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「『廃業寸前』が世界トップ企業になった奇跡の物語」読了。

2015年12月31日 11時00分00秒 | 本と雑誌
「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語
駒井俊雄
ぱる出版

ここ数ヶ月、本を読む時間がなかなかなかったのですが、やっとこさ時間を見つけ、駒井さんの著書「『廃業寸前』が世界トップ企業になった奇跡の物語」を先日読了しました。

感想ですが、
まず、単純におもしろかったです。
そして、頭を使って仕事をすることが楽しいってことをあらためて思いました。
「数打ちゃ当たる」的な考え方やただ単純な根性論はやはり思ったとおりの成果をうまない生まないんだなぁ、と思いました。

個人的には、ランチェスター戦略のインストラクターである駒井さんのことですので、ランチェスター戦略のことがもう少し書かれているのかな?と思っていましたが、そうではなく、「おわりに」にも書かれていますが、駒井さんはこの本を読んだ読者に、元気が出たり、前向きになってもらうのがいちばんの目的だったようです。確かに、前向きになれました!
それは昨今の閉塞感を強く感じるこの世の中で、現実の話としてこの成功体験を知ること自体が大変意義のあることだと思います。またそれがランチェスター戦略によってもたらされたものであることを知る時、この本はランチェスター戦略の初歩の初歩の入門書とも言えるのかもしれません。

以前の会社の上司で、「今の若いの(僕らの世代を指して)は成功体験がないもん(者)が多い。」としきりに言っていた方がいました。
一度成功体験をすれば、成功する方法を学び成長していける。だから一度成功体験を経験し成長し「勝ち組」になれ、と僕によく言っていました。
(ただ、その会社での経験はやはり失敗体験となりましたが…。最終的にはその会社はその事業自体から撤退。事業部自体はその事業の直営会社に引き継がれましたが、その直営会社自体がいま苦境です。)

その成功体験を得るためには、事実から学ぶことも重要と思います。
ましてや、このような完成された理論からもたらされた成功体験を知るのはわかりやすいし、実際にやってみようという気になりやすいのでは?


以前からお話しているように、僕は本を読むのが苦手です。非常に遅いです。
今回、駒井さんから「一気読みして下さい。」と言われて、「え、できるかなぁ?」と思っていたのですが、できました!
こんな僕でも引き込まれて一気読みできる内容です。

途中、本当にドラマか映画にできるのではないか?と考えてしまうほどおもしろかったです。
「坂の上の雲」や「蝉しぐれ」のようなスペシャル版のドラマぐらいの時間尺がベストかな?と思いました。映画の2~3時間では短すぎるような気がします。
特に、頭の中で出てきたのは「蝉しぐれ」。内野聖陽と水野真紀が出ていた藤沢周平原作の時代劇。
この場合、物語上「秘剣村雨」がランチェスター戦略でしょうか。

最後、ちょっと余計な妄想でしたが、本当におすすめな一冊です。

TB。--------

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