はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

新緑の嵐山大悲閣へ

2019-04-30 19:55:55 | 京都をぶらり
桜を追いかけてきた4月のブログですが、4月最後の日、いや平成最後の日は、嵐山の緑で締めくくります。

4月22日の嵐山です。桜のシーズンも終わって、少し落ち着いた雰囲気でした。



新緑というよりは、まだ新緑になる前の段階の緑でした。



右岸につけられた道を上流目指して歩きます。この道は嵐山で一番のお気に入りです。紅葉の大混雑の時でもゆっくりと歩けます。



緑と保津川の流れを楽しみながら歩きます。



トロッコ列車がやって来ました。でも、よく見えないですね。



大悲閣への登り口に芭蕉さんの句碑があります。「花の山二町のぼれば大悲閣」芭蕉



二町の道を登って行きます。



気持ちのいい道です。



散った椿にもなぐさめらながら登ります。



10分ほどで大悲閣に到着です。



さっそく観音堂にあがって展望を楽しみます。



遠くには比叡山も望めます。



シャガが咲いていました。



木々の間から保津川が見えました。



小さな門ですが、素敵な門です。



青もみじも綺麗でした。



この白い花は何でしょう。



帰り道の保津川から賑やかな声が聞こえて来たのですが、何と小学生が舟遊びをしていました。



※訪問日 2019.4.22

明日からは「東北の旅」を綴っていきます。

仁和寺の御室桜

2019-04-29 18:05:55 | 京都をぶらり
4月のブログを振り返ると、4日からずっと桜の話題でした(笑)今年は、本当に桜を追いかけてあちらこちらと動き回りました。さいごは関西から飛び出して、秋田の角館まで桜を追いかけました(笑)
その東北編はもう少し後にして、今回は16日に訪れた仁和寺の御室桜です。(まだ、桜の話題です。)

仁和寺の御室桜と五重塔です。



京都市内のソメイヨシノが散った頃に、御室桜が見頃を迎えます。



御室桜は背が低いのが特徴です。(モデルも背が低いですが‥。)



目の高さで桜を味わうことが出来ます。



花(鼻)が低いことから御室桜には「お多福桜」の愛称もつけられています。



「仁和寺や足もとよりぞ花の雲」春泥 上手く詠みますね。



「ねぶたさの春は御室の花よりぞ」与謝蕪村 これまた上手いです。



仁和寺は何度か訪れていたのですが、桜の時期は初めてのことでした。



仁和寺といえば『徒然草』に出てくる「仁和寺のある法師」の話を思い出しますね。



「御室御所」と称される仁和寺ですが、明治に至るまで皇族が代々住職を務めた門跡寺院です。江戸時代に京都御所から下賜された紫宸殿が現在の金堂だとか。なるほど高貴です。



五重塔へとつづく道ではミツバツツジも見頃を迎えていました。



※訪問日 2019.4.16

今年は4月に入っても寒い日が多く、関西では桜が長持ちしてくれました。信州の白馬では「野平の1本桜」が、やっといい感じになって来たようです。(昨年は、20日に行きました。)すぐにでも飛んで行きたいのですが、この2〜3日は天気が良くないようです。

角館の桜(プロローグ)

2019-04-28 20:25:00 | 知らない街をぶらり
4月25日から二泊三日で東北を旅して来ました。

今回は、26日の角館の桜の様子を2枚だけアップします。

天気は残念ながら雨でしたが、見頃を迎えた桜を楽しむことが出来ました。雨にもかかわらず沢山の人が訪れていました。



武家屋敷の桜は角館ならではの景色でした。



「東北の旅」詳しくは、後日お伝えします。

※訪問日 2019.4.26

花の吉野山桜紀行(その六)

2019-04-27 19:30:00 | カメラ紀行
花の吉野山桜紀行も最終章です。

上千本からの景色をしっかりと目に焼き付けて、下山を始めました。時刻は10時過ぎです。



登りは2台のカメラとレンズも換えながらの撮影でしたが、帰りはカメラもレンズも一つだけにして、じっくりと桜と向き合うことにしました。



この時間帯は、まだ下からどんどんと人が押し寄せていました。



西行さんの歌に「花見にと群れつつ人の来るのみぞあたらさくらの咎めには有ける」(俗人がやって来て修行の邪魔をされるのは困るが、これも桜が呼び寄せたのだと思えば我慢しよう)というのがあります。
その頃から吉野山には沢山の花見客が押し寄せていたということなんでしょう。



陽も高くなり、朝とはちがった表情が広がります。



さまざまな桜の色がまじっているのが素晴らしいです。



再び吉水神社の参道にやって来ました。お約束の「桜と蔵王堂」をパチリです。



早朝は入れなかった境内からの「一目千本」です。なるほどと納得です。



「此れは此れはとばかり花の吉野山」です。



金峯山寺にもお参りしました。



金峯山寺の横からの眺めです。この後、いつも行く仁王門の下にある萬松堂で草餅をお土産に買いました。花より団子ですか(笑)



何度も振り返りながら駐車場へと向かいます。



下千本の桜はそろそろお終いのようです。



この時期、一番上にある奥千本の桜は咲き始めでした。吉野山は奥が深いです。



観光駐車場はバスや車でいっぱいでした。ここの桜も綺麗です(笑)ここから臨時駐車場までまだ15分歩きます。



長々と綴って来た「花の吉野山桜紀行」もこれでおしまいです。混んでいるのは分かっていましたが、思いきって訪れて良かったです。やはり吉野山の桜は日本一だと思いました。
いつも見ていただきまして、ありがとうございました。


<完>

※訪問日 2019.4.13

花の吉野山桜紀行(その五)

2019-04-26 19:30:00 | カメラ紀行
いちおう今回の目標としていた上千本のあたりまでやって来ました。

上千本の桜を見上げます。



ここは間違いなく上千本です(笑)



西行さんの有名な歌碑がありました。



西行さんほど桜を愛した人はいないのではないでしょうか。吉野山で沢山の桜の歌を詠んでいます。



西行さんの生きた時代から800年以上が経ちますが、吉野山の桜はその頃からすでに知られていたのでしょう。



蔵王堂が遠くに見えています。



頑張って登って来た甲斐がありました。



この風景を眺めたかったのです。



それにしても、この蔵王堂は立派な建物です。東大寺大仏殿に次ぐ木造建築だそうです。



よくこんな立派なお堂を山の上に建てたものだと感心します。



吉野山には一昨年の4月24日にも訪れました。(「吉野山に西行庵を訪ねて」2017.4.28 )



上千本の桜は終わった頃でしたが、奥千本の西行庵まで歩いて、なんとか奥千本の桜を楽しみました。



今いる場所は吉野水分神社の少し下ですが、ここから西行庵までは、まだ1時間以上歩かねばなりません。



今回は、ここまでとしましょう。



吉野山の山桜をしっかりと目に焼き付けておきました。



<つづきます>

※訪問日 2019.4.13