最近、この歳になりながら自分のコミュニケーション能力の低さに嫌気がさしている。
「そんなことないでしょう」と仰ってくれる方もいるだろうし、今は接客業だし、少し以前も会社から営業への異動の誘いがあったりするのだが、実はそんなに人と関わるのはそんなに好きではない。
人によって人見知りをするし、アドリブはきかないし、だから、いざとなると、イレギュラーな対応に頭が真っ白になり何も話せないこともある。
なので、自分ではここまで接客業をしているのには不思議な感じがある。
これまで仕事を転々としているが、接客業でなかった仕事は新聞社のカメラマンの時ぐらいで、それ以外の仕事はすべて何らかの形でお客様に関わるのが仕事だ。
本当に不思議な感じがする。
普段、僕は明るい人間だと思われているかも知れない。
もちろんそれは間違いではないのだが、ネクラでもある。
おそらく明るい人間と思われている理由は駄洒落をよく発言するからだだろう。
しかし、それには理由がある。
子供の頃から真顔が怒っているように見えることをよく指摘されていて、
それを思春期の頃から気にしていて、
それと、幼い頃からずっとある寂しくて満たされない気持ちというのが他人に嫌われたくない感情につながっており、
そうならないように、怒っているようにみられないように、できるだけ笑顔で明るく楽しく人と接するように努力しているが、
かといって、普通の大阪の人間のようにお笑いのセンスがあるわけでもないから、
いつも駄洒落になってしまう。
場合によっては、あまりにもおもしろくない駄洒落を言ってしまい相手から変なリアクションを引き出してしまって、さらにそれが自分の次の人見知りな態度につながったりして悪循環になることもある。
このような自己分析のようなことに想いをめぐらせていると、自分はアダルトチルドレンの傾向があるのだろうと関連する情報に触れても少し感じることがある。
詳細に確認したくなる衝動に駆られるが、確認したところで誰しも現代人はこのような傾向があるように同時に感じるし、むしろ前向きに自身に対処することに注力することのほうが重要だろうと、いつもそう思うようにしている。