山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

「相場師は本書き損を取り戻す」

2012-02-28 | 川柳

 相場で儲ける方法とか称した書籍の多さは呆れんばかりです。儲け話には目が無いのが人間の性というものでしょうか。しかし、何の苦労もせずに儲かることなどありえましょうか?

 大体、相場で儲かった人が、わざわざ執筆などの苦労をすると思いますか? 私ならば、一生喰うに困らないだけの金を稼いだならば、自分のやりたいことだけをして人生をエンジョイすることでしょう。このような類の本を書くということは、相場で大損をした人が、少しでも損失を取り戻したい思っているのではないかと睨んでいます。もっとも相場で儲けることが出来なかった私の僻みと取られても仕方ありませんが。


「相場とは期待と逆に動くもの」

2012-02-28 | 川柳

 相場格言に「もうはまだなり、まだはもうなり」というのがあります。なかなか言い得て妙な言葉です。

 下がり切るのを待ちに待ち、満を持して買ったとたんに急降下。もう天井と思って売ったとたんに急上昇ということがよくあります。大体が期待と裏腹に逆に動くというのが世の常と、逆に張ってやろうとすれば、これも裏目に出てしまいます。何とついてないのかと身の不運を嘆いても損を取り戻せない。今度こそはと大勝負に賭けます。そしてますます損失が膨らむのでありました。

 株式などの相場をやっていらっしゃる方は、一度や二度はこのような経験をされているのではないでしょうか。バブル時のようにどれを何時買おうが儲かるようなオイシイ思いをされた方は、あの素晴らしい夢をもう一度などと考えておられるのではないでしょうか。大きく儲かった後には、必ず大損をする可能性があります。それは際限のない拡大はありえないからです。しかし、人の夢(欲望)だけは際限なく膨らむことができるようです。ここに大きな落とし穴があるように思います。

 もう一句 「株価をば予測することままならず」

<参考> 「株価予測システム」「株価予測システム-その2」「金融工学って何?