junzirogoo!!!

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「眉山」

2009年09月06日 23時30分04秒 | 映画
普段は、まったくそんなことはしないのだけれど、
昨日、なぜか、すごく気が向いたので、TSUTAYAに行って、前から観ようと思っていた、「眉山」をレンタルした。

 
 

基本的に、大阪にいた頃にレンタルビデオ店が実家の近くになかったのもあって、そういう習慣がないのもあり、モノを借りてまで映画を観ようとは普段から思わない人間で、観たいと思った映画はできる限り、映画館で観るようにしているから。

それでも、この作品を観たいと思ったのは、劇場公開時には僕の家系のルーツのある徳島が舞台であることはわかっていたし、気にはなっていたのですが、直接の理由は、先日、山田辰夫さんが亡くなった時に、この作品に出ていたことを知ってからでした。
実際、この作品に出ている山田さんはやせている印象がありました。

で、映画ですが、
そんなに深いストーリーでもなく、言ってしまえばありきたりな話。
でも、やりようによっては深く魅せれる話であったのにも関わらず、フジテレビのドラマを作るときのような、いつもの(テレビドラマ風)制作手法が、マイナスに働いています。2,3ヶ所、不自然で強引な場面の移り変わりやストーリーの展開がありました。テレビだったら、許せるけど、映画だったら許せない。
この作品の原作はさだまさしさんですが、あれで良かったんでしょうか?(ま、原作と映画は別物ですが。)

あれだと、別に、「生駒山」で、大阪で、河内音頭でも良かったような…。

それでも、舞台に徳島を選んだのは、何かしらの理由があったのでしょうけど、徳島は地味な街に思っていたので、今回、こういう風に映画や物語の舞台になるとは思いもしなかったんです。
そういう意味では、観てよかったかな?とも思っています。

それにしても、徳島に久しぶりに行きたいです。
徳島では一般的な、酢の利いたお寿司を食べたい。
ちなみに、徳島には、この映画のロケが行われていた、2006年の阿波踊りの直前以来、行ってないです。

 
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山田辰夫さんの訃報にふれて。

2009年07月31日 00時43分05秒 | 映画
確固たる存在感のある俳優さんとして、その顔は覚えてはいたんですが、山田辰夫さん、というお名前を知ったのは、失礼にも、先日、映画館に足を運んだ「おくりびと」を観た後の映画のパンフで。
やせてはいるものの、癌だったなんて、その姿、演技から想像できませんでした。今でも、信じられない。

パンフを観て、印象的だったのは、山田さんが監督である滝田さんと高校の同級生だったこと。

卒業後、一緒に夜行列車で上京した仲です、とパンフには書いてある。
そして、十数年後、このような形で一緒に大きな仕事ができるなんて、素敵だ。オスカーまで獲ってるんだから。

今回の訃報にふれてから、この話を思い出した時、滝田さんの残念な気持ちがわかるような気がした。

僕にも、一緒に上京してきた、とまでは、まったくいかないが、それどころか、僕が去年、上京する15年以上前に上京している高校の同級生がいる。彼とは一緒に写真学校にも通った仲だ。
僕が大阪に残っていた15年間、上京した彼のことはいつも気になっていたし、写真を職業とすることから離れた僕に対して、彼は今も東京で、写真で飯を喰っている存在として、僕にとっては大きい。
これから先、そんな彼と、大きな仕事じゃなくても、何かを一緒にできるとすれば、それは、非常に楽しみなことだと思う。


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僕も買いました。

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「junzirog:映画『おくりびと』感想。」(09/8/1追加。)

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「おくりびと」のDVD。

2009年04月10日 03時03分33秒 | 映画
一応、もう、買ってしまいました。

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最初、そのうち、ブルーレイでリリースされるのではないか?と思い、そっちのほうがいいので、せっかくなので待とうと、買うのを控えていたのですが、調べたところ、しばらくリリースされる予定はないようなので、トットと買うことにしました。
結構、同じように考えている人が多くて、ネット上ではいろんなところに、ブルーレイ版待望論が出ていました。
まぁ、納得ですが、出た頃には、もしかしたら、買う気がなくなっているかもしれないし、今買えば、3千円台ですから


