ガソリンは高くなったとはいえ、リッター140~150円程度でしょうか。これに比べミネラルウォーターの価格は、500ミリリットルのペットボトルの自販機価格は150円ですね。ガソリンの価格の2倍もします。たかが水ですよね。確かに砂漠など水の無いところでは、それこそ喉から手が出るほど欲しいところでしょうが、日本は水の豊富な国です。そして近年は、「東京水」として販売されるくらいに水道の水も飲料に耐える位の水質となっております。わざわざペットボトルの水を飲む必要性があるのでしょうか。甚だ疑問に思う次第です。ましてやはるばる海外から運んできた硬水のミネラルウォーターを飲む意味が理解できません。私にはエネルギーの塊を飲んでいるように見えてしまいます。(ミネラルウォーターを愛飲している方には予め謝っておきます。ゴメンナサイ!)
一時期我が家にもハワイの海洋深層水から作ったというミネラルウォーターが宅配されておりました。岳父が脳梗塞になったとき、これを飲むように勧められたとかで、毎月ダンボール箱で2リットル入りのペットボトルが大量に送られて来ておりました。値段を聞くと精神衛生上好ましくないと思い、未だにいくらしていたのか知りません。
海洋深層水の効能について私があれこれ言う筋合いのことではありません。海洋深層水をそのまま用いれば、それなりの効用はあるのでしょう。しかし、人間はこれをそのまま飲む訳には参りません。そこで逆浸透膜などを用いて海水を淡水化します。この操作によって海水に含まれる成分が約1/50になります。即ち、海水を50倍に薄めたものになると言うことになります。たとえ海洋深層水に効能があったにしても1/50になってしまったら単なる水と思ってしまうのは私だけでしょうか?
その他、水に関する商売あれこれについては「水商売ウオッチング」に専門的な立場で詳しく解説されておりますので、ご興味のある方はご参照ください。