はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

若狭國一宮 若狭彦神社・若狭姫神社へ

2024-09-29 19:39:39 | 寺社めぐり
小浜の町をゆっくりと歩いていたら、時刻は2時半を過ぎていました。
小浜では八ヶ寺巡りという興味深い寺院巡りもしたかったのですが、時間がありませんでした。
八カ寺巡りはまた次回にすることにして、今回は若狭國一宮にお詣りすることにしました。

やって来たのは遠敷にある若狭彦神社です。
遠敷は難読地名ですが、あの「おにゅう峠」の「おにゅう」です。


最近、諸国の一ノ宮めぐりがお気に入りですが、やって来たのは若狭國の一ノ宮になります。
祀られているのは「海幸彦と山幸彦」で有名な山幸彦(ひこほほでみのみこと)でした。


神秘的な雰囲気がありました。


夫婦杉です。


駐車場から100mほどで隋神門です。


社務所も無く、人の気配も感じませんでした。神様の庭といった佇まいです。


檜皮葺きの立派な本殿でした。


そして、小浜市内に戻る形でやって来たのが若狭姫神社です。
先ほどの神社が上社で、こちらが下社です。下社には豊玉姫命が祀られています。
こちらには社務所もあり、お詣りの人の姿もありました。


隋神門です。


隋神門からの神門と本殿ですが、大木が森のようでした。


こちらの本殿も立派でした。


この千年杉は実に立派でした。


まさに御神木にふさわしい風格です。


樹高は40mということです。


神社の前に案内板がありました。
この道を山側(地図では右側)に進んで行くと「おにゅう峠」の字が見えました。
ちなみに滋賀県側では「小入」と書きます。


おにゅう峠には2022年の11月5日に、ブログ仲間のtakayanさんに連れて行ってもらいました。
そこは私の大好きな大分水界でもあり、紅葉もとても美しいところでした。
今年の紅葉の頃には友人の車で峠越えをして、また遠敷に行きたいと思います。

※訪問日 2024.9.25

鯖街道の起点 小浜へ

2024-09-28 19:15:15 | 知らない街をぶらり
熊川宿から車で20分ほどで小浜にやって来ました。

小浜は鯖街道の起点にあたる町です。


まずは、熊川宿で食べられなかった鯖寿司の店を探しましたが、なんと水曜日はほとんどの店がお休みでした。
仕方がないので、道の駅「若狭おばま」の特産販売所で鯖寿司を購入し、食べる場所もあったのでそこでいただきました。
小浜では焼き鯖寿司の方がメインのようですが、生の鯖寿司が食べたかったので、それもあって良かったです。
さっさと食べてしまったので写真を撮るのを忘れました(笑)(若廣のHPからの写真です)


お腹も満たされて、やっと観光です。
小浜では古い町並みや寺院、一ノ宮などを巡る予定でしたが時間があまりありませんでした。
まず向かったのは「三丁町」と呼ばれる「重要伝統的建造物群保存地区」です。


先ほどまで居た熊川宿も「重伝建」でしたが、この日は福井県で2ヶ所の「重伝建」に行きました。


典型的な茶屋町の風情を残していました。


逆光で見づらいですが、ずっと奥まで続いています。


「小浜西組」は平成20年に「重伝建」に選定されました。


ならまちでもよく見かける「身代わり申」ですが、この町にもたくさん吊るされていました。


ところで、「重伝建」は現在、全国で129地区が選定されています。


古い町並みなどが残っていればほぼ「重伝建」と考えて間違い無いと思います。


私の住む大阪では、「重伝建」は富田林市の寺内町の1ヶ所しかありません。


旅先で「重伝建」があれば行くようにしていますが、まだ40ヶ所くらいしか行ったことがありません。


少し移動して「まちの駅」の方にやって来ました。そこには旭座と呼ばれる芝居小屋が移築復元されていました。


内部の様子です。


その周辺も町並みが整備されているようでした。


酢は「小鯛のささ漬け」や「鯖寿司」に欠かせない物だったのでしょう。


それらの特産品は鯖街道を超えて京の都に運ばれていきました。
鯖街道の中でも針畑越えは京への一番の近道であったようです。


針畑峠(根来坂)は以前行ったことのある「おにゅう峠」の近くでした。
紅葉の頃に、もう一度おにゅう峠に行ってみたくなりました。

※訪問日 2024.9.25

若狭鯖街道 熊川宿へ

2024-09-27 18:15:15 | 街道歩き
【回想】シリーズが続きましたが、やっと最新の旅からの記事です。
今回は久しぶりに訪れた熊川宿(くまがわじゅく)の話です。
江戸時代の町並みが今も残る素敵な素敵な宿場町です。

この日は貸し切り状態でした。これはこれでちょっと寂しい風景ですが。


宿場町の入り口には番所がありました。


秋の空です。今年はいつまでも暑かったですが、この日は少しマシでした。


この宿場町は若狭と京の都を結ぶ物流の拠点として繁栄した宿場町です。


小浜方面に向かって進んでいます。


町の中を流れる疎水も風情があります。


熊川宿は平成8年に「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。
略して「重伝建」ですが、これは次回の小浜編でまた述べたいと思います。


また平成27年に「御食国(みけつくに)若狭と鯖街道」として日本遺産第1号に認定されました。
「御食国」とは古代、朝廷にそれぞれ地域の特色豊かな食材を納めた国のことです。


熊川宿は三つの町から構成されていて、中ノ町(なかんちょ)にやって来ました。


熊川宿の地図です。全長1.1kmの宿場町です。


鯖寿しの看板が見えます。鯖寿しを楽しみにしていたのですが、水曜日は休みでした。


以前来た時には水車式の里芋皮むき機が回っていたのですが。


この街道も鯖街道の一つで、この道を鯖が運ばれて行きました。


来た道を振り返りました。この構図はパンフの表紙にもなっていました。


最後は下ノ町(しもんちょ)の風景です。この先は小浜へと続きます。


鯖街道というのは若狭湾で捕れた鯖を京の都に運んだ道ですが、沢山のルートがあったようです。
この熊川宿を通るルートは代表格のルートであったようです。(パンフにそうありました)

※訪問日 2024.9.25

【回想】秋の乗鞍を歩きました

2024-09-26 19:15:15 | 紅葉
思い出の山旅、今回は秋の乗鞍です。
2018年10月2日の山旅です。

乗鞍観光センターからバスで位ヶ原山荘(くらいがはらさんそう)まで行き、そこから歩きました。


見上げると美しい紅葉が広がっていました。


頂上付近は雲がかかっていました。


ダケカンバが美しかったです。


真っ赤なナナカマドです。


同じく。


紅葉の中を進みます。


穂高岳が見えた時は嬉しかったです。


本当に素晴らしい紅葉でした。


頂上はあいかわらず雲の中です。


畳平あたりまで登って来ました。


なんと、そこには冬が来ていました。


これなので、山の天気はあなどれないです。


今年はいつまでも異常な暑さが続いたので、いったい紅葉はどうなるのでしょうか。
実際に山に行って確かめたいと思うのでですが‥。

※撮影日 2018.10.2