じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

映画「シークレット」

2020-04-19 16:09:46 | Weblog
★ 暇にまかせて、韓国映画「シークレット」(2010年)を観た。

★ あるヤクザが殺された。彼の兄は凶悪で知られる裏世界のボス。犯人を見つけ復讐をするという。現場にかけつけた刑事は遺留品の中に妻のイヤリングを見つける。刑事の妻とヤクザ、どういう関係だったのか。刑事は妻を助けようとするのだが。

★ それぞれが秘密を隠し、それが話をもつれさせる。

★ 犯人は誰か。秘密とは何か。アクションと人間ドラマで引き付ける。

★ エンディングの後味の悪さは何なのだろうか。勧善懲悪で終わらせないところが、制作者の意図なのか。
コメント

「『衝撃の書』が語る人類の未来」

2020-04-19 10:59:32 | Weblog
★ NHKオンデマンドから、BS1スペシャル「『衝撃の書』が語る人類の未来」(2019年)を観た。

★ 「衝撃の書」とは、歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリ氏による「サピエンス全史」と「ホモ・デウス」。

★ 第1部は「サピエンス全史」について、ジャーナリストの池上彰さんがハラリ氏にインタビューする形で進められた。「サピエンス全史」は、ホモ・サピエンス(現生人類)250万年の歩みを、認知革命、農業革命、人類の統一という視点から読み解く。宗教、貨幣(資本主義)、帝国と言ったキーワードを使って、そうした共同幻想の上にホモ・サピエンスの繁栄が築かれてきたと説いているように感じた。

★ そしてハラリ氏は読者に問いかける。「人類は幸福になっているのか」と。

★ 第2部は、近未来の予想図。ゲノム編集などといった生物工学の発展や人工知能といった情報科学の進歩によって、人間至上主義からデータ至上主義に世界は変化していく。格差の絶対的な拡大にともない、ホモ・サピエンスの中の一部のエリート層はもはや「神」となり、願えば不老不死さえ手に入りそうだ。一方で大多数のホモ・サピエンスは「無用者階級」になるという。

★ そういう未来図を見せた上で、人間とは何か、幸福とは何かを問いかける。今、私たちは岐路に立っているという。


★ 産業革命以来、200余年にわたって構築されてきた資本主義社会。人間の欲望が生み出し、その構築された仕組みが更なるの欲望を喚起する様式。経済成長至上主義は、グローバル化進め、生態系を破壊してきた。その当然の帰結に今私たちは直面している。

★ 目下のウイルスの挑戦をどう受け止めるか。この戦いからホモ・サピエンスは何かを学ぶことができるのか。この戦いは新たな進化の跳躍台にもなるであろうし、多くを学ばなければ、今回のコロナ禍はほんの序章になるであろう。ポスト・コロナ社会はどのようなものであろうか。それを決めるのは今生きる私たちなのだと感じた。
コメント

「3つの密を避けよう」

2020-04-15 22:53:57 | Weblog
★ 政府広報「3つの密を避けよう」を観た。

★ ある青年が咳をしたり、くしゃみをしたり。ごくありふれたパブでのコンパ風景。会話をするたびにウイルスが飛散すると言った怖い動画だった。

★ 新型コロナウイルスは日常生活を大きく変えそうだ。「人を見たらコロナと思え」ではないが、今までのパーソナルスペースが案外近かったなぁと最近思う。

★ 感染を防ぐため、2メートル離れての会話は結構辛いものがある。

★ 某番組で「彼女と会うべきかどうか」といった視聴者からの問い合わせを紹介していたが、確かに難しい問題だ。濃厚接触を回避するには家族と言えども距離をとる必要がある。

★ 「ギュッと抱きしめて」などというのは、もはや昔のこととなってしまうのか。

★ コロナは人間関係の在り方も大きく変えそうだ。

★ ところで与党(自民党、公明党)は1人あたり10万円給付に踏み出した(野党は以前から要求していた)。政府、財務省も渋々飲まざるを得ないだろうね。裏では安倍―岸田路線と二階―公明党路線の対立があるとか。何はともあれ、政府の30万円支給プランはわかりにくいし(窓口の自治体も混乱する)、一律10万円の方がわかりやすい。1度きりとはいえ、10万円もらえればうれしい。ただ、もっとスピード感が欲しいねぇ。

★ 100年に1度の「国難」(いや世界難)はわかるが、「アベノマスク」と言い、安倍政権の感性がどうも最近おかしいように思う。誰が筋書きを描いているのだろうか。
コメント

