はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

夕刻迫る紅葉の御射鹿池

2023-10-29 18:25:25 | 紅葉
御射鹿池(みしゃがいけ)に到着したのは午後4時7分です。
暗くなってしまうと撮影ができなくなってしまうので、ギリギリ間に合いました。
夏に来た時は緑に包まれて美しい景色でした。(「緑響く」御射鹿池にて(2023.7.28)と題してブログにあげました。)
今回は紅葉に染まる御射鹿池の様子です。緑も美しいですが、紅葉も美しかったです。
せっかくなので写真も大きめにしました。


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※撮影日 2023.10.24


※お知らせ
来週の11月3日まで、しばらくお休みします。

紅葉の中を水上温泉から八ヶ岳山麓へ

2023-10-28 18:15:15 | 国道の旅
今回の旅の目的は谷川岳に登ることでしたが、大阪から群馬までは往復とも素晴らしい景色の中を走りました。
ということで、今回は帰り道の道中からの景色をアップしたいと思います。
往路は岡谷まで高速を走り、そこからは中山道に沿った142号線で佐久に出て、再び高速で沼田まで行きました。
帰路は岩櫃城に寄るのがこの日の目的だったので、まずは岩櫃城に行きました。
さて、そのあとはどこを走ったのかは見てのお楽しみということで。

出発地は水上温泉です。水上温泉といえばこの風景です。温泉で谷川岳の疲れが癒されました。



紅葉は始まった?という感じでした。下を流れる川は利根川です。



岩櫃城をめざして水上をあとにします。さらば谷川岳。雪もすっかり解けたようです。



そして、岩櫃城です。(前回にアップしました)ここまで145号線を走って来ました。



さらに145号線を走って行くと、八ッ場(やんば)ダムに出ました。



民主党政権の時代に建設を中止したことで、よく知られるダムです。



地元の反対を押し切り、大金をかけて造られたダムですが、台風19号では役に立ったとか。



八ッ場ダムのあと、草津温泉から渋峠を越えて志賀高原の紅葉を見る計画もあったのですが、「色あせ始め」ということで諦めました。
ということで、万座・鹿沢口駅から南下して軽井沢方面をめざしました。


鬼押ハイウェー(有料)を通って鬼押出し園にやって来ました。



浅間山の噴火が造った溶岩の景色です。



雲がかかる浅間山です。



こちらは外輪山の黒斑山です。浅間山のガトーショコラを見るために、冬に登りに来る人が多いようです。



四阿山や草津白根山の方向です。この左手に四阿山があると思うのですが、頂上は雲の中でした。



こちらは草津白根山の方向です。



このあと中軽井沢に下りてきました。軽井沢のあたりの紅葉が綺麗でしたが写真はありません。
軽井沢からは18号線を少し走り、佐久市へ。佐久から中部横断自動車道(無料)を通って一気に八千穂高原に。
中部横断道はまだ全線開通していませんが、こんな道が出来ているとは知りませんでした。

高千穂高原からは299号線(メルヘン街道)を通って、御射鹿池をめざすことにしました。



この辺りの紅葉も綺麗でした。夕刻が迫って来ているので急ぎます。



すでに2000mです。



麦草峠を越えました。今は292号線にある渋峠が国道で1番高いのですが、292号が国道になる前は麦草峠が1番でした。



夕刻迫る御射鹿池に、明るいうちになんとか間にあいました。



なんとも美しい紅葉の御謝鹿池が見られました。詳しくは次回にアップしたいと思いますので、ご期待ください。



周辺の紅葉も美しかったです。



夕刻迫る中を諏訪インターに向かいました。7月に登った北横岳(右)と蓼科山です。



こちらは霧ヶ峰の車山です。あとは諏訪インターをめざすだけです。



そして、諏訪インターから高速で一気に大阪へ帰りました。家に着いた時は10時を過ぎていました。

※訪問日 2023.10.24

岩櫃城を攻める

2023-10-27 19:17:17 | 知らない街をぶらり
最近はテレビでも「最強の城」など特集が組まれたりしていますが、まさに城ブームが起こっているようです。
私も歴史好きなので城には興味があり、これまでもいくつかの城を攻めてきました。
今回は群馬県に行ったこともあり、以前から行きたかった岩櫃(いわびつ)城を攻めてきました。
岩櫃城は「大河ドラマ真田丸」や「最強の城」でも紹介されたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。


