★ 澤村修治さんの「日本マンガ全史」(平凡社新書)を読んだ。サブタイトルにもあるように「鳥獣戯画」から「鬼滅の刃」まで、まさに日本のマンガ史の全体像が描かれている。年を経るほどに価値を増す貴重な文献だと思う。
★ 序章「前史」は入試にも採用されそうな内容だ。続いて、明治、大正、昭和前期、戦中期と貴重な資料が掲載されている。
★ そして戦後。時代の変遷とともにマンガも変わった。印刷技術の向上やテレビ放送(アニメ化)で、マンガは飛躍的に認知されるようになった。学園紛争時代のサブカルチャー、風刺画から子どもの読み物、更に青年層、大人への読者の拡大。
★ ライバル誌の熾烈な競争の裏話も面白い。2000年以降は代表的な作品の羅列に留まっている気もするが、それは歴史的な評価が定まっていないからだろうか。
★ 1994年12月末発売の「少年ジャンプ」が653万枚を記録して以降、マンガ誌の発行部数は減少しているという。こうした傾向はCDの売り上げ枚数やテレビの視聴率とも傾向が似ている。市場の成熟化、価値観の多様化やデジタル時代の影響だろうか。
★ 巻末の年表を合わせて495頁。マンガと共に歩んできた著者ゆえの力作だと思う。
☆ ちなみに、私はアニメ派であまりマンガ雑誌は読まなかった。アニメでは昭和40年代、「鉄腕アトム」や「鉄人28号」、「エイトマン」「ジャングル大帝」「リボンの騎士」「マッハGOGO」などは欠かさず見ていた。小学校高学年の頃は、ちょうど「巨人の星」や「あしたのジョー」「タイガーマスク」の時代と重なる。
☆ 小学5年生、盲腸炎で入院したとき同級生がお見舞いとして持ってきてくれた「少年ジャンプ」で「ハレンチ学園」を読んだ時は衝撃だった。大学生になって、大学の図書館で「ブラックジャック」や「火の鳥」を読んで感動した。
☆ 社会人になってからは、「るろうに剣心」「封神演義」「暗殺教室」「美味しんぼう」「浮浪雲」「モンスター」が印象に残っている。最近はやはり「鬼滅の刃」が面白い。「ワンピース」は途中で挫折したなぁ。
★ 序章「前史」は入試にも採用されそうな内容だ。続いて、明治、大正、昭和前期、戦中期と貴重な資料が掲載されている。
★ そして戦後。時代の変遷とともにマンガも変わった。印刷技術の向上やテレビ放送(アニメ化)で、マンガは飛躍的に認知されるようになった。学園紛争時代のサブカルチャー、風刺画から子どもの読み物、更に青年層、大人への読者の拡大。
★ ライバル誌の熾烈な競争の裏話も面白い。2000年以降は代表的な作品の羅列に留まっている気もするが、それは歴史的な評価が定まっていないからだろうか。
★ 1994年12月末発売の「少年ジャンプ」が653万枚を記録して以降、マンガ誌の発行部数は減少しているという。こうした傾向はCDの売り上げ枚数やテレビの視聴率とも傾向が似ている。市場の成熟化、価値観の多様化やデジタル時代の影響だろうか。
★ 巻末の年表を合わせて495頁。マンガと共に歩んできた著者ゆえの力作だと思う。
☆ ちなみに、私はアニメ派であまりマンガ雑誌は読まなかった。アニメでは昭和40年代、「鉄腕アトム」や「鉄人28号」、「エイトマン」「ジャングル大帝」「リボンの騎士」「マッハGOGO」などは欠かさず見ていた。小学校高学年の頃は、ちょうど「巨人の星」や「あしたのジョー」「タイガーマスク」の時代と重なる。
☆ 小学5年生、盲腸炎で入院したとき同級生がお見舞いとして持ってきてくれた「少年ジャンプ」で「ハレンチ学園」を読んだ時は衝撃だった。大学生になって、大学の図書館で「ブラックジャック」や「火の鳥」を読んで感動した。
☆ 社会人になってからは、「るろうに剣心」「封神演義」「暗殺教室」「美味しんぼう」「浮浪雲」「モンスター」が印象に残っている。最近はやはり「鬼滅の刃」が面白い。「ワンピース」は途中で挫折したなぁ。