はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

ロックガーデンから風吹岩へ

2024-11-19 19:25:25 | 山歩き
六甲山のロックガーデンを久しぶりに歩いて来ました。
ロックガーデンを歩くのは2015年5月以来なので9年ぶりのことです。
六甲山の王道ルートといわれる芦屋川駅ー山頂ー有馬温泉の前半のハイライトとなる区間です。

阪急芦屋川駅が出発点です。(この日は車で行ったので、JR芦屋の近くの駐車場に停めました。)


高座の滝までは住宅街の中をジワジワと登って行きます。


芦屋川駅から35分もかかって高座の滝に到着です。


ここがロックガーデンのスタートになります。滝は登りません(笑)
滝の左上にロッククライミングクラブ創始者の藤木九三のレリーフが見えます。


ロックガーデンを少し登ったところから振り返りました。


海も見えてきました。


上を見上げると、まだまだ難所が続きます。難所といっても危険な所はありません。


ロックガーデンは若い頃から何度も歩いた所なのでちょっと舐めていました。


久しぶりに登ると手足を使っての全身運動で、汗も(冷や汗か)流れてきました。


人心地ついたところで景色を眺めました。


風吹岩はまだ遠いです。ここでやめようかと思いましたが、頑張って風吹岩をめざすことにしました。


高座の滝を出発して1時間、なんとか本日の目的地の風吹岩に到着しました。


久しぶりに手足を使って登ったので疲れましたが、おにぎりを頬張りながらご褒美の景色を眺めました。


眼下には、芦屋市や西宮市の景色が広がっています。


遠くには大阪の町並みも見えましたが、写真には写りませんでした。


芦屋浜のあたりです。


風吹岩は六甲山頂をめざす人にとっては通過地点ですが、今回はここで引き返しました。


※登山日 2024.11.14


<おまけです>

せっかくなので、2015年5月27日に歩いた時のブログも載せておきます。

「六甲山へハイキング」

今回は体力作りも兼ねて、久しぶりにハイキングに出かけました。
 (七曲りからの東お多福山)
六甲山の代表的なコースである、芦屋川ーー風吹岩ーー六甲最高峰ーー有馬温泉のコースです。初級コースということで危険な所はありませんし、道標に従って歩けば迷わずに歩けます。(今回は出合わなかったですが、イノシシが出没するようです。)ただ全行程が13キロと、ちょと長いかもしれません。今回は、久しぶりの山歩きだったので、なかなかしんどかったです!
阪急芦屋川駅を出発して歩いていると、さすが「芦屋」という邸宅が並んでいます。邸宅街を抜けると、山道に入っていきます。そこに現れるのが、「高座の滝」です。
 (涼しげな高座の滝)
ここから本格的な登りになります。すぐに有名な「ロックガーデン」にさしかかります。一応は岩場ですので慎重に通過しましょう。鎖もあるんですよ。
 (ロックガーデン)
30分ほど登ると、「風吹岩」に到着です。景色もいいので、みなさんここで休憩です。ここまで1時間15分と、まあまあのペースで来ました。私も休憩です。あんパンとお茶をいただきました。
 (風吹岩)
さて、次は最高峰に向かって歩きます。風吹岩から2時間の行程です。はじめは下って、そして上ってとアップダウンがあります。途中、ゴルフ場の中を通ったり、本庄橋跡を通ったりして、最後の登りにかかります。
 (ゴルフ場にあるゲート)
そうして、やっとのことで頂上の下にある「一軒茶屋」に着きました。やめとけばいいのに、嬉しくて、「ビールください。」でも、美味しかったです。
 (一軒茶屋)
一軒茶屋の前には、ドライブウェイが通っていて、車で簡単にここまで来ることができるのですよ。一軒茶屋から5分も歩けば頂上(六甲最高峰)です。
 (最高峰と三角点)
六甲山の最高点は、私の若い頃は、米軍の施設があって、立ち入り禁止だったのです。今は写真のような標識と一等三角点(写真では見にくいですが、標識の右にある石の出っ張り)まで行くことが出来ます。
頂上からの眺めは、本来はすばらしいのですが、ちょっと霞んでいました。
 (頂上からの眺め)
さあ、そろそろ下山しましょう。下山は有馬温泉に向かって、「魚屋道(ととやみち)」を下ります。魚屋道というのは、江戸時代に、魚崎あたりの魚屋さんが、山を越えて有馬温泉に魚を運んだという古い道です。なかなか雰囲気のある道です。
 (ととや道)
ビールが良くなかったのか、ヨロヨロしながらも、なんとか有馬温泉までたどり着くことができました。「ああ、しんどかった!」
 (有馬温泉の道)
最後は、金の湯にでもつかって…。と思ったのですが、時間がアリマせんでした。(お粗末)

甲山にちょこっとハイキング

2024-11-13 18:15:15 | 山歩き
甲山(かぶとやま)に登ってきました。
甲山は兵庫県西宮市にある300mほどの低山で、阪神間ではよく親しまれている山です。
今回は麓の神呪寺に車を停めて、サッと登ってきました。

神呪寺(かんのうじ)と甲山です。


「神を呪う」とは穏やかではありませんが、そういう意味ではありません。
「神呪(しんじゅ)」とは、「仏の真の言葉」という意味らしいです。


弘法大師像が祀られていることから「甲山大師」ともよばれています。


甲山は仁川方面からもよく登りに来るのですが、今回は最短の神呪寺からにしました。


神呪寺の境内にある展望台からは素晴らしい展望が広がっていました。


大阪平野(北大阪)が一望できます。


あべのハルカスの向こうには二上山も見えました。


霞んでいるのかスモッグ?か幻想的な眺めでした。


多宝塔の横から登って行きます。


九十九折りの道を行きます。


登りだして17分ほどで頂上が見えてきました。あっという間です(笑)


