はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

おにゅう峠(峠からの眺め)

2024-11-16 18:15:15 | 分水嶺の旅
前回の展望スポットから車で10分ほどで、おにゅう峠に到着です。
滋賀県と福井県の県境で、何よりも私の大好きな中央分水嶺でもあります。

峠からは日本海を望むことができます。


よく意味のわからない標識ですが、日本遺産・鯖街道の標識のようです。


峠は道路を造るために切通しになっています。右が滋賀県、左が福井県です。


県境の稜線を歩きました。ここは中央分水嶺です。


稜線の紅葉は終わっていました。


名残の紅葉です。


ここに降った雨は右は日本海へ、左は琵琶湖から太平洋へと流れます。


下の方には紅葉もちらほら見えました。


高島トレイルが通っています。


この峠は標高820mです。それでも冬は通行止になるようです。


冬のおにゅう峠も興味がありますが、行くのは無理でしょう。


ここのブナ林はいつもtakayannさんが激写しています。


反対側の山の紅葉です。


滋賀県の小入谷(おにゅうだに)方面です。


福井県の遠敷(おにゅう)の山々です。


遠くの高い山並みは比良山系でしょうか。


福井県側はすぐ近くに日本海が見えます。


しっかりと大分水界を楽しむことができました。


次回は、おにゅう峠からの帰りの紅葉の様子です。

※訪問日 2024.11.12

大分水嶺の旅(その3)

2024-07-16 18:15:15 | 分水嶺の旅
今回は私の大好きな「大分水嶺」を歩いた話です。
お出かけもできないので、以前(2022年以降)に旅した写真からの記事になります。
(その3)となっていますが、(信州編)と(近畿編)の続きということです。

まずは、記憶に新しい安達太良山です。


頂上から眺めた稜線の登山道が大分水嶺でした。


大分水嶺は稜線に沿って母成峠へと下りていきます。



続いては、谷川岳です。上越国境にある「魔の山」と呼ばれる谷川岳ですが、一般ルートは普通の山です。


途中の肩の小屋あたりから見た稜線が大分水嶺です。


トマの耳からオキの耳へは大分水嶺を歩きます。



八ヶ岳の北横岳です。


北横岳はロープウェイ利用でお気楽登山ができる大分水嶺の山です。


頂上の先にはやはり大分水嶺上にある蓼科山が望めます。


南から続く八ヶ岳連峰はまさに大分水嶺を歩く縦走路です。



コマクサが咲く乗鞍岳です。


長野と岐阜の県境が大分水嶺で、大分水嶺に沿って前の山に登りました。


振り返ると、頂上へと続く大分水嶺がよく見えました。



鷲ヶ峰に登りました。下に見えるのは八島ヶ池です。


頂上へと続く登山道が大分水嶺です。



最後は大日ヶ岳です。


雪の大分水嶺を歩いたのは多分初めてだと思います。



大分水嶺を歩いたのは、日本列島を貫く大分水嶺のほんの一部だと思いますが、これからも機会があれば歩いてみたいです。

夏の信州紀行(中央分水嶺トレイルを歩く)

2023-09-06 18:15:15 | 分水嶺の旅
夏の信州紀行も、早くも最終回です。
今回は、私の大好きな中央分水嶺を歩いた話です。

長野県長和町長門牧場から、霧ヶ峰・美ヶ原へ至る38kmの「霧ヶ峰・美ヶ原中央分水嶺トレイル」というハイキングコースがあります。
今回は、そのうちのほんの一部を歩きました。
出発点は八島ヶ原湿原で、そこから鷲ヶ峰に登ってきました。


八島湿原から少し登った所から眺めた鷲ヶ峰です。頂上までのコーズタイムは1時間です。



トリカブトがたくさん咲いて居ました。



眼下に見えるのは八島ヶ原湿原です。今回は男性チームは鷲ヶ峰、女性チームは八島ヶ原湿原一周と、別れて歩きました。



蓼科山が見えます。その右には7月に登った北横岳も見えました。この山々も中央分水嶺にある山々です。



あいにくの天気ですが(今回は今一つ天気に恵まれませんでした)、気持ちの良い風が吹いていました。



諏訪湖が見えました。



トリカブトの群落でした。



頂上が見えてきました。



分水嶺の道を行きます。ここに降った雨は、左は太平洋に、右は日本海に流れて行きます。



左に見えているのが鷲ヶ峰の頂上です。



天気も今一つなので、今回はこのニセピークまでとしました(笑) まあ、分水嶺を歩くという目標は達成です。



そのピークからの眺めです。浅間山がドーンと控えていました。



八島ヶ原湿原の奥には車山も見えて、中央分水嶺がたどれます。晴れていれば富士山も見えるのでしょう。



女性チームが一周している八島ヶ原湿原です。ハートの形をしています。



頂上付近は雲の中ですが、穂高連峰も見ることができました。



下りながら鷲ヶ峰を振り返ります。また晴れている時に歩きたい道です。



スタート地点まで戻ってくると、ヒョウモンチョウがたくさん飛んでいました。



マツムシソウも咲いていて、ヒョウモンチョウが蜜を吸っていました。



綺麗な蝶もいました。ウラナミシジミでしょうか?



