はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

宇倍神社(因幡国一宮)から山陰海岸へ

2025-03-03 19:25:25 | 寺社めぐり
最近は旅に出ると必ず訪れるのが、その土地の「一宮」です。
今回は鳥取県の西部(因幡の国)を訪れましたが、もちろんそこにも「一宮」がありました。

因幡国の一宮は宇倍(うべ)神社です。


鳥取市国府町にあり、因幡国の国府もここにありました。


一宮らしい風格のある神社です。


御祭神は武内宿禰命(たけのうちのすくねのみこと)でした。武内宿禰といえば記紀にも登場する人物です。


5人の天皇に仕え360歳まで生きた人物で、大正・昭和の紙幣にも載っていた人物です。


竹内といえば大和国と河内国を結ぶ「竹内街道」がありますが、竹内宿禰はその竹内峠の出身といわれています。


鳥取の地に竹内宿禰が祀られていて、一宮の御祭神だったということに、少し驚きました。


鳥取からはこの日の目的地の香住(佐津温泉)をめざして山陰海岸を西に進みました。
兵庫県に入ると穴見海岸展望台がありました。


タモリさんが好きそうな山陰海岸ジオパークです。


この日は日本海としては穏やかな海だったのでしょう。


この岩は「いいね」している岩?のようです。


「日本海ができる頃噴出した溶岩が織りなす美しい岩石海岸です!」地球の歴史は難しいです。


単純に「綺麗なあ」と眺めておきましょう(笑)


このあと、今回の目的の「あれ」をめざして旅館にまっしぐらでした。

※訪問日 2025.2.26

別所温泉の八角三重塔を訪ねました

2025-02-17 19:39:39 | 寺社めぐり
この日の宿泊地は鹿教湯温泉でした。
霧ヶ峰からいったん諏訪に下って(欲しいお酒がありました)、そこから中山道を通って鹿教湯温泉をめざします。
しかし、その前に寄りたい場所があったので、別所温泉に向かいました。
別所温泉での目的は安楽寺にある国宝の八角三重塔です。

これが八角三重塔です。初めて見る八角形の三重塔にやはり驚きました。


八角三重塔は、日本ではここだけだそうです。


中国から伝わった「禅宗様」で造られ、創建は1290年代だそうです。


別所温泉には何度か来たことがありますが、この塔の存在を知りませんでした。


横から眺めると一段とその姿がよくわかります。


国宝というのもよくわかります。


塔の周辺はすぐそばまで墓地になっていて、なかなか良いアングルで撮るのが難しいです。


まだ雪が残っていました。


安楽寺は日本で最も古い臨済禅宗の寺院の一つでした。


山門です。


ありがたいものを見せていただきました。



せっかくなので上田電鉄別所線の終着駅の別所温泉駅にも寄って行くことにしました。

ここには、かつて別所線を走っていた「丸窓電車」が展示されています。


味わいのある車輌です。


ライトも泣かせます。


駅舎もレトロです。実は以前にもここを訪れています。ここは「寅さん」が旅した場所なんです。


ちょうど電車がやって来ました。別所線は何年か前の水害で千曲川にかかる鉄橋が流されて一部が普通になっていました。


このあと、宿泊地の鹿教湯温泉(かけゆおんせん)に向かいました。
鹿教湯温泉の湯もいいお湯でした。

※訪問日 2025.2.11

熊野大社(出雲國一之宮)に参拝しました

2024-12-27 19:15:15 | 寺社めぐり
出雲大社に参拝した翌日は熊野大社に参拝しました。
最近、旅先でその地の一之宮にお参りするのがマイブームになっています。

松江市内から車で30分ほど南下すると熊野大社に到着です。


出雲ではもちろん出雲大社が出雲國一之宮ですが、ここ熊野大社も出雲國一之宮なのです。


山の中の長閑な雰囲気の中に社がありました。


出雲大社とはちがって、こちらはひっそりとしていました。


こちらにも立派なしめ縄がありました。


さすがは一之宮です。堂々たる風格がありました。


熊野大社のご祭神はカブロギクマノノオオカミクシミケヌノミコトです。
わかりやすくいえばスサノオノミコトです。


スサノオノミコトといえばオアマテラスオオミカミの弟で、お姉さんを困らせて高天原を追放されました。


その後、ヤマタノオロチを退治してクシナダヒメを妻としてこの近くに住まわれたそうです。


誰もが知っている神話ですが、ここ出雲が舞台です。


神話では、昨日訪ねた出雲大社のオオクニヌシノオオカミは、スサノオノミコトの子孫ということになっています。


そんな神話の世界を彷彿とさせるのが、ここ出雲の面白いところだと思います。


御由緒書きです。斉明天皇の勅で造営されたとあります。(斉明天皇は天智天皇・天武天皇のお母さまです)