岩櫃城です。(岩櫃城といえばこの写真が登場します)



断崖絶壁で、これでは攻めようがありません。実は岩櫃山という山で、山全体が城郭となっているようです。



本丸や二の丸などの城の中核施設は、この岩山の裏側にあります。



この岩山を撮影した場所は、蜜岩神社で、城の玄関口に当たる平沢登山口からぐるっとまわって来ました。



岩櫃城は真田氏の城として知られていますが、吾妻氏や武田氏、真田氏と戦国の歴史が刻まれているようです。



紆余曲折を経て、あの真田昌幸もここの城主だったそうです。(大河では草刈正雄が演じていました)



よく知られているのが、武田勝頼を迎え入れようとしたことです。しかし、勝頼はここに来ることなく自刃してしまいました。



もし勝頼がここに来ていたならば、戦乱の舞台として知れわたったことでしょう。これも歴史ロマンです。



それでは岩櫃城跡に登って行きましょう。岩櫃城は山城です。(本当はこちらから先に行きました。)



本丸址です。登山口から15分ほど登りました。登山口の駐車場までも車でずいぶん登りました。



本丸からは少しだけ景色が見えましたが、写真には見事に写っていませんでした(笑)



今回の旅では岩櫃城の他にも沼田城も攻めて来ました。
沼田も吾妻郡も真田氏に関係の深い土地だというのが良くわかりました。

※訪問日 2023.10.24

秋の谷川岳に登りました(後)

2023-10-26 18:15:15 | 山歩き
谷川岳が深田久弥の「日本百名山」や「魔の山」と呼ばれていることは、前回に書きました。
そして、実は私の大好きな中央分水嶺が通っている山というのを付け加えておきます。
まさに太平洋側気候と日本海側気候がぶつかり合うところでもあるのです。
谷川岳の下には上越線のトンネルがあります。
川端康成の『雪国』の書き出し「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」の名文章はこうして生まれました。


前置きが長くなりましたが、山登りを続けましょう。



ガスが切れて、肩の小屋の屋根が見えてきました。



左手の山がずっと気になっていました。家に帰って調べると右がオジカ沢ノ頭で、左がマナイタグラのようでした(?)



肩ノ小屋まであと少しです。そして、青空が広がってきました。



左手の山と同じぐらいの高さまで登ってきました。



そして、肩ノ小屋に到着です。(写真を撮るのを忘れました)



左手の山よりも高くなりました。



富士山も見えていました。この日は一日中見えていました。



肩ノ小屋から一つ目のピーク「トマノ耳」までは少しです。



出発してから3時間弱、ついに谷川岳に登頂です。



今回もMさん(右)と一緒に登りました。



トマノ耳からもう一つのピークのオキノ耳を望みます。



ガスが少し切れてオキノ耳がよく見えました。オキノ耳の方が少し高いのです。



トマとオキの間から、こわごわ下を覗きます。



トマノ耳を振り返ります。



中央分水嶺を歩いています。トマからオキまでは15分ほどですが、すれ違いに時間がかかりました。



遠くの山並みですが、百名山が並んでいることと思います。こちら側に降る雨は利根川となって太平洋に流れ込みます。



トマノ耳を見て、四国の石鎚山を思い出しました。



そして、谷川岳の最高峰オキノ耳(1977m)に登頂です。頂上はガスに囲まれて、残念ながら眺望はありませんでした。



頂上に登ったあとは肩ノ小屋まで戻って、おにぎりを食べました。しかし、疲れていたのか1個しか食べられませんでした。
トレーニングをしていたとはいえ、やはり長いコースです。まだ、下山が待っています。

そして、下山です。浅間山が噴煙を上げているのが見えました。



天狗のトマリ場で遊ぶMさんです。私はしんどくて登れません(笑)



