今年は米の転作(減反)のため12アールほど大豆を作付けしておりました。その内の5アールは、自然農法でやってみました。現在取組んでいる方法は、不耕起、自家製堆肥、無農薬、一部除草といったスタイルです。ゆくゆくは無肥料化していこうと思っております。
種蒔きから収穫まで、全て手作業でした。機械を使えば種蒔きも収穫もものの30分も掛らずに終わってしまいますが、種蒔きは延べ2日、収穫は延べ5日掛ってしまいました。未だ乾燥作業が終わっておりませんので、正確に言えば収穫が済んだとはいえないのですが・・・。
収穫作業は、大豆を手刈りして鞘の部分だけ取り除き、唐箕(とうみ)という風力を利用した選別器にかけて、豆殻を吹き飛ばして大豆を取り出します。この一連の作業は結構辛いものがありました。大豆の鞘は結構硬く、ムシロの上から叩いても半分くらいしか弾けてくれませんので、何度も唐箕にかる作業を繰り返さなければなりません。脱穀機を使えば短時間で済むのでしょうが、我が家にはありませんので仕方ありません。それと埃というか、大豆の鞘の細かい粉末が舞い散りますので、全身埃まみれになってしまいます。この微粒子が肌に刺さるのか、首筋などがチクチクしてきます。これは米の収穫でも同様ですが、農作業にはつきものの悩みです。
ということで昨日無事収穫作業が終了し、ほっと一息ついているところです。出来栄えは、まあまあといったところでしょうか。病害虫の被害も大したことはありませんでした。エダマメも鱈腹食べることが出来ましたので、とりあえず満足といったところです。
この後、天日乾燥して保存します。乾燥保存していた一昨年の大豆が未だ残っておりますので、自家消費分を除いても相当量の販売が出来そうです。
我が家では、主に豆乳を作ったり、野菜スープの具材として消費しております。豆乳は同時に大量のおからが出来ます。おから自体は好きなのですが、何せ半端な量ではありませんので、忽ち食傷気味になってしまいます。どなたか大豆を大量に消費できるレシピを教えていただけませんでしょうか?
次の画像は、大豆の収穫に使った唐箕(トーミ)です。小豆や蕎麦などの収穫の時にも活躍しております。
