昔から上高地に登山鉄道があればいいなと思っていました。
しかし、30年も前に上高地鉄道のことを考えている人がいました。
その人は、知る人ぞ知る鉄道紀行の第一人者の宮脇俊三さんです。
1991年、JTBの月刊誌『旅』に「夢の上高地鉄道」が掲載されました。
もちろんその時は知らなかったのですが、最近買った文庫本で知りました。
『夢の山岳鉄道』宮脇俊三(ヤマケイ文庫)
上高地に行くにはマイカー規制あるので、沢渡駐車場(岐阜県側はあかんだな駐車場)に車を置いて、バスかタクシーで入るしかありません。
それでも年間170万人もの人が訪れるそうです。観光バスで訪れる人も多く、夏には渋滞も見られます。
そんなことを解決するのが鉄道だと著者は主張します。確かにそうなれば二酸化炭素排出削減にも繋がります。
それでは「上高地鉄道」に乗って旅を始めましょう。
「上高地鉄道」の始発駅は沢渡駅です。今はバスの停留所ですが。(注:今回の写真は全て過去に撮った写真です。)
現在は釜トンネルまでは国道158号線を走りますが、「上高地鉄道は」国道の改修によって廃棄された旧道などを利用してつくられた軌道を走ります。
こんなイメージで梓川に沿った軌道を走ります。(注:これは黒部峡谷鉄道です。)
釜トンネルが見えてきました。このあたりに中ノ湯駅がつくられます。ちなみに、沢渡駅・湯川渡駅・梓(信号所)・中ノ湯駅と続きます。
いよいよ難関の釜トンネルです。昔は左の旧トンネルを通っていましたが、信号待ちで15分ほど待たされることがありました。ちなみに現在のトンネルは2005年に完成しました。
さて、釜トンネルは勾配がきつく車もエンストしたそうです。そんな勾配(100パーミル)を鉄道が登れるのでしょうか。ここで登場するのがラックレール(歯型のレール)です。
釜トンネルを抜けて産屋沢に到着です。左手に焼岳が姿をあらわします。ここには信号所がつくられます。
ラックレールから解放されれば、まもなく前面に穂高の山並みが見えてきます。大正池駅で降りる人はご準備をお願いします。
大正池駅に到着です。駅前には、上高地ならではの絶景が広がります。
上高地らしい林間を塗って「上高地鉄道」は走ります。大正池駅ー上高地駅間には、田代池駅と帝国ホテル前駅があります。
著者の鉄道のイメージですが、ゲージはJRと同じ1067ミリで長さ12メートルの短めの車両(カーブが多いため)を六両編成で走らせます。
車内の設計は、梓川側はクロスシートで天井までガラス張り、山側はロングシートになります。
左手に赤い屋根の上高地帝国ホテルが見えてきました。
帝国ホテル前で下車し、ホテルに立ち寄ってケーキと紅茶をいただきましょう。
終点の上高地駅に到着です。こんなイメージでしょうか。
上高地駅はカラマツの囲まれた駅です。(私としては、更に鉄道をのばして横尾あたりまで繋げたいのですが‥。)
上高地駅前は登山に向かう人や観光をする人などで賑わっています。
駅から5分も歩けば河童橋です。そして、こんな絶景が待っています。
「上高地鉄道」の旅はいかがでしたでしょうか。私も乗ってみたいですが、生きているうちに夢がかないそうにありません。
おうち時間に任せて、妄想鉄道旅がつづきそうです(笑)
※『夢の山岳鉄道』では、「上高地鉄道」の他に「富士山鉄道・五合目線」・「比叡山鉄道」・蔵王鉄道」など、全16の夢の山岳鉄道が綴られています。
しかし、30年も前に上高地鉄道のことを考えている人がいました。
その人は、知る人ぞ知る鉄道紀行の第一人者の宮脇俊三さんです。
1991年、JTBの月刊誌『旅』に「夢の上高地鉄道」が掲載されました。
もちろんその時は知らなかったのですが、最近買った文庫本で知りました。
『夢の山岳鉄道』宮脇俊三(ヤマケイ文庫)
上高地に行くにはマイカー規制あるので、沢渡駐車場(岐阜県側はあかんだな駐車場)に車を置いて、バスかタクシーで入るしかありません。
それでも年間170万人もの人が訪れるそうです。観光バスで訪れる人も多く、夏には渋滞も見られます。
そんなことを解決するのが鉄道だと著者は主張します。確かにそうなれば二酸化炭素排出削減にも繋がります。
それでは「上高地鉄道」に乗って旅を始めましょう。
「上高地鉄道」の始発駅は沢渡駅です。今はバスの停留所ですが。(注:今回の写真は全て過去に撮った写真です。)
現在は釜トンネルまでは国道158号線を走りますが、「上高地鉄道は」国道の改修によって廃棄された旧道などを利用してつくられた軌道を走ります。
こんなイメージで梓川に沿った軌道を走ります。(注:これは黒部峡谷鉄道です。)
釜トンネルが見えてきました。このあたりに中ノ湯駅がつくられます。ちなみに、沢渡駅・湯川渡駅・梓(信号所)・中ノ湯駅と続きます。
いよいよ難関の釜トンネルです。昔は左の旧トンネルを通っていましたが、信号待ちで15分ほど待たされることがありました。ちなみに現在のトンネルは2005年に完成しました。
さて、釜トンネルは勾配がきつく車もエンストしたそうです。そんな勾配(100パーミル)を鉄道が登れるのでしょうか。ここで登場するのがラックレール(歯型のレール)です。
釜トンネルを抜けて産屋沢に到着です。左手に焼岳が姿をあらわします。ここには信号所がつくられます。
ラックレールから解放されれば、まもなく前面に穂高の山並みが見えてきます。大正池駅で降りる人はご準備をお願いします。
大正池駅に到着です。駅前には、上高地ならではの絶景が広がります。
上高地らしい林間を塗って「上高地鉄道」は走ります。大正池駅ー上高地駅間には、田代池駅と帝国ホテル前駅があります。
著者の鉄道のイメージですが、ゲージはJRと同じ1067ミリで長さ12メートルの短めの車両(カーブが多いため)を六両編成で走らせます。
車内の設計は、梓川側はクロスシートで天井までガラス張り、山側はロングシートになります。
左手に赤い屋根の上高地帝国ホテルが見えてきました。
帝国ホテル前で下車し、ホテルに立ち寄ってケーキと紅茶をいただきましょう。
終点の上高地駅に到着です。こんなイメージでしょうか。
上高地駅はカラマツの囲まれた駅です。(私としては、更に鉄道をのばして横尾あたりまで繋げたいのですが‥。)
上高地駅前は登山に向かう人や観光をする人などで賑わっています。
駅から5分も歩けば河童橋です。そして、こんな絶景が待っています。
「上高地鉄道」の旅はいかがでしたでしょうか。私も乗ってみたいですが、生きているうちに夢がかないそうにありません。
おうち時間に任せて、妄想鉄道旅がつづきそうです(笑)
※『夢の山岳鉄道』では、「上高地鉄道」の他に「富士山鉄道・五合目線」・「比叡山鉄道」・蔵王鉄道」など、全16の夢の山岳鉄道が綴られています。