ついでに、
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曲名リスト1. shine of snow I2. NOHKAN3. KAISAN4. Good‐by Cello5. New road6. Model7. first contact8. washing9. KIZUNA I10. beautiful dead I11. おくりびと~on record~12. Gui‐DANCE13. shine of snow II14. Ave Maria~おくりびと15. KIZUNA II16. beautiful dead II17. FATHER18. おくりびと~memory~19. おくりびと~ending~

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「junzirog:秋葉原→有楽町。

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「おくりびと」、米アカデミー賞受賞!やったー!

2009年02月23日 14時53分23秒 | 映画
これは、快挙ですね。
アカデミー賞受賞のニュース速報を見た時、ノミネートの時と同様、また、泣いてしまったw。
すばらしい。
このような、アジア的で、静かな映画が、アメリカの映画賞を受賞するのは、すばらしいことだと思います。

もっくん(本木雅弘)も、「生」と「死」をテーマにしたいという自身の意向が、最終的に、このような結果となって実を結ぶとは思いもしなかったでしょう。
受賞時の滝田監督のスピーチも良かった。
また、すばらしい映画を作ってもらって、あのステージに戻ってきてもらいたい。

ちなみに、先日のノミネートの発表以降、上映する映画館が増えており、新宿ピカデリーは、もちろん、まだ、しばらくは映画館で観賞できますので、まだ、観ておられない方は、是非とも、映画館で観ていただきたいと思います!

「『おくりびと』 予告編」

DVDのほうは、3月18日発売予定。
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本木雅弘さん:いきいきサイト」(09/02/24追加。)

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映画「おくりびと」感想。

2009年01月25日 23時58分13秒 | 映画
すごく美しいものを見た気持ちになりました。

実は、この映画は、かなり以前から、観たいと思ってました。
それは、藤原(新也)さんが、↓こちらの記事で、


「秀逸」と感想を書いてあり、何よりも、この映画は、主演している、もっくん(本木雅弘)が、藤原さんの「メメント・モリ」を読んだこと(下記、関連リンク参照。)がきっかけに、以降10数年間、あたためていた企画から始まったことが書いてあって、非常に興味を持ったわけです。

ところが、忙しく、映画館になかなか足が向かわないまま4ヶ月ほどが経ち、つい先日、この映画が、米アカデミー賞・外国語映画部門にノミネートされたと聞き、驚きと共に、感動してしまいました。
なので、これは絶対観なければ、と思ったわけです。
でも、映画館での上映はとっくに終わっているだろうな、と、DVDを探しかけたのですが、まだ、やっている映画館があると聞き、もうこれを逃す手はないと思い、早速、今日、観に行ってきました。

「納棺師」の話と聞いていて、おそらく暗い映画なのだろうと思っていたのですが、まったくそうではありませんでした。
むしろ、明るい。いや、単なる明るさではなく、「生」と「死」という、深く難しいテーマに真摯に向き合い、観る者に、真面目にメッセージを発している、その様が、明るい。
「死」は、誰にでも平等に訪れるものであり、「特別」なものではないと。また、「死」があるから、「生」もあるんだと。だから、今を生きていける。(それだけではなかったですけどね。)
このあたりが、真面目に、時には、おもしろく描写されています。

それにしても、もっくんの納棺の所作・演技は、素晴らしい。山崎さんも適役ですね。
観る前は、広末さんは、どうか?と思っていました。特に声がまだ、子供の声っぽいところが感じるのですが、演技自体は、かなり良かったです。後で、最近の若い夫婦を想像したら、これも適役ではないか、と。
他に、吉行和子、余貴美子、笹野高史、など…、そうそうたるメンバーで、どれも、適役でした。
どうして、この映画が、アカデミー賞にノミネートされるまで、ここまで注目されなかったのか、不思議なぐらいです。

