はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

帰り道はやっぱり木曽街道(国道19号線)

2018-02-28 19:03:33 | 旅行
帰り道はやっぱり木曽街道(国道19号線)を選びました。もうすっかり通い慣れた道になりましたが、まだまだ寄っていないところがあります。

まずはじめに立ち寄ったのが、「小野の滝」です。JRの橋梁があるので景観は今ひとつですが。


国道沿いにあるのですが、前を向いて走っていたら気が付かないかも知れません。


よく見ると、一部が凍っていました。レンボーも出ています。


昔はこの位置を中山道が通っていて、旅人は間近に滝を眺めたそうです。


このお不動さんは、昔からここで旅人の安全を見守ってきたのでしょうか。



国道19号線はJR中央線とも並行して走っているので、鉄道愛好家にも嬉しい国道です。そして、国道沿いにある駅が実にいいのです。今回は十二兼駅を国道から眺めました。


以前、倉本駅に立ち寄りましたが、倉本駅もいい駅でした。ちょうど普通列車がやって来ました。


本当は駅に入りたかったのですが、ちょっと行きにくい感じなのでやめました。列車が発車します。前の木にピンがきたようです(笑)



次に立ち寄ったのが、南木曽町にある「桃介橋」です。以前から気にはなっていたのですが、今回やっと渡ることができました。


日本最大級の木製の吊橋だそうです。下を流れるのは木曽川です。


向こうに見える町は南木曽駅のあたりです。その上に見える山は南木曽岳でしょうか?


このあたりは、中山道の宿場町「三留野宿」があったところです。有名な妻籠宿は、ここからひとつ京よりの宿場です。



今回の旅のお土産は、湯川酒造の「十六代九郎右衛門」と薄井商店の「初午寒搾り」です。平湯から158号線を下りてきて島々の「中島屋」さんで購入しました。特に「十六代九郎右衛門」はずっと飲みたかったお酒です。活性にごり生原酒で「スノーウーマン」とも言われます。開栓時は注意が必要です(笑)湯川酒造は木祖村萩原にあります。萩原というところも境峠を越えて上高地方面に入る時によく通るところです。もちろん美味しいお酒でした。


今回の旅は、当初は富士山の撮影が目的でしたが、いつの間にやら奥飛騨紀行になっていました。まあ、旅は気の向くまま、風まかせがいいですね。

※訪問日 2月23日

奥飛騨旅情〜氷瀑の滝へ〜

2018-02-27 19:00:55 | 旅行
新穂高温泉で朝湯に入っていた6時頃は曇り空でした。朝食までは時間があったので、宿の周辺を散策しました。

「新穂高の湯」は冬季休業中です。眺望が抜群というか、道路からもよく見えます。


このあたりを走るバスは濃飛バスです。


食事をしている間に天候も回復してきたようです。チェックアウトのあと、急いで向かったのは槍ヶ岳が見える展望台です。


早くも霞んでいます。新穂高ロープウェイも考えていたのですが、朝の天候では笠ヶ岳が雲に隠れていたので今回は乗りませんでした。



そして、向かったのが平湯大滝です。この時期は滝が凍って氷瀑になっているのです。駐車場から雪道を20分ほど歩いて到着です。


こんな大きな滝を凍らせるとは、自然の力は素晴らしいものです。氷が青く輝いています。


これまで滝の横の道路はよく通っているのですが、立ち寄ったことはありませんでした。


夜にはライトアップもされるそうです。(2/15~2/25)今回は無理ですが、いつかライトに照らされる幻想的な姿も見てみたいものです。


案内板も半分雪に埋もれていました。


道中でコゲラを見つけました。


雪に凍えるシラカンバです。


平湯大滝には、平湯温泉スキー場から上っていきます。右に見える斜面は激斜面でした。


さあ、これからどっちに向かいましょう。高山に向かって41号線を帰るか、松本に向かって19号線を帰るか、しばらく平湯で思案しました。

※訪問日 2月23日

奥飛騨旅情〜槍を見ながら♪いい湯だな〜

2018-02-26 18:58:08 | 秘湯の旅
新穂高温泉で、まずは深山荘の露天風呂につかりました。この日は、深山荘がお休みだったので、姉妹館の深山荘別館「槍の郷」に泊まりました。貸切露天風呂が3ヶ所と内風呂があります。実は、露天風呂に関してはあまり期待していなかったのです。それで先に深山荘の露天風呂に入って来たというわけです。

とりあえず「山伏の湯」に入りました。けっこう広い温泉です。貸切なので私ひとりです。


湯船に浸かって何気なく山の方を見ると、なんと槍ヶ岳が見えるではありませんか!


