★ 昨日だったかNHK・BSで放映されていた「クリムゾン・タイド」(1995年)。ふと観たのが途中からだったので、あらためて最初から観た。気持ちを集中してみると緊迫感がなお一層伝わってきた。
★ ロシアで過激派勢力による反乱が起こったという設定。反乱軍が核施設を占拠し、合衆国への攻撃が可能となったことから、米軍は核兵器を搭載した原子力潜水艦の出航を命じる。
★ 核先制攻撃を行うかどうか。原子力潜水艦「アラバマ」の中では、好戦的な歴戦の艦長(ジーン・ハックマン)と士官学校を出てハーバードで学んだ慎重派のエリート副官(デンゼル・ワシントン)が対立、お互いに武装して艦の指揮権を争うまでに発展する。
★ ロシア国内での政府軍と反乱軍の趨勢、アメリカを中心とする西側諸国とロシアとの対立、潜水艦同士の戦闘、潜水艦内の指揮権争い。そうした一連の争闘が、巧みに描かれている。時間が進むにつれて、緊張感が増大してくる。
★ 潜水艦内の様子はセットであるとわかっていながら、作品に引き込まれる。何と言っても乗組員たちの緊迫感がすごい。特に汗の表現が効果的だ。水深深く潜航する艦内は確かに暑かろうが、それに生死の間をさまよう緊張感が拍車をかける。
★ 艦長と副官の対立(名優の演技が際立つ)。対立の背景に人種問題も感じさせる。女性の出演が少ないのもこの映画の特徴だ。
★ 面白い映画だった。
★ ロシアで過激派勢力による反乱が起こったという設定。反乱軍が核施設を占拠し、合衆国への攻撃が可能となったことから、米軍は核兵器を搭載した原子力潜水艦の出航を命じる。
★ 核先制攻撃を行うかどうか。原子力潜水艦「アラバマ」の中では、好戦的な歴戦の艦長(ジーン・ハックマン)と士官学校を出てハーバードで学んだ慎重派のエリート副官(デンゼル・ワシントン)が対立、お互いに武装して艦の指揮権を争うまでに発展する。
★ ロシア国内での政府軍と反乱軍の趨勢、アメリカを中心とする西側諸国とロシアとの対立、潜水艦同士の戦闘、潜水艦内の指揮権争い。そうした一連の争闘が、巧みに描かれている。時間が進むにつれて、緊張感が増大してくる。
★ 潜水艦内の様子はセットであるとわかっていながら、作品に引き込まれる。何と言っても乗組員たちの緊迫感がすごい。特に汗の表現が効果的だ。水深深く潜航する艦内は確かに暑かろうが、それに生死の間をさまよう緊張感が拍車をかける。
★ 艦長と副官の対立(名優の演技が際立つ)。対立の背景に人種問題も感じさせる。女性の出演が少ないのもこの映画の特徴だ。
★ 面白い映画だった。