そのノミネートされたせいかどうかは、わかりませんが、今日の新宿ピカデリーで予定されていた2回の上映は、1回目が上映される午前10時すぎぐらいで、2回とも全席完売となっていました。あやうく僕も観れないところでした。
それにしても、アカデミー賞にノミネートされたのは、びっくりしました。このような、非常に日本的で、アジア的な、それも「死」をテーマにした映画が、アメリカ人に受け入れられるのか?と思ったからです。

まだ、書きたいこともあるんですが、この映画は多くの人におすすめしたいので、ここでは、全体的なあらすじも書かずに、これぐらいにしておきます。
ぜひ、映画館でやっている間に、観ていただきたい!深く感動します。
僕なんかは、ほとんど泣いてましたw。映画館出てからも、しばらく泣いていましたw。これを書いている今も、思い出して泣きそうですw。こんな映画、初めてです。

「『おくりびと』 予告編」

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関連リンク。--------
本木雅弘さん:いきいきサイト」(「メメント・モリ」に関する記述。09/02/24追加。)

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「junzirog:新宿→有楽町。
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上野樹里の罠。

2008年01月06日 20時11分36秒 | 映画
仕事初め前日の深夜。
ええ加減そろそろ寝ようと、消そうとしたテレビの画面をあらためて見ると、さっきからやっている映画のシーンが気になりだした。
映像制作現場で働く若者(市原隼人)が先輩から、こっ酷く怒られているワンシーン。
ふと、自分の某報道機関のカメラマンだった若い頃と重なる。
そのまま、しばらく観ていると、ある登場人物が航空機事故で亡くなるという展開になる。
若者はその亡くなった人物の大学時代の友人らしく、プロデューサー(佐々木蔵之介)を伴い、その人物の実家に伺う。実家には、すでに親戚や他の大学の友人たちも集まっていた。
若者とその亡くなった人物との学生時代の回想シーンが始まる。
その亡くなった人物を演じているのが上野樹里だった。
大学の映画研究部に所属し、監督として作品を作っていく(それ自体、もう、金持ちな設定だが。)。その姿勢がハンパじゃなく、しまいには、キスを演じるのを嫌がった女優(酒井若菜)を下ろし、自分で演じてしまう。
その際、上野樹里が酒井若菜に言っている台詞に自身の女優としてのポリシーが重なるような気がした。そう、上野樹里自身も、その演じ方がハンパじゃない。若いわりに、よくやっている女優と見受けた。

上野樹里という名前を初めて知ったのは、確かJ-PHONEのコマーシャルだったと思う。
高校の後輩が、彼女のことをかわいいとか言っていたような気がする。
しかし、その時、僕は同じCMシリーズに出ているSHIHOさんに気が行っていた。(「主役、とっちゃうぞっ!」)
その後、上野樹里の名前は、よく聞いていたが、それほど気に留めていなかった。

それにしても、ここまでよく演じる女優さんとは思っていなかったせいか、しだいに、最後まで観ないと気が済まなくなってきた。
観ていたのは、「虹の女神」という岩井俊二プロデュース作品。
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映画研究部の回想シーンも、自分の高校時代の写真部の頃と重なってくる。(僕もコダック派。)
限界を感じずに無邪気なまでにまっすぐに突き進もうとする若者のパワーに懐かしさと感銘を受けてしまった。
若いって、ええなぁ~っ。(←完全に、おっさん。)
結局、本当に最後まで観てしまって、終わったのは朝方の5時前。

罠だ。
仕事初めだというのに、寝る時間が…。
しかし、それだけでは、上野樹里は許してくれなかったw。

翌日、今年最初の勤務をなんとか終え、帰ってきてテレビをつけると、また、上野樹里が画面に出てくる。
しかも、前夜とは打って変わって、180度違う役柄。「のだめ」である。
あまりのギャップに、笑いと驚きがこみ上げてくる。なんて女優さんだ!