今回はほんの少し歩いただけですが、機会があれば「霧ヶ峰・美ヶ原中央分水嶺トレイル」を歩いてみたいです。
天気は今一つでしたが、鷲ヶ岳にもいちおう登ることが出来たので、予定していたプログラムは終了しました。
あとは上諏訪のツルヤでお土産を買って、一路大阪をめざしました。

※訪問日 2023.8.30

丹波で中央分水界と山城を眺めました

2021-02-04 20:05:05 | 分水嶺の旅
福知山城を楽しんだあと、帰り道に丹波市の名所(あくまで私にとっての名所ですが)を訪ねました。
まずは日本一低い中央分水界のある石生(いそう)です。
石生には、一度訪れたことがあるのですが、「中央分水界」好きの私としては、近くまで行ったのに訪れないわけにはいきませんでした。


この道路が「分水界」です。ここは日本一低い分水界なのです。




説明板です。




日本海に流れる水と、瀬戸内海に流れる水が分かれていきます。




またまた案内板です。




日本海に流れる川はやがて由良川になります。瀬戸内海に流れる川は加古川になります。ただしどちらの川も、ここが源流ではありません。




大分水嶺は、そこを境に気候も文化も分けるのですが、ここの分水嶺はそんなことには関係ないようです。




次の訪れたのは、明智光秀ゆかりの黒井城です。
福知山線では、石生駅と黒井駅はとなり駅です。
光秀の丹波攻略では、最も苦労したのが黒井城攻めのようでした。

麓の町から眺める黒井城です。典型的な山城です。




頂上付近に石垣などが見えます。ここにも行きたかったのですが、頂上まで50分とあったのでやめました(笑)武装してここを攻めるのは至難の業でしょう。




丹波平定のあと、この城には光秀の家臣の斎藤利三が入りました。その娘、お福(後の春日局、徳川家光の乳母)は、この地の生まれだそうです。




明智光秀ゆかりの福知山城、黒井城と今ホットな話題のお城や、大好きな分水嶺も訪れることができ楽しい旅になりました。

※訪問日 2021.1.31

ひるがの高原で分かれゆく水を目撃しました

2020-12-17 19:50:00 | 分水嶺の旅
富山から国道41号線で南下をし、高山から国道158号線を走ってひるがの高原にやって来ました。
ひたすら運転に集中していたので、途中での写真はありません。
41号線沿いの高原川や158号線沿いの庄川は、昔よく渓流釣りに来た所なので懐かしかったです。

今回は釣りではなく分水嶺が主題です。ひるがの高原の分水嶺は以前から訪れてみたかった大分水界の一つです。
いつもは東海北陸道で通り過ぎるのですが、今回はよい機会なので立ち寄ることにしました。


ここには「ひるがの分水嶺公園」があるのが嬉しいです。




ひるがの分水嶺公園では、日本海側に流れていく水と、太平洋側に流れていく水を目撃することができます。




ここの分水嶺は稜線ではなく、平らな所にあるのが特徴です。季節が合えば水芭蕉も見られるようです。




分かれゆく水をつくづくと眺めます。まさにここが運命の分かれ道といったところです。(ちょと大袈裟ですね)




ここは鷲ヶ岳と大日ヶ岳のちょうど中間にあたる部分です。どちらの山も大分水界が通る山です。伊勢湾に流れる長良川と富山湾に流れる庄川の源流部です。





ひるがの分水嶺公園からちょっと高台の方にやって来ました。遠くに雪をいただいた白山が見えました。




こちらは大日ヶ岳です。




右手が白山、左手が別山です。今頃は真っ白になっていることでしょう。




白山をアップで。往路では北陸道から見たのですが、角度によって全くちがう山のように見えます。




別山もアップで。




さらに望遠レンズで大日ヶ岳をアップです。




別山も撮ります。




白山ですが、正しくは左が御前峰で右が剣ヶ峰です。




最後はやはり山岳風景になってしまいました。山好きなもので山が見えれば撮ってしまいます(笑)
雨晴海岸の立山連峰から始まった旅日記でしたが、最後も白山の山の写真で締めくくりです。

※訪問日 2020.12.10