はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

鯖街道の起点 小浜へ

2024-09-28 19:15:15 | 知らない街をぶらり
熊川宿から車で20分ほどで小浜にやって来ました。

小浜は鯖街道の起点にあたる町です。


まずは、熊川宿で食べられなかった鯖寿司の店を探しましたが、なんと水曜日はほとんどの店がお休みでした。
仕方がないので、道の駅「若狭おばま」の特産販売所で鯖寿司を購入し、食べる場所もあったのでそこでいただきました。
小浜では焼き鯖寿司の方がメインのようですが、生の鯖寿司が食べたかったので、それもあって良かったです。
さっさと食べてしまったので写真を撮るのを忘れました(笑)(若廣のHPからの写真です)


お腹も満たされて、やっと観光です。
小浜では古い町並みや寺院、一ノ宮などを巡る予定でしたが時間があまりありませんでした。
まず向かったのは「三丁町」と呼ばれる「重要伝統的建造物群保存地区」です。


先ほどまで居た熊川宿も「重伝建」でしたが、この日は福井県で2ヶ所の「重伝建」に行きました。


典型的な茶屋町の風情を残していました。


逆光で見づらいですが、ずっと奥まで続いています。


「小浜西組」は平成20年に「重伝建」に選定されました。


ならまちでもよく見かける「身代わり申」ですが、この町にもたくさん吊るされていました。


ところで、「重伝建」は現在、全国で129地区が選定されています。


古い町並みなどが残っていればほぼ「重伝建」と考えて間違い無いと思います。


私の住む大阪では、「重伝建」は富田林市の寺内町の1ヶ所しかありません。


旅先で「重伝建」があれば行くようにしていますが、まだ40ヶ所くらいしか行ったことがありません。


少し移動して「まちの駅」の方にやって来ました。そこには旭座と呼ばれる芝居小屋が移築復元されていました。


内部の様子です。


その周辺も町並みが整備されているようでした。


酢は「小鯛のささ漬け」や「鯖寿司」に欠かせない物だったのでしょう。


それらの特産品は鯖街道を超えて京の都に運ばれていきました。
鯖街道の中でも針畑越えは京への一番の近道であったようです。


針畑峠(根来坂)は以前行ったことのある「おにゅう峠」の近くでした。
紅葉の頃に、もう一度おにゅう峠に行ってみたくなりました。

※訪問日 2024.9.25