はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

木曽駒ケ岳に登ってきました(山旅の終わりに)

2022-08-30 19:15:15 | 山歩き
木曽駒ケ岳から下山してお世話になったお宿は二人静です。
二人静は、この春に高遠の桜を観に行った時にもお世話になりました。
温泉も良く料理も美味しいです。もちろん伊那の銘酒もすすみました。



朝6時に宿のすぐ横の駒ヶ根橋から宝剣岳を見上げました。




昨日とうってかわり、悔しいほどよく晴れています。




ズームアップすれば宝剣岳やホテル千畳敷もはっきりと見えました。しかし、朝一はこんな晴天でしたが、8時頃には雲に隠れてしまいました。




朝風呂のあと、綺麗なお庭を眺めながら朝食をいただきました。




この日は帰るだけですが、せっかくなので高遠城に寄って行くことにしました。(Mさん夫妻は城好きです。)




桜の高遠城も素晴らしいですが、緑の季節も趣があります。




高遠城からも中央アルプスが望めるのですが、山頂部は雲の中でした。




あと2カ月もすれば紅葉の季節を迎えます。




桜の時は大勢の人で賑わった高遠城も、この時期はひっそりとしていました。




高遠には石仏もたくさんあるようで、その一つの香福寺を訪れました。




高遠には何度か行っていますが、石仏のことは知らなかったです。




香福寺は高遠最古の古刹だそうです。




高遠を訪れた理由はもう一つあります。それは高遠そばを食べることでした。




「ますや」さんは人気の店なので、しばらく待つことになりました。待つ間に周辺の花の写真を撮りました。




すぐそばの土手に咲いていたナツズイセンです。




オミナエシも咲いていました。




秋の七草の一つです。




これはクサフジです。




30分ほど待って、待望の高遠そばをいただきました。焼き味噌をつゆにとかして辛味大根とでいただきます。




実はここで食べるのは4度目ですが、何度でも食べに行きたくなるお蕎麦です。本当に美味しいいお蕎麦です。




駒ヶ根のソースカツ丼ではじまった木曽駒ケ岳の山行も、高遠もお蕎麦で幕を閉じました。
本番の登山はあいにくの天気でしたが、満天の星空や綺麗な朝焼けが見られて楽しい山行になりました。
最後までご覧いただきありがとうございました。


※訪問日 2022.8.24

木曽駒ケ岳に登ってきました(ガスの中の登頂)

2022-08-29 15:15:15 | 山歩き
長らくあれやこれやと引っぱってきましたが、いよいよメインイベントの登山編です。
ところがメインイベントにもかかわらず、肝心の写真がほとんどありません。
何しろガッスガスの中を出発して、途中で雨になったりと、最悪の天気だったので、カメラは頂上以外はザックの中でした。
もちろん期待していた頂上からの景色も見ることは出来ませんでした。
ということで、Mさん夫妻やマエクミさんから提供いただいた写真を交えながらの山レポです。


出発直前に小雨が降り出したので、雨具を着てのスタートとなりました。
7時にホテル千畳敷を出発です。


ここから本格的な登りになるのですが、全く先が見えません。




高山植物の盛期は終わっていましたが、少ないながらも楽しませてくれました。これはトウヤクリンドウです。




トリカブトかと思いましたが、サクライウズという花でした。




オトギリソウです。




オットセイ岩(?)が見えてきたら八丁坂を半分登ったでしょうか。




ゆっくりと八丁坂を標準タイムの1.5倍で登り切って、乗越浄土に到着です。乗越浄土もガスの中でした。




乗越浄土から5分のところにある宝剣山荘で休憩しました。休憩料金は300円です。ちなみにトイレは200円です。
300円も払ったので、30分ほど休憩しました(笑)さあ、頂上まであとコースタイムでは1時間です。




中岳のピークを越えてからいったん下り、また上り返すと木曽駒ケ岳の頂上です。
途中で雨も降ってきましたが、何とか中央アルプスの最高峰の木曽駒ケ岳(2,956m)の頂上に到着です。
(頂上でやっとザックからカメラを出して撮影しました。)




Mさん夫妻です。昨年は立山にも登りました。




マエクミさんは上高地や八方尾根は歩いたことがありますが、本格的なアルプス登山は初めてでした。




そして、私です。37年ぶりの登頂です、顔にもガスがかかっていました(笑)




一等三角点です。本来なら頂上からの素晴らしい景色を撮りたかったのですが、真っ白な世界が広がっているだけでした。




頂上には二つの神社がありました。こちらは伊那側にある伊那駒ケ嶽神社です。




こちらは木曽側にある木曽駒ケ嶽神社です。やはり木曽駒ケ岳も信仰の山でした。




頂上に咲いていたコマウスユキソウです。エーデルワイスのの仲間です。




トウヤクリンドウです。雷鳥を探したのですが会うことはできませんでした。





ヤマップの記録によれば、頂上には40分ほど滞在したようです。頂上についた頃からロープウェイで来た登山者が次々にやって来ました。
下山を開始した頃から雨も本格的に降ってきました。それでも続々と登山者が登ってきます。学校登山もあり渋滞も発生しました(笑)
下りも慎重に下りて12時15分にホテル千畳敷に到着しました。


あとは温泉とビールです。宿はバス乗り場の近くの「二人静」を予約しておきました。


※登山日 2022.8.23

木曽駒ケ岳に登ってきました(ご来光と富士山)

