呆れてものも言えません。このドタバタ劇は一体何だったのか?
3大学の関係者はもとより、多くの人を混乱の渦中に巻き込み、一言のお詫びも無く、いけしゃーしゃーと自己を正当化し、あまつさえ大学にとっては良い宣伝になったと暴言を吐くなど大臣にあるまじき言動であると言わざるを得ません。
マスコミ等で今だに、議論に一石を投じたなどと擁護する論調があることは理解に苦しみます。主張している内容が正しければ、何をやっても良いと言うに等しいことでしょうに!
昨日の委員会の様子をテレビ報道で観ただけですが、不認可にした理由を問われて「3校も世間も誤解している。認可も不認可もしていない。」と答弁しておりました。先日の記者会見では、「認可する訳にはいかない」といった表現だったと思います。これを不認可と言わずして何と言うのでしょうか。確かに、書面で不認可の行政処分が通達された訳ではありませんので、その意味では認可も不認可もしていないといった言い訳が通用するのでしょうが、では一体あの記者会見は何だったのでしょうか。言葉の重みを噛みしめて欲しいと思います。
田中大臣に言いたい。教育の質、大学の質を云々する前に、ご自身の質、そして政治家の質を問うことの方が先ではないかと。
参考までに、この問題に関するこのブログでの一連の記事をリンクしておきます。
「野田新改造内閣の顔ぶれ」「とうとうやらかした田中文部科学大臣」「野田内閣絶対絶命?」
また、「許可・認可・特許」で、許認可や行政裁量についての概要を解説しております。