★ 映画「太陽を盗んだ男」(1979年)を観た。面白かった。
★ 教職に情熱を失った理科教師が、一人で原爆をつくり、それを使って国家権力を脅すというストーリーだった。プルトニウムを盗んだり、普通のアパートで核物質を精製し原爆に仕上げるといったことは現実にはありえないだろうが、そう思いながらも見入ってしまう。
★ この理科教師に政治的あるいは宗教的意図は感じられない。今で言えば愉快犯だ。犯罪を犯している自分に酔い、自らの犯罪によって自己を顕示する。犯罪を通してしか他人や社会と接するとができない。原爆は彼にとっては作品であり、生きている実感なのだろう。
★ 理科教師を沢田研二さんが迫真の演技で見せる。彼を追う警視庁の刑事役は菅原文太さん。この二人の対峙が見ものだ。日本ではめったに見られないカーチェイスもすごい。
★ 教職に情熱を失った理科教師が、一人で原爆をつくり、それを使って国家権力を脅すというストーリーだった。プルトニウムを盗んだり、普通のアパートで核物質を精製し原爆に仕上げるといったことは現実にはありえないだろうが、そう思いながらも見入ってしまう。
★ この理科教師に政治的あるいは宗教的意図は感じられない。今で言えば愉快犯だ。犯罪を犯している自分に酔い、自らの犯罪によって自己を顕示する。犯罪を通してしか他人や社会と接するとができない。原爆は彼にとっては作品であり、生きている実感なのだろう。
★ 理科教師を沢田研二さんが迫真の演技で見せる。彼を追う警視庁の刑事役は菅原文太さん。この二人の対峙が見ものだ。日本ではめったに見られないカーチェイスもすごい。