポイント」(2008年)を観た。

☆ テロ撲滅サミット出席のためスペインを訪れたアメリカ大統領が狙撃される。前半は、狙撃前23分からの流れをテレビスタッフ、シークレットサービス、地元刑事、旅行者、大統領、テロリスト、それぞれの視点から描く。後半は、息詰まるカーチェイス。果たして大統領を無事救出できるのか。

☆ 全体の構成、カメラワークが見どころだ。一つの出来事も視点を変えれば違って見える。そこが面白い。ちなみに一つの出来事をそれぞれの視点で見ると矛盾が生じることを羅生門効果というそうだ。黒澤明監督の映画「羅生門」に由来するという。原作は芥川龍之介の「藪の中」だね。
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