はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

金剛輪寺の紅葉(血染めの紅葉)

2024-11-30 18:15:15 | 紅葉
金剛輪寺の紅葉は「血染めの紅葉」と呼ばれています。
「血染め」と聞くとなんやら物騒な話を思い浮かべますが、そうではありません。
金剛輪寺の本尊は行基の作で、拝みながら彫刻を進めるとやがて一筋の血が流れ落ちたことから、この時点で観音様に魂が宿ったとして、荒削りのまま安置されたそうです。
このことが金剛輪寺の紅葉が「血染めの紅葉」と言われる由緒になっているそうです。

本堂にやって来ました。


真っ赤に染まった紅葉は「血染めの紅葉」です。


紅やオレンジの共演です。


こちらは、まだ見頃前のようです。でも、この感じも好きです。


血染めの紅葉、オレンジのカエデ、そして三重塔です。


上ばかり見上げていたら目眩がしてきました(笑)


紅葉と三重塔のコラボは金剛輪寺のお約束です。


こちらの紅葉はすごかったです。


ちょっとした池に映り込んだ紅葉です。


波紋も広がりました。


まさに血染めの紅葉でした。


再び三重塔です。


幻想的な1枚が撮れました。


目眩もしたので、本堂でゆっくり仏像も見せていただきました。


またまた三重塔です。


こちらの紅葉はオレンジでした。


二天門と紅葉です。


戦国時代のこと、隣の百済寺は織田信長に焼き払われました。
金剛輪寺も同じ目にあうところでしたが、本堂、三重塔、二天門はその難を逃れたようです。
織田信長という人は戦国時代の英雄として人気が高いですが、とんでもない事を沢山した人物です。
そのイメージがあったので「血染めの紅葉」がなんやら物騒に感じたのでした。

※訪問日 2024.11.28

金剛輪寺の紅葉(黒門から二天門まで)

2024-11-29 19:15:15 | 紅葉
湖東三山まん中のお寺金剛輪寺(こんごうりんじ)に行ってきました。
もちろん見ごろを迎えたであろう紅葉を見るためです。
今年はどこの紅葉も1〜2週間ほど遅れているようで、湖東三山の紅葉も遅れているようでした。
金剛輪寺を訪れたのは4年ぶりで、前回は2020年11月14日に訪れていました。
その時のブログを見ると黒門のあたりは見ごろで、途中は見ごろ前という状況でした。

それでは金剛輪寺の紅葉をご覧ください。


黒門からは奥に紅葉が見えて来てワクワクとします。


門をくぐると真っ赤な紅葉が迎えてくれました。


受付のあたりも素晴らしい紅葉です。


紅葉が綺麗すぎて門の所からほとんど前に進めません(笑)


天気も良くて紅葉が輝いています。


散り紅葉も綺麗でした。


上を見上げても下を見ても紅葉だらけです。


こんな紅葉が見たかったのです。


いつまでも門の所にいるわけにはいきません(笑)
本堂に向かってお地蔵さんの並ぶ参道を上りました。
金剛輪寺ではお地蔵さんの撮影も楽しみの一つです。

本堂に向かう参道にはお地蔵さんが並んでいます。
そして、どのお地蔵さんにも前掛けと風車が供えられています。


ここでもたくさんのお地蔵さんを撮りましたが、日陰で暗かったのでブレた写真を量産しました。


陽のさすところは「光と陰」の写真が撮れました。


こちらはうまく撮れました。


三脚を立ててじっくり狙いたいですが、そんな非常識な事ををする場所ではありません。


この日もたくさんの人が参道を行き交っていました。


最後の階段を上りきると(この階段がしんどいです)二天門です。


二天門をくぐると本堂です。
本堂には「血染めの紅葉」と呼ばれる紅葉があります。
今回はどんな紅葉に会えるのでしょうか。
次回に続きます。

※訪問日 2024.11.28

霧の屏風岩公苑は幻想的というか‥

2024-11-28 19:15:15 | 紅葉
屏風岩公苑には2度ほど来たことがあります。
いずれも桜の時期です。ここでは関西で一番遅い桜を楽しむことができます。