頂上はこんな広場になっています。


二等三角点もあります。標高は309.21メートルです。


頂上からの展望はありません。景色を眺めるのなら神呪寺の展望台です。


天気に恵まれた土曜日の午前中のハイキングでした。
実は連れ合いさんのアッシー君で西宮方面に行ったついでに登りました(笑)

※登山日 2024.11.9

秋の大菩薩嶺を歩きました(3)

2024-10-27 18:15:15 | 山歩き
大菩薩峠まで登って来ると、裾野を広げた富士山の姿を見ることができます。
上日川峠の登山口を6時40分に出発して、大菩薩峠に着いたのは8時15分でした。
ここから頂上の大菩薩嶺までは50分ほどですが、景色が素晴らしいのでなかなか進みませんでした。

今回の山歩きでは富士山を眺めるのが一番の楽しみでした。


先ほどまで雲に隠れていた甲斐駒ケ岳も姿を見せてくれました。


大菩薩峠にはいろいろなモニュメントがありました。これは何だったかな?


富士山は素晴らしかったのですが、期待していた紅葉には少し早かったようでした。


甲府の町並みとその奥には南アルプスです。


少し登ると裾野が下の方まで見えてきます。


こちらはスマホでの撮影分です。


まだ介山荘が見えています。いっこうに進んでいません(笑)


富士山もいいですが、南アルプスもから目が話せません。


少し岩場の登りがあり親不知ノ頭に到着です。


山肌がいい感じでした。


親不知ノ頭から少し下がると賽の河原です。


なだらかな稜線を進みます。


甲斐駒ケ岳がカッコ良かったです。


赤く染まった紅葉もありました。


振り返れば富士山です。大菩薩嶺登山では福ちゃん荘から時計回りに周回する人も多いようです。
そうすれば下山中にずっと富士山が正面に見られるからです。


でも私達は、この尾根を往復しました。往路も復路も富士山が楽しめるからです。
それと唐松尾根が急登というのもピストンした理由です。


甲府の町並みと南アルプスを望みながら気持ちよく歩きます。


標高2000m地点まで来ました。頂上も近いようです。


<もう1回つづきます>

※登山日 2024.10.22

秋の大菩薩嶺を歩きました(2)

2024-10-26 19:15:15 | 山歩き
大菩薩嶺の山歩きの楽しみの一番は富士山を眺めることでした。
しかし、なんとなく雲が多くて富士山が見えるのかが心配でついつい早足になってしまいました。

少し色づいた林の中を進んでいます。


苔むした沢がありました。


そして、稜線に出た時です。富士山が姿を見せてくれました。


嬉しくて大声で「富士山!」と叫んでしまいました(笑)


大菩薩峠に向けて進みます。


右手には時々富士山が見えるのでワクワク感が止まりません。


大菩薩峠に建つ介山荘が見えてきました。


ここまでは平均して歩きやすい道でした。


介山荘の間を通り抜けて行きます。


大菩薩峠に到着です。


峠から少し登った所からの展望です。


甲府の町が眼下に広がっていました。


その向こうには南アルプスです。


これからめざす稜線です。


このあたりまでくると、色づいた木々も増えてきました。


南アルプスの3000m峰が並びます。


山座同定もできました。


そして、主役の富士山です。よっ、日本一!


富士山が見えて大満足の山歩きになりました。(これで終わりではありません)


このあと、いよいよ頂上をめざして進みました。
傾斜もきつくなり、岩もゴロゴロしてきました。
しかし、ずっと富士山を見ながらの登山になりました。

<つづきます>

※登山日 2024.10.22

秋の大菩薩嶺を歩きました(1)

2024-10-25 19:15:15 | 山歩き
深田久弥の「日本百名山」の大菩薩嶺(深田久弥の著書では大菩薩岳)に登りました。
大菩薩嶺(だいぼさつれい )は初心者でも簡単に登れる「百名山」として人気のある山です。
大菩薩嶺が有名になったのは、中里介山の長編時代小説『大菩薩峠』が新聞などに連載されたのがきっかけのようです。
『大菩薩峠』は41巻にのぼる巨編で、1913年から1941年にかけて書かれました。(私も生まれていません)
読んだことはありませんが、その小説の舞台となったのがこの大菩薩嶺です。

登山口の上日川峠まで車で入れるので、駐車場はすぐにいっぱいになると聞いていたので、夜中に到着するように大阪を出発しました。
ということで第1駐車場に駐車することができました。


駐車場から遠くに山並みが見えました。


よく見ると南アルプスの甲斐駒ケ岳でした。甲斐国から見る甲斐駒ケ岳です。


上日川峠にはロッジもあります。右奥が第2駐車場です。


ロッジの横が登山口です。頂上までは2時間弱のコースタイムです。


今回は登山口から先づは大菩薩峠をめざして頂上に向かうことにしました。


歩き出すと林の中を緩やかな道が続いていました。


ちょうど朝日も当たって美しい光景でした。


朝日を受けて葉が輝いていました。


こんな道を歩いていきます。


林の景色が綺麗なのでなかなか進みません。


キラキラと輝く木々です。


紅葉している葉もありました。


約30分で福ちゃん荘に到着です。


福ちゃん荘で分岐があり、大菩薩峠へと続く緩やかな道をいきます。


まだ青い葉も多く紅葉は遅れているのかも知れません。


こちらは色づきが始まったようです。


このあたりから傾斜が少し増してきました。


今回はここまでです。

今回のカメラはコンデジを持って行きました。登山にはやはり軽いカメラを選んでしまいます。

※登山日 2024.10.22