どちらも手を抜かない演技に彼女の末の恐ろしさを感じた。すごい!!!
そのまっすぐな素晴らしい人間性に、年上ながら彼女に何かを教えられた気分になった。
おそらく、今後、ずっと観客として見守り続けていくだろう。

関連リンク。--------
(Wikipediaによると、この「虹の女神」の制作中、岩井俊二に自分の演技論をぶつけ、一蹴されたものの、以後、その熱意に一目置かれるようになったらしい。)

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マイケル・ムーア 「シッコ」の感想。

2007年09月01日 23時59分00秒 | 映画
なにげに、今日は映画のサービスデーであることを思い出し、じゃあ、観に行こう。ということで行ってきました。

映画館は、大阪・なんば「敷島シネポップgoo映画)」。
指定席・入替制の映画館で、少し幅広のゆったりとした席にカップホルダーあり、前後の席の間隔も少し広めで、観やすかったです。

さて、映画のほうですが、
今回、実は、「華氏911」の時より、そんなに世間の話題になっていなかったので、正直、あまりたいしたことはないのではないか?と思っていました。なので、観に行くこと自体、迷っていましたが、これも正直、観に行って良かったです。

一見、アメリカの医療保障制度の問題を訴求しているドキュメンタリー映画と思いきや、社会保険制度も問題をかかえ、介護保険も民間に委託(そして、「グッドウィル」のようなこともあり)、年金制度も崩壊と言ってよいような状態の日本で、今、このような映画を上映するのは、非常にタイムリーであり、また、このタイミングで観ることができるのも、ラッキーではないか、と思った次第です。決して、他人事ではないでしょう。

関連サイト。--------

観に行くのを迷っていた理由のひとつに、今回の問題がアメリカに限定されていることがあったと思います。先進国の中で、唯一、国による国民皆保険の制度がないアメリカ。
しかし、映画の中で、アメリカの現状を観ていると、どうしても、日本の将来を観ているような気になって仕方ありませんでした。
社会保険は、かなり以前ですが、1割負担が3割負担になり、年金制度も崩壊状態が最近になって露呈され、その批判をかわすかのように、炙りだされた介護保険制度上での「グッドウィル」の事件。
また、逆に年金の問題がなければ、グッドウィルの件もわからないままだったのか?という疑心暗鬼。

そうして、すべてが破綻してしまえば、日本も必ずアメリカのようになってしまうように思ってしまいました。こんなところまで、「アメリカ追従」では困ります。
そうならないために、どうしたら良いか?…

…ムーアは、訴えます、「人間として助け合うこと。

「華氏911」を観た時は、あまりのムーアの立て続けのトークに頭が痛くなりましたが、今回、そんなこともなく、彼は画面にもあまり出てきません。それは、公式サイトにも書いていたりしますが、行動するムーアを見るだけに終わらずに、観客自らも、この映画をきっかけに行動してほしい。というムーアの希望からです。
さぁ、この映画を観て、何人の日本人が行動するでしょうか?
危機感を感じながらも、行動しない人が多いのも日本人。でも、1人でも多いにこしたことはありません。

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マイケル・ムーア 「シッコ」。

2007年08月24日 03時30分50秒 | 映画
マイケル・ムーアの新作、それが、「シッコ」だ。
(もちろん、「おしっこ」ではない。また、特定の某ジャンルの映画でもないw。)

「マイケル・ムーア最新作「シッコ」予告編(日本語)-SiCKO Trailer(JPN)」

前作「華氏911」の取材の過程で、彼は、WTCの現場で活躍した救命士たちに出会う。
その当時、「英雄」とまで呼ばれた救命士たちが、満足に医療が受けられないという現実。逆に、テロ容疑者たちは、タダで最高な医療が受けられるという矛盾。
そんなアメリカの医療保障制度の問題を訴求しているのが、今回の「シッコ」だ。
予告編を観ていると、いかにもアメリカらしい。僕のよく言うところの「アメリカ仕事」の一端が垣間見えるのだろう。

そんな今作は、明日、8月25日から、「ニッポン解禁!!

関連サイト。--------


久々に、映画でも観に行こうか?と思っている………が、やっぱり、忙しい…w。

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「junzirog:『華氏911』
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映画「寒川」

2007年06月04日 01時25分21秒 | 映画
ついに、僕のこれまで6年間の苦節を基にした映画が公開されることになりました!


