じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

また年金問題

2018-03-20 19:40:18 | Weblog
☆ 日本年金機構をめぐる不祥事が相次いでいる。委託した業者が所得控除を入力ミスしたり、契約に違反して中国の企業に外注したり。どちらも委託業者が絡んでいる。

☆ 機構としては経費削減で外注しているのだろうが、入力ミスがあってはそのチェックにさらに費用がかかる。中国の企業に委託した件では個人情報の漏洩が心配だ。

☆ 年金をめぐってはずさんな管理が批判され、組織が変わったはずなのに、またの不祥事だ。根本的な問題があるのではなかろうか。

☆ 自分の年金はしっかり自分で管理しなければいけないようだ。お役所任せでは損をするかもしれない。
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三島由紀夫「遠乗会」

2018-03-20 18:01:05 | Weblog
☆ 三島由紀夫の短編集「花ざかりの森・憂国」(新潮文庫)から「遠乗会」を読んだ。

☆ 映画「アマデウス」の中で、サリエリがモーツァルトの書き損じのない楽譜を見てその完成度に感心する場面がある。この作品も若き天才の実に完成度の高い作品だと思う。推敲を重ねた末のことか、それとも彫刻家が素材の中にすでに完成像を見るようなものだろうか。

☆ 葛城夫人は息子の不祥事に心を痛めていた。事情を追及すれば、非行の背景には女性の存在があるようだ。そのとき届いた遠乗会の案内。その女性が参加すると知ると夫人も参加することにした。

☆ 遠乗会で夫人は思わぬ人に会う。それはかつて求婚され、その申し出を断った男性だ。姿は乃木将軍を思わせる。実直な軍人の生きざまは人々の賞賛を受け、夫人も密かに求婚を断ったことに悔恨が残っている。

☆ 夫人は息子が魅かれた女性にも会うが。こちらは予想に反してなかなかの令嬢だった。

☆ 夫人の中で2つの物語が交錯しながら、小説は幕を閉じる。情景がありありと浮かぶのは作者の筆のうまさに尽きる。
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「フライト・ゲーム」を観た

2018-03-20 14:59:59 | Weblog
☆ 映画「フライト・ゲーム」(2014年)を観た。

☆ 何か訳アリな航空保安官ビル・マークス(リーアム・ニーソン)が任務に就く。周りの乗客はみんな怪しい。このあたりは言わば序章。突然、ビルのケイタイに何者かからのメッセージが。20分ごとに乗客を一人ずつ殺すという。犯人の要求は1億5000ドル。

☆ 航空機という密室の中で、犯人探しが始まる。しかもタイムリミットは20分。犯人の予告通り1人、2人と殺されていく。そして爆発物まで。

☆ 地上ではビルがハイジャック犯として報じられ、誰も彼の言葉を信じなくなる。犯人は誰か、無事に着陸できるのか。原題「Non-Stop」が示すように、次々と困難が襲い掛かり、映像に集中させられてしまう。

☆ 107分の比較的短い映画だったが、見ごたえがあった。
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