下山は紅葉を眺めながらです。(前を行くのはMさんではありません)



実際はもっと綺麗でした。



ロープウェイ の駅も見えてきましたが、最後まで気を抜かずに歩きました。



ナナカマドは赤い実だけでした。



紅葉地帯まで下りてきました。足も攣りかけていますが、あと少しです。



最後は紅葉の中をロープウェイ 駅まで歩きました。



ロープウェイ の窓から最後の1枚です。あとは水上温泉で温泉とビールを楽しむだけです。



今回は快晴というわけにはいきませんでしたが、そこそこ周りの景色も見えて、富士山まで見えたのが嬉しかったです。
またロープウェイあたりでは紅葉が見頃で、前日に降った雪も良いアクセントになってくれました。
谷川岳には初めて登りましたが、とても良い山でお気に入りの一座になりました。
ただ大阪からはあまりにも遠いです。

※登山日 2023.10.23

秋の谷川岳に登りました(前)

2023-10-25 18:15:15 | 山歩き
谷川岳に登ってきました。
谷川岳は深田久弥の「日本百名山」の一座で、標高は2000mに満たないものの、遭難者の多さから「魔の山」と呼ばれています。
その多くは岩壁の登攀で起きていますが、もちろん私が登ったのは一般的なルートなので安心して歩くことができました。
そんなこともあり、若い頃から谷川岳はよく知っていたのですが、大阪からは遠くて今回が初めての山行になりました。

前日は沼田のホテルに泊まって、23日の朝から谷川岳ロープウェイの土合口駅をめざしました。
前日の雪で谷川岳は冬山のような姿をしていました。後ろの雲も不気味で、少し不安な気持ちになりました。



谷川岳のアップです。二つの耳が特徴の山です。よく見ると愛きょうのある動物の顔に見えます。



紅葉シーズンとも重なって混雑が心配されたのですが、7時前にロープウェイの駅に着くと、人もまばらで肩すかしを食った感じでした。
8時の一番のロープウェイ(ゴンドラ)に乗ることができました。ゴンドラなので次々にやってきます。



ロープウェイの中から紅葉狩りができました。



この辺りはちょうど見頃を迎えたようです。



今回も山登りなのでコンデジでの撮影です。



実際は、写真で見るよりもずっと綺麗な紅葉でした。



天神平駅に到着しました。目の前には朝日岳だったでしょうか?関東の山は全く名前がわかりません。



そして、谷川岳です。



もう一本リフトで高度を稼ぎます(笑)実は、web切符はリフトとセットになっていました。



リフトの終点駅からの谷川岳です。



なんとなく三段紅葉です。



リフト終点からは一度下って行きます。(10分ほどこちらの方がコースタイムが短いです)



雪と紅葉の落ち葉が綺麗でした。



ロープウェイから見えていた紅葉の斜面を見下ろします。



美しい眺めです。



雪の残る登山道を慎重に進みます。



熊穴沢避難小屋が見えてきましたが、まだまだ先は長いです。



youtubeを観て予習をしていましたが、ロープのある岩場があらわれました。



少し開けたところに出ました。すると、なんと富士山が見えました。(一番奥です)



今度は鎖場です。やはり「魔の山」です。そう簡単には登らせてくれません(笑)



右手には、尾瀬方面の名山が見えていますが‥。



左手にも名山です。



振り返ると水上の町が見えました。遠くの山は(左側)赤城山でしょうか。



左手の山と同じぐらいの高さになりました。



岩が多い道ですが、手を使うまでもなかったです。雪も溶けて持ってきたチェーンスパイク の出番もありませんでした。



景色が良いので疲れも吹き飛びます。



頂上はガスの中のようです。頂上に着く頃にガスが切れてくれることを祈りながら頂上をめざしました。



ロープウェイに並んだ頃には少ないと思った登山者ですが、そこそこの数の登山者が登っていました。
さすがは「日本百名山」人気の山です。おまけに紅葉も見頃とくれば、登るしかありませんね。

<つづきます>

※登山日 2023.10.23