「全貌 二・二六事件」

2020-04-12 16:51:07 | Weblog
★ NHKスペシャル「全貌 二・二六事件~最高機密文書で迫る~」(2019年)を観た。3月31日にBSで再放送されたものを録画していた。

★ 二・二六事件については、NHKスペシャル(あるいはNHK特集だったかな)で、当時の電話傍受の記録から真相に迫るものを観たことがあった。今回は、海軍が密かに記録していた詳細な極秘文書から事件に迫っている。

★ 中学校の歴史の教科書では、五・一五事件について記述した後で、「1936年2月26日には、陸軍の青年将校が大臣などを殺傷し、東京の中心部を占拠しました」(東京書籍)と書くだけだが、事件後の4日間(そして事件前の諜報活動)には、陸軍と海軍、そしてそれぞれの軍内での葛藤、天皇と軍部とのやりとりがあったことがわかった。

★ 番組の終盤、海軍が事件の1週間前に、襲撃される要人や反乱の首謀者を知っていたと伝えていた。事前にそれを知っていてなぜ事件を未然に阻止できなかったのか(あるいはあえて阻止しなかったのか)。そこに歴史の暗部があるように感じた。
コメント

「欲望の資本主義」

2020-04-12 14:32:08 | Weblog
★ 雨の日曜日。外出自粛には恵みの雨だ。久々に暇になったので、「欲望の資本主義2020」を再び観た。正月に観たときはそれほど感銘を受けなかったが、このご時世で見ると、学ぶ点が多かった。

★ 平時の論争、精緻な数理モデルも目に見えない微細な病原体のせいですべて吹っ飛んでしまった感じだ。革命的なインパクトだ。

★ 私たちが享受していた「平和」「安定」「豊かさ」といったものが、実は非常に不安定で脆いものであることがわかった。そして失われた今こそその貴重さも実感できる。それは「健康」と同じだ。

★ 番組が放映された1月、その数か月後に「非常事態宣言」が出され、自由な経済活動が規制(自粛)されるようになるとは思いもよらなかった。まさに不確実性の顕在化だ。

★ それは「群れる」という人間の属性、その属性の上に成り立つ経済活動をあざ笑うかのようだ。対人接触を回避するため、情報化(IT、AIの技術)、ビックデータの活用、進化が促進される。

★ 番組のエンディングのナレーション、「どこまでも複雑な私たちが住むこの世界、1秒後の未来さえ誰も知らない。でも、だからこそ、未来を恐れるのではなく、未来に驚くためにジャンプする。それでも忘れないでおこう。欲望は青い鳥。つかまえても、どこかへ飛んで行ってしまう青い鳥だということを。」

★ 私たちは大きな歴史の転換点を体験しているのかも知れない。人間の欲望の矛先を変える時代が来たのかも知れない。
コメント

「新型コロナウイルス瀬戸際の攻防」

2020-04-11 22:10:41 | Weblog
★ NHKスペシャル「新型コロナウイルス瀬戸際の攻防~感染拡大阻止最前線からの報告」を観た。

★ 新型コロナウイルス、クラスター対策班を指揮する東北大学大学院、押谷教授を迎えて、ウイルス対策最前線の様子をレポートしていた。

★ 「仕事の流儀」的なテイストも盛り込みながら、感染爆発の現状、ウイルスとの戦いの戦略を策定する最前線の苦闘がよく伝わってきた。

★ 押谷教授のやつれ方と机に積まれたカップ麺が印象的だった。国は本気で彼らをバックアップしているのだろうか。

★ こうした番組を見ると何としても人との接触を80%減らしたいと思うけれど、感じ方も人それぞれ。感染への危機感を強くもつ人と無頓着な人。10人の内8人が80%減らしても、残る2人が0%ならば60%余りにしかならない。それでも幾分の効果はあるだろうが、80%減は簡単なことではなさそうだ。

★ 「戒厳令」への誘惑にかられる。コロナウイルスは社会主義あるいは全体主義を促しているのか。自由主義、個人主義、民主主義を守ることができるだろうか。
コメント

映画「ヨンガシ 変種増殖」

2020-04-11 14:17:11 | Weblog
★ 映画「ヨンガシ 変種増殖」(2012年)を観た。韓国のパニック映画。

★ ある村で家族の水死体が上がった。それを皮切りに韓国全土で同様な水死が相次ぐ。ハリガネムシ(ヨシガシ)が突然変異し人間に寄生を始めたという。寄生された人は激しい渇水感に襲われ、遂には川やプールの水を飲もうと錯乱し水死する。