今回の島根の旅はこれでおしまいです。

帰りに米子道から眺めた大山です。残念ながら頂上付近は雲の中でした。


※訪問日 2024.12.24

出雲大社に参拝しました

2024-12-26 19:15:15 | 寺社めぐり
島根県を旅しました。
と言っても97歳の母を連れての旅なので、温泉に泊まるのが中心の旅です。
それでもせっかく島根県まで行ったので、出雲大社にお詣りをしました。

出雲大社といえば「縁結びの神様」として有名ですが、私たちにはあまり関係がありません(笑)
それよりも、「神話のふるさと」としての歴史に興味が湧く神社の一つです。

勢溜の鳥居から参道を通ってお詣りするのが正しい参拝順路です。
しかし、97歳の母を連れているので駐車場からショートカットです(笑)

というわけで、まずは神楽殿です。ここが本殿かと思うような立派な建物です。


神楽殿には日本最大級のしめ縄があります。長さ13m、重さは5.2tもあるそうです。


拝殿にやってきました。


ここにも立派なしめ縄がありました。


ここでのご参拝は「二礼四拍手一礼」です。


拝殿の後方に御本殿の屋根が見えてきました。
御本殿は「大社造り」と呼ばれる日本最古の神社建築様式で、高さは24mあるそうです。


八足門前から参拝します。手前の床にある丸い模様は2000年に出土した柱の跡です。
これによって出雲大社はかつては48mもある高層神殿であったことが証明されました。


瑞垣に沿って一周します。


出雲大社のご祭神は、ご存知の通り大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)です。
他にも大己貴神(おおなむちのかみ)や大物主神(おおものぬしのかみ)など多くの呼ばれ方がありますが


大黒様(だいこくさま)と呼ばれるのが一番馴染みがあるのではないでしょうか。


大黒様といえば因幡の白うさぎです。


千木が陽を受けて神々しい風景でした。


『古事記』によれば、大国主神が国譲りの際にその代償として大きな宮殿を建てることを要求し、道営されたのが出雲大社の始まりといわれています。
出雲大社と呼ばれるようになったのは明治になってからのことで、それまでは杵築大社(きづきたいしゃ)と呼ばれていたそうです。


よくお詣りする三輪の大神神社(おおみわじんじゃ)のご祭神は大物主大神です。(ご神体は三輪山です)
なぜ大和の古い神社に出雲の神様の大物主大神(大国主大神)が祀られているのでしょうか?
いつも疑問に思うのと同時に歴史のロマンのようなものを感じます。

※訪問日 2024.12.23

音羽山観音寺にお参りしましたが‥

2024-12-10 19:15:15 | 寺社めぐり
奈良県桜井市の音羽山観音寺に出かけました。






けっこう急坂を登り詰めるとお寺が現れます。
駐車場から標高差250mほど整備された林道ですが勾配がかなりあり
雨でも降っていたら下山時はすってんころりん必至です。







とここまでは、ブログ仲間の錫杖流のあとを追いかけたのですが、ここまででした。

詳しくはブログ「錫杖流」をご覧ください。




それではあらためて「はりさんの旅日記」をはじめます。

桜井から談山神社をめざす道から観音寺に行く道を少し上れば駐車場に着きます。


錫杖さんが行かれたのは11月中旬でしたが、この日は紅葉も終わりかけでした。


時代を感じる石碑が立っています。


ここから本格的な登り道がはじまります。


錫杖さんと同じ構図で撮りました(笑)


石仏には花が備えられていました。


テレビ「やまと尼寺精進日記」のように楽しそうな笑い声が聞こえて来そうです。


モノレールがありました。


この橋を渡ればもう少しで到着のようです。


音羽山観音寺のことは、家族で観ていたNHKの「やまと尼寺精進日記」で知っていました。
私よりも母親や連れ合いさんが行きたいといっていたのですが。


駐車場から歩くこと45分、お寺が見えて来ました。


ところがなんと、火曜日はお休みでした(ショック!)


ここから拝ませていただきました。
ということで錫杖さんブログを追いかける事はできませんでした。


上りは気が付きませんでしたが、下山で見ることができました。


駐車場まで戻って来ました。


こちらは車で入って行くところの看板です。


火曜日は休みだと書いてありました(笑)



お参りはできませんでしたが、以前から行きたかった音羽山観音寺に行くことができました。
また機会があれば火曜日以外にお参りしたいと思います。
ご住職にもぜひお会いしたいです。

※訪問日 2024.12.10