2022-08-28 13:17:17 | 山歩き
朝の4時半に目覚ましをセットしていましたが、4時前には目が覚めました。
窓から外を見るとガスに覆われているようで、ご来光は無理かなと思っていました。
4時50分ごろに偵察に出ていたMさんから「赤くなって来ています。ご来光見えそうです。」と連絡を受け、急いで飛び出しました。



東の空が赤くなって来ました。南アルプスの山並みもシルエットで浮かび上がります。





左の山の端から朝日が昇るようです。(千畳敷カールからは私たちが行った頃から、南アルプスからのご来光が望めるようです。)





そして、やっと富士山を望むことができました。





伊那谷をはさんで南アルプス、さらにその向こうの富士山です。伊那谷の雲海も美しいです。





富士山をズームアップです。





昨晩の満天の星空も感動しましたが、この日の朝焼けも感動です。





日本の高い山、ワン・ツー・スリーのそろい踏みです。やや左の三角山が北岳(2位)、その右となりが間ノ岳(3位)、そして富士山(1位)です。





だんだんと明るさを増して来ました。





来たー!ご来光です。





あっという間に朝日が昇って来ます。





しばらくすると、黒い雲が太陽を隠してしまいました。(危ないところでした。)右手に見えるのは甲斐駒ケ岳です。





宝剣岳の方は、あいかわらずガスがかかっていました。






東の方は明るいのですが‥。





宝剣岳のモルゲンロートも見たかったのですが、これでは無理のようです。





そのかわりにホテル千畳敷がモルゲンに輝いてくれました。もともとこんな色でした(笑)




時刻は5時30分です。このあと朝食(携帯弁当にしてもらいました。)をとったり、登山の支度をして、出発は6時45分としました。
宝剣岳の方向はガスに覆われていますが、行くしかありません。


※撮影日 2022.8.23

木曽駒ケ岳に登ってきました(満天の星空)

2022-08-27 13:15:15 | 山歩き
木曽駒ケ岳に登ってきましたというタイトルですが、登山はまだ先になりそうです(笑)

今回はロープウェイ 駅直結のホテルに宿泊なので、三脚も持って行きました。もちろん星空を撮るためです。
夕方のガッスガスの天気の時には星空も諦めたのですが、7時半頃からガスが切れて星空が広がってきました。

星空撮影はいつも失敗が多いのですが、今回は私としては上手く撮れたのではないでしょうか(自画自賛)
ということで、写真も大きくしてアップしました(笑)


天の川です。





天の川を撮影して、それらしく写ったのは初めてだと思います。





宝剣岳の上も満天の星でした。宝剣岳に北斗七星がかかっています。





天の川を少しズームで撮りました。





しかし、この時間帯になってよくぞ晴れてくれたものです。





この日は月の影響もなく撮ることができました。(月齢は24.4でした。)





千畳敷はカールの底なので360度とはいきません。翌日、頂上近くでテン泊した人たちは皆さん360度の星空を楽しまれたようでした。





左上の黒い影はホテルのすぐ上にある駒ケ岳神社の鳥居です(笑)





嬉しくて何枚も撮ってしまいました(笑)Mさんもはじめは苦戦していましたが、最後は上手く撮れたと喜んでいました。





本当はもっと満天の星空だったのですが、写真にすると迫力不足です。そのあたりは今後の課題にしたいと思います。





満天の星です。パソコンで色調整しました(笑)





せっかくなので駒ヶ根の夜景も撮りました。





雲がなければもっと綺麗なんでしょうが、星空が見えただけでも満足です。





もっとカメラの設定を変えながら撮ればよかったのですが、そんな余裕はなく夢中で何枚も撮っていました。
ホテルに泊まっている人たちも外に出てきて、星空を楽しまれていました。
明日は晴れてくれると良いのですが、どうなることやら。


※撮影日 2022.8.22

木曽駒ケ岳に登ってきました(千畳敷の夕景)

2022-08-26 13:29:29 | 山歩き
千畳敷カールに到着したのは午後1時過ぎでした。宝剣岳はガスの中でした。
カールを散策したあと、ホテルでゆっくりしていました。
午後4時ごろには雨になり、窓の外は真っ白なガスに包まれていました。
そして、夕食が近づいた6時前、突然ガスが晴れて宝剣岳が姿を表してくれたではありませんか。
急いでカメラを持って外に飛び出しました。


宝剣岳の頂上に残照が当たっていました。




やっと晴れてくれましたが、千畳敷カールには夜の帳がおりはじめていました。




こんな時間に頂上に立っている人はいないでしょう。




反対側の伊那谷を覗いてみました。雲の切れ間から駒ヶ根の町が見えました。




よく見ると、雲の下に南アルプスのシルエットが見えました。




案内板には富士山があるのですが、目をこらしても良くわかりませんでした。




こんな時間にロープウェイが降りていきました。




スッキリした風景ではありませんでしたが、これはこれで味のある風景でした(笑)




もう一度、宝剣岳を眺めました。またガスがかかってきたようです。




それでも希望の青空も見えていました。




ゴツゴツとした岩がそびえています。




残照とガスで幻想的な宝剣岳を見ることができました。




今回の山行では、夕景と星空とご来光と頂上からの景色を期待していました。
その一つの夕景をなんとか見ることができました。
次は星空ですが、果たして見ることができたのでしょうか。

※訪問日 2022.8.22