★ それはあたかもウイルスの感染のように人々に拡散し、死者は10万人、そして100万ににも及んだ。遂に国家非常事態宣言」が発令される。

★ 医療機関に押し寄せる人々や「特効薬」を求めてドラッグストアに押し寄せる群集は、どこか最近よく見た風景に似ている。

★ ウイルスよりもハリガネムシよりも結局は人が一番凶暴で、恐ろしい。

★ 平時に観ればB級ゾンビ映画のような感じだが、コロナウイルスに国家の指導者も国民も慌てふためく今見れば、その恐怖をひしひしと感じる。(映画では、「事件」の背景の陰謀も描く。)

★ 映画は一応ハッピーエンドに終わっているが、さて現在の私たちはどうなることやら。
コメント

5月6日まで休校

2020-04-06 22:43:50 | Weblog
★ 「非常事態宣言」の流れか、京都府内の各市町村も小学校、中学校等の臨時休校に踏み切った。

★ 宇治市の場合、5月6日のゴールデンウィーク明けまで。

★ 学校で「3密」を避けるなど、そもそも無理。周り(他府県)を見ながらの恐る恐るの決断のようにも感じたが、良い決断であったと思う。

★ この時期、対人接触を限りなく避けること。そのためには学校休業が有効的だ。

★ 宇治市では今日が小学校の始業式だったが、塾生の弟が言うには、クラスの大半がマスクをしてきていなかったとのこと。検温に至っては聞くまでもなさそうだ。こんな状況で学校再開は極めて危険な選択だ。

★ 中には子どもを学校に行かせないという決断をした家庭もあったと聞くが、休校になって何よりだ。
コメント

コロナ疎開、コロナ難民

2020-04-06 14:48:07 | Weblog
★ 明日、特措法に基づく非常事態宣言が首相から発表されるようだ。何せ初めての事なので、いったい何が起こるか未知数だ。

★ 欧米諸国のような都市封鎖にはならないそうだが、これからの3週間、いろいろと課題を抱えつつ、時代の一つの節目になりそうだ。100年に一度の体験。不安を抱えつつも貴重な体験を甘受したい。

★ といっても、当面は東京、大阪を中心とする1都3県が対象地域になるとか。中には感染多発地域を逃れて、疎開を始める人もいるという。自己防衛のゆえであろうが、感染を拡散しないか気がかりだ。昔のように関所を設けるわけにはいかないし。

★ 京都では新学期が始まった。小学校は今日から、中学校は明日から。クラスター発生の不安を抱えながらも、新学期になって子どもたちの元気な声が聞かれるのは何よりだ。彼らは実に強い。

★ さて、私事ながら、父親がいよいよ終末期を迎えている。今は重症の誤嚥性肺炎で入院しているが、自宅で看取るべく、明日主治医と今後のことを話し合う予定にしている。89歳、天寿の全うを家族として見守ろうと思います。

★ 1995年に脳内出血で倒れ、左半身が不自由になり、それでも車いすで生活。2011年の夏だったか、猛暑の中で脳梗塞を発症し、自由がきいた右半分の力も弱ってしまった。寝たきりとなり、嚥下障害から胃ろうでの栄養注入を8年。2年前には肺炎により肺胞からの大量の出血。何とか回復したものの酸素吸引が必要に。本人が一番つらかったと思うけれど、よく頑張ったとほめてあげたい。

★ 何もかもが初めてで、単身での介護は大変だったが、多くの方々に助けられ、多くのことが学べました。

★ 政府政策金融公庫に申請していたコロナ緊急融資、今日連絡があり、これから手続きを進めますとのこと。少しずつ事態は動いている。
コメント

ドラマ「ABC殺人事件」

2020-04-05 15:54:46 | Weblog
★ 京都大学の先生が「ABC予想」という数学の超難問を証明したという。

★ さて、どんなものかと挑んでみたが、a+b=cとか素因数分解までが限界で、イソップ物語の「狐とぶどう」のように、「これって何か役に立つの」と教育者らしからぬ言い訳をしてあきらめた。

★ それならばと、ドラマ「名探偵ポアロ」から「ABC殺人事件」(第4シーズン第1話)を観た。

★ ポアロに送られてきた殺人予告。その予告通り、イニシャルAの街でイニシャルAで始まる婦人が、イニシャルBの街でイニシャルBで始まる婦人が、そしてC、Dと殺人が続く。

★ ポアロもロンドン警視庁もお手上げ状態だったところに、犯人らしき人物が自首してくる。しかし、一連の犯行には裏があった、というもの。

★ 実際の犯罪としてはかなり偶然性に左右されるなぁと思ったが、そこはフィクション。よく練られたストーリーで面白かった。
コメント