………、


って、
そんなわけないでしょ。(6年間の苦節があったのは本当だけど…)
この「寒川」は、「カンガワ」と読むのではなく、「サブカワ」と読みます。
もちろん、いつもサブ~いダジャレを言っている僕のことでもありません。
ですので、僕の映画ではありません。

この映画は、今、東国原知事で話題の宮崎県西都市にある「寒川」地区を舞台に、日本全国に共通する農山村の過疎化・高齢化の問題、それに伴う農山村の自然破壊、河川下流域の景観の変貌、近海漁業への打撃など、一見、都市に住む人には関係のないことのように思える農山村の問題が、実はつながっていて、それは社会全体の問題として捉えていかなければならないことを提起する、真面目な作品なのです。

って、真面目に書いてますが、僕もこの映画観てませんw
なので、説明も合っているのか、わからないのですが、上映が宮崎県を中心に行われているようで、関西ではあまりやってないので、観れてないんですね。ぜひ、やってほしいですね。

詳細は、↓こちら。(ちゃんとした説明も。)

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「蝉しぐれ」

2005年11月30日 02時43分34秒 | 映画
エントリーが、かなり遅くなり作品の公開もとっくに終わっているようですが、
今月初め、やっと「蝉しぐれ」を観てきました。

観ようとした動機ですが、
去年、NHK金曜時代劇で放映されていまして、ごっついハマってしまいまして、「藤沢周平ええなぁ。」と思っていました。その後、2回ほどあった再放送も見逃さず観てしまうほどのハマりようでした。まぁ、ストーリー的に僕としてはハマってしまう要素がかなりあったので、仕方ないですね。
そのときの配役が、内野聖陽さんと水野真紀さん。
お二人ともハマリ役だなぁ、と思っていました。

で、今回のこの映画。
公開される、という話を聞いたときから、観よう、と決めていまして楽しみだったわけですが、配役が、市川染五郎さんと木村佳乃さん、と聞いて、正直、ちょっと「どうかな???」と思ってしまいました。染五郎さんでは、ちょっと迫力が…(失礼)。

しかし、実際、映画を観てみて、
この2人、けっこう後半からしか出てこなかったんです。特に、木村さんなんか…。
そんな感じなので、それぞれの若い頃を演じる、石田卓也さんと佐津川愛美さんで、かなりのところまでひっぱってます。
それと基本的に、たった2時間ほどの映画で、藤沢周平の原作「蝉しぐれ」のすべてを見せることなんて、そもそも初めから不可能わけで、それを言えば、45分ほど×7回の金曜時代劇のほうが、まだみせることができるわけですから、比べれば、そりゃ、金曜時代劇。ということになるわけです。
(秘剣村雨も、布施鶴之助も出てこなかった。)

ただ、僕はそれでも、この映画を観て無駄だとは思いませんでした。
それは、この映画にもこの映画なりのメッセージがあったからです。
そのメッセージというのは、僕なりの解釈ですが、場面の随所に出てくる壮大なる自然の描写(このあたりは、文四郎とふくの愛の壮大さもかけている?)、そして、特に欅御殿での殺陣のシーンでの、原作とは少し違うところ。
「この屋敷にあるだけの刀を集めてください。」(だったけ?)
次々と折れる刀をかえてゆく文四郎と逸平。
飛び散る血飛沫。

原作よりも、人間の斬りあいを激しく描き、逆に命の尊さを表現しているのでは?

そうして、原作にもある、
「無益に、人が死にましたぞ」に、つなげるところ。


どうですか?
かなりこのシーンの(原作との)違いは印象に残っていますし、監督・脚本(脚本はこの映画と金曜時代劇も)の黒土さんも気合いを入れたシーンのように感じますし、メッセージをこめているように僕は思います。

実は、まだ僕は原作を完全には読みきっていないのですが、それでも、藤沢文学の良さは十分、この映画でわかるように思いますし、また、これを映像で表現しようと思った黒土さんのお気持ちもわかるように思います。
もし、この作品に少しでも興味をもたれたなら、原作も読むことを強くおすすめします。
藤沢周平の世界のすごさをさらに理解できるでしょう。

映画「蝉しぐれ」公式サイト。

 
 
 
サントラ
 

 
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