10時頃にここに到着した時は、霧で真っ白な世界でした。
その後、室生寺にお参りして再び屏風公苑に戻って来ました。

朝は何も見えませんでしたが、やっと全貌が見えて来ました。


上の方にはまだ霧が残っていました。


桜の木はほぼ葉も散っていました。


紅葉も見ごろ?を迎えているようでした。


幻想的といえば、そのような雰囲気なんですが‥。


遠くの山々も霞んでいました。


桜の木に混じってカエデのきが紅葉していました。


紅葉越しの屏風岩です。


春とは打って変わった静けさです。


少しずつ霧が晴れて柱状節理の岩壁が見えて来ました。


紅葉もきれいでした。


ここでしか見られない風景です。


次は青空の下で撮ってみたいです(笑)



帰り道は、名張に抜ける道をいきました。朝は見えなかった鎧岳も姿を見せてくれました。


こちらは小太郎岩です。中央にはライオン岩も見えました。


屏風岩公苑は曽爾村(そにむら)にあります。奈良県ですが、すぐとなりは三重県です。
曽爾高原はススキが有名で秋には多くの人が訪れます。伊勢本街道も曽爾村の南を通っています。
宇陀の又兵衛桜、美杉町のミツマタ、御杖村の三峰山など最近このエリアを訪れることが多いです。

※訪問日 2024.11.20

室生寺(奥之院をめざして)

2024-11-27 19:15:15 | 紅葉
久しぶりの室生寺です。
前回の最後に26年以上前と書いていたのですが、正しくは13年前でした。
連れ合いさんがおかしいと気づき、ご朱印帳を確認してわかりました。
まあ久しぶりに訪れたのには変わりはありません(笑)

鎧坂を上っていきますが、頭上は青モミジでした。


弥勒堂と色づき始めた紅葉です。


苔むしたお堂です。


この辺りは青モミジでした。入り口付近の紅葉とは大違いでした。


本堂です。本堂の建物は国宝です。


こちらも色づき始めたばかりでした。


そして、国宝の五重塔です。石段の両脇にはGWの頃に石楠花が咲きます。


平成10年(1998)の台風により大きな損傷を受けたのを覚えています。


室生寺には過去2回訪れているのですが、五重の塔までで引き返していました。
今回は、奥之院を目指すことにしました。


長い石段が続いています。数えませんでしたが400段あるそうです。


舞台の下までやって来ました。


木組み越しの紅葉が綺麗でした。


奥之院の紅葉です。


紅葉越しの景色です。


再び本堂あたりまで戻って来ました。


この時は、仁王門あたりの紅葉が一番きれいでした。


駐車場から見るイチョウもきれいでした。


このあと再び屏風岩公苑をめざしました。
もう霧も晴れたことでしょう。
そんな希望的観測を持ちながら屏風岩公苑へと向かいました。

※訪問日 2024.11.20

室生寺の紅葉を見に行きました

2024-11-26 19:15:15 | 紅葉
この日は室生寺が目的ではなく、屏風岩公苑の紅葉を楽しみながらハイキングをする予定でした。
大阪を出るときは晴れていたのですが、奈良県に入ると雲が増えてきて曽爾村に入る頃には霧が深くなっていました。
とりあえず屏風岩公苑まで行ってみたのですが、霧で真っ白な世界でした。
という訳で屏風岩公苑は諦めて、車で30分ほどの所にある室生寺にやって来ました。

室生寺を訪れるのは本当に久しぶりのことです。
室生寺入り口にある太鼓橋です。


室生寺の紅葉は見ごろを迎えたということでした。


確かに綺麗に色づいていました。


入り口付近でこんな紅葉ならと期待が高まります。


向こうの山の紅葉も綺麗です。曇り空なのが残念です。


旅館橋本屋です。ここに来ると写真家土門拳のエピソードを思い出します。
興味のある方は「土門拳 雪の室生寺」で検索してみてください。


太鼓橋を渡るといよいよ室生寺です。


美しい紅葉が迎えてくれました。


銀杏も綺麗に黄葉していました。


室生寺は「女人高野」としても親しまれてきました。


女人禁制の高野山に対し、鎌倉時代頃から女性の参拝が許されていたことからだそうです。


仁王さんもカラフルです。


紅葉の映り込みは無理でした。


仁王門あたりが紅葉の一番の見どころでした。


それでは境内を巡ることにしましょう。


室生寺を訪れるのは久しぶりと書いたのですが、前回訪れたのは五重塔が台風で被害を受ける前でした。
その台風は1998年なので少なくとも26年以上前ということになります。
本当に久しぶりの訪問でした。

※訪問日 2024.11.20