こんな感じで槍の穂先が見えるのです。知らなかっただけに感激しました。(山好きなもので‥。)


以前、対岸にある「槍見館」に泊まったのですが、そこにも「槍見の湯」があり、槍を見ながらの温泉を楽しみました。


風呂上がりにもパチリです。入る前に槍ヶ岳にどうして気がつかなかったのでしょう。


この時は、135mmしか持っていませんでした。


部屋に戻って、望遠レンズに交換してパチリです。残念ながら日が暮れかけています。


翌日の朝風呂は「タルの湯」に入りました。石造りの温泉は立ち湯です。残念ながら槍は見えませんでした。


源泉かけ流しです。


温泉と言えば温泉たまごでしょう。


山の斜面はまだまだ冬の様相でしたが、なんとなく温もりのようなものを感じました。


この夏には、双六小屋をベースに黒部五郎岳か水晶岳に登りたいと思っていますが、その時にはまた深山荘にお世話になるつもりです。あくまで願望ですが‥。

※訪問日 2月22日

奥飛騨旅情〜風の誘いに一人来て〜

2018-02-25 18:00:00 | 秘湯の旅
「富士山紀行」のはずが、富士山が全く見えず、節分草を探して北上するうちに甲州に入っていました。そこから中央道は直ぐです。ブログ仲間のtakayanさん・錫杖さんたちとも中央道の八ヶ岳PAでお別れして(皆さんは、中央アルプス千畳敷に向かわれました。)、私は風に誘われるように奥飛騨に向かいました。

奥飛騨温泉が近づくと西穂高岳が迎えてくれました。


そして、深山荘です。この宿には、山から下りて来ては泊まり、渓流釣りで泊まりと、数えきれないほどお世話になりました。吊橋で蒲田川を渡って行きます。


今回は、あいにくとお休みだったので別館に泊まりましたが、本館の温泉にも入ってもいいと言われたので入りに来ました。実は、この露天風呂が大好きなのです。


ここの露天風呂は三段になっています。(二段目から写しているので、一番下は川です。)


一番下のお風呂は、蒲田川がすぐ横を流れます。


温泉につかりながら岩魚が釣れれば最高でしょう。


上流を見上げると笠ヶ岳の斜面が見えます。


下流の方には焼岳が見えます。噴煙が上がっています。


二段目が一番熱いようです。


左の建物は脱衣場です。


一番上のお風呂です。


一段二段が男性専用露天風呂で三段目が混浴ですが水着可です。もちろん女性専用露天風呂もあります。


お休みだったおかげで、私一人貸切でゆっくりと温泉につかることができました。雪景色を眺めながら、「♪風の噂に一人来て〜」と鼻歌を歌いながら、まさに極楽でした。

<つづきます>

※訪問日 2月22日

節分草がきれいでした(山梨県市川三郷町にて)

2018-02-24 18:05:55 | カメラ紀行
富士山の写真を撮りに行ったのですが、肝心の富士山が姿を見せてくれませんでした。天気予報では晴れマークだったのですが、山の天気はわからないものです。
本当は「富士山紀行」になる予定でしたが、そんな訳で山中湖から北上して信州を旅することになりました。
今回は、ブログ仲間のtakayanさん・錫杖さんと山中湖で待ち合わせて「夜明けの富士山」を撮る予定でした。しかし、富士山が姿を表す気配がないので、現地に詳しい錫杖さんの案内で、風穴に行ったり節分草を見に行ったりと、半日でしたがご一緒させていただき撮影を楽しみました。

今回は、山梨県市川三郷町の節分草をご覧ください。
なんとも可憐な花です。高さは7~8センチで花の直径は2センチほどの小さな花です。


ここは山梨県の市川三郷町古宿地区というところで芦川沿いにあります。精進湖から走って来たので、ずいぶん山深い所と思っていたら、意外と町にも近かったです。


案内板も無く、とても分かりづらいところに咲いていました。錫杖さんが走り回って、やっと見つけてくれました。


個人の所有する裏山に咲いています。知る人ぞ知るというところです。


節分の頃に咲き始めるのでこの名前になったそうです。今年は寒かったので、どうだったのでしょう。


錫杖さんのおかげでいいものを見せていただきました。ありがとうございました。


節分草の写真は、名人のお二人も撮っておられるので、後日アップされるのが楽しみです。


近くに枯れた植物があったので、撮っておきました。これは何かの実でしょうか。


takayanさんの真似をして撮りました。


よく見ると枯れた花も美しいものです。



結局、山中湖では、一度もシャッターを切ることがありませんでした。鳴沢氷穴は暗すぎてブレブレの写真ばかりでした。というか、危なくて写真どころではなかったです。1枚だけ面白い写真が撮れていました。



今回は、takayanさん錫杖さんの奥様方とも半日ほどご一緒させてもらったのですが、皆さん気さくな方ばかりで楽しく過ごさせていただきました。takayanさんからは貴重なお話をたくさんお聞きすることができました。錫杖さんは本当に信州(甲州も)に詳しくて助かりました。みなさん本当にありがとうございました。

